ささやかな備忘録

いつか死ぬ日の僕のために

行ったことのある劇場の感想リスト 改訂版

以前、観劇歴のある劇場に関する感想リストを書いたが、未だにたまにアクセスがあるようなので

ここ2年で訪れたことのある劇場も増えたし、以前は数回しか訪れたことがなかったけど推しが立ったことで通った劇場もあるので、今回はそれらの見え方などの感想を+した記事を改訂版として書いてみようかな、と思う。

(最近かの東京建物ブリリアホールに改修工事が入るというニュースを目にして思い出したのもある。)

 

以前の記事は以下の通り。

appleringo.hatenablog.com

appleringo.hatenablog.com

上の記事で触れている劇場については、追記事項がある場合だけ取り上げて、その他は割愛することとする。

以前と同様に五十音順です。

 

◆あ行

浅草九劇

浅草にある小さな劇場。私が行ったのはリニューアル後だった模様。大きく劇場名の書かれた雰囲気のある建物が素敵だけど、駅からそれなりに歩くので、迷う人は多分迷う。私も友達に招待してもらった公演で連れて行ってもらったから無事だったけど、一人だったら多分迷うと思う。笑

座席は可動式のようで、私が観た作品はセンターステージで3方向に座席が数列ずつ、というような構成だった。1列1列の段差が高く、かつ1つの部屋の中での出来事を描いた作品だったので、丁度部屋の中を上から見下ろすような感じで面白かった。狭い劇場なので、段差の高さの割にこじんまりとした印象を受けるのも面白い。

ただ列ごとの間隔がすごく狭いので、通り抜けるのが大変だった。これは座席の構成によるのかもだけど、劇場が狭いので仕方がないのかも。

 

朝日生命ホール

大阪・淀屋橋にある劇場と言うよりザ・多目的ホールという感じの会場。かなり昔からあるホールらしく、ロビーにも座席にもかなり古さを感じたし、照明の感じも何だか古い。後ろの方はちょっと傾斜があるけど、見やすくはない。前の方はフラットでもっと見辛そうな感じだった。あまり褒める所がない…。

開催の1週間くらい前に急に他俳優がここでやるイベントに推しがゲストで出るよ!と告知されて急いで新幹線手配した思い出。たまたま予定空いてて助かったけど、急すぎる。

 

梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ

界隈でも良く使用されるホールだと思うが、去年初めて行った。(千秋楽だけ観て帰ったので1回だけだけど)

前方ブロックのやや後ろの通路席だったんだけど、しっかりと段差があるのにステージとの距離をすごく近く感じて、とても観やすかった。舞台上の奥行きもしっかりと感じられるから演技のメリハリ的なものもよく感じられた。歌ありの作品だったけど音響も悪くなかったかなと思う。

 

◆か行

紀伊国屋ホール

以前の記事でも書いたけど、ハイパー虚無を観た会場だったためにほぼ記憶から抹消されていたが、一昨年推しが立ったことで前から後ろまで様々な席に座ったので、改めて書き留めておきたい。また、去年の改装後にも訪れる機会があったので、変わった点なども合わせて書いておく。

推しの出演作品の公演があった際はA列潰し、連番以外1席空けだったので今とは違うかもしれないが、ステージがこんじまりとしているので、最前列(当時はB列)に座るとかなり臨場感があった。また、マイクなしがデフォの劇場なので、肉声の響きを感じられるので声の演技に集中して観劇出来るのが嬉しいなぁと思った。(勿論作品によってはマイク使用することもあるとは思うけど)

座席としては傾斜も緩いし千鳥になってないから前の人に被って見辛さはあった。あと改装前は座席が低くて沈むから長時間座るのは結構キツかった。(座布団が配られてた)縦長なので後方は劇場の大きさの割に遠いな~と感じてしまったけど、全体を見るのには観やすかったかも。

改装後は座席が千鳥配置になったので前方もちょっと見やすくなった。(傾斜がないので被ってしまう部分は勿論あるけど)そして座席が程よい硬さで沈まない椅子にリニューアルしたので、休憩なしでも疲れないし、本当に座り心地が良くなって嬉しい。良い改修だった。

 

◆さ行

サンケイホールブリーゼ

以前の記事を書いた時は最前と2階席しか座ったことなかったんだけど(極端)、この2年で中方に入る機会もあったので追記。ブリーゼはF列から段差ありなんだけど、E列前に謎に幅があるので、E列に座った時は前の人被るには被るけどステージ高いしそこまで気にならなかった。それより後ろのF~I列辺りのセンブロに座った時は段差があるのに、千鳥配置じゃないからかちょっと背の高い人が前に来ると全然見えなくなってしまって微妙だった。

あとプレミアムシートという名前で端から2番めの席が来てお前はプレミアムを名乗るなと思ったけど、座ったら前述のセンブロよりずっと見やすくてなんと…という気持ちになった。

最前列はステージが高いので見上げる感じになるけど、すごく臨場感がある。

 

Theater Mixa

サンシャイン通りにオープンした複合施設の中にある劇場。本当はこけら落としで行く予定だったけどコロナ禍で中止になり、最近初めて足を運んだ。

ぎゅっとコンパクトな劇場だけど座席が変わっていて、座ると少し後傾気味の姿勢になり、背もたれに頭まですっぽり隠れるような形になるので、前の人の頭が邪魔ということが殆どなく、かなり見やすい。背もたれが若干硬めなので長時間座ると背中が痛くなる所はある。

初めて行った時は1階後方だったけどステージの端から端までよく見えた。A列1番だった時はまさかの補助椅子でエッ!?と思ったけど見切れることも首が死ぬこともなく快適に見られたし、前方数列目でも前の人で見えない!というストレスのない良い劇場だと思う。

ただ複合施設なので、他のフロアでライブとかをやってると音漏れするようで、朗読劇の静かなターンで絶妙にうるさいみたいな瞬間があったので、そこは改善してほしい。

 

新国立劇場 中劇場

ミュージカルを観に1度だけ行った。2階席の最前列だったので1階席のことはわからないけど、2階席は1階に被る感じの配置なので、遠くないし丁度高さのあるセットの上での演技もあったので、全体を見渡せる感じで見やすかった。オーケストラピットのある公演だったので、2階からだと演奏しているのも見られて面白い。

会場が円形になってて青山円形劇場を思い出す。

 

品川プリンスホテル ステラボール

以前の記事の時は「推しが立ったことがないからあまり行ったことがない」と書いていたけど、この2年で推しが何作品か立ったのもあり、好きなシリーズが急にこの劇場での公演になったこともあり、格段に行く機会が増えたので追記。

横広いし前方のフラットが地獄、且つ公演によって座席配置が変わるので予想が立てづらいと聞いていたので心配していたけど、ステージが結構高いのでフラットの2~4列目でもそこまで見づらいということはなかった。殺陣が多い作品だったりすると最前列はすごく迫力があって見応えがある。ただしセットも高く、ダイナミックな流れに重きを置いた作品だったというのも大きいかも。寝転がるシーンや表情の芝居メインの作品だと辛いかもしれない…。

あと横に広いことの弊害なんだけど、作品によっては前方のステージを外れた機材の前までプレミアムシートで販売したりするので、高いお金出してるのに首が死ぬし見辛いみたいなことが結構起こる。お前はプレミアムシートを名乗るな。なので、私はフラットで見辛いよりも時折首が死ぬっていう印象が強いかも。でも、横に広い分打点が高いので、サイドチェンジがサクセスしやすいっていう利点はある。

でもやっぱり2階席が一番見やすいね…特に今は客席演出も殆どなくてステージが見られれば良いというのがあるので特に。

余談だけど、今月(8月)末で近隣のアンナミラーズが閉店ということで、良くマチソワ間やソワレ後にお茶やご飯をした思い出があるので寂しいところである。つばめグリルしか勝たんになってしまう。

 

◆た行

天王洲 銀河劇場

以前の記事のを書いた時点だと推しが立ったことがない劇場だったので、数回しか行ったことがなかったけど、去年から今年にかけて推しが立つことが多く、主演の作品もあったのでかなり通い詰めて思い入れのある劇場の1つになった。

~H列くらいまで色んな席に入ったけど、D列まではフラットだし、E列以降も数列は段差が緩やかなので、寝転ぶ芝居の時は場所によってはマジで見えない。今はA列は潰しているとはいえ、C列はまだ見えるけど、D列はかなり悲劇。(1回だけ入ってもう入るまいと思った。)  H~J列くらいはかなりストレスなく全体を見渡せるので、観劇という観点だとこの辺が一番向いている席かと思う。

今はB列が最前列だけど、ステージがやや高めなのでB列からでもステージ前方で俯いたキャストの表情とかまで良く見ることが出来てすごく良い。最前センターはかなり快適。この劇場ではたまたま殺陣とかの動きがある作品よりも、細かい心理描写とか関係性に重きを置いた作品を観ることが多いんだけど、表情をじっくり見やすいからそういう作品に向いてるかも、とか思った。

前方のサイドブロックも入ったけど、端に近い席でも首が死ぬとか見辛いとかは特になくて、サイドでも見やすい良い劇場だなぁと思った。斜めから見るからフラット席だとセンブロより逆に見やすいということもあったりした。

あと所謂サイドシートも最前列だけ座ったことがあって、ステージのセットに左右されるとは思うけど、見切れる所がほとんどなくてかなり見やすかったので驚いた。見えないかも…と思ってた自分側のステージ上部の捌け口での演技もよく見えて安心。その時がライブパート有りの舞台で、丁度曲中で推しの立ち位置付近のサイドだったので、真っ先にうちわ見つけてファンサしてくれてすごく良い思い出になった。そういうのが分かってる場合だとかなり美味しい席だと思う。

最近あまり2階席は入ってないけど、2階も全体を見渡すのにはめちゃくちゃ良い席。

余談だけど、推しは前から銀劇を憧れの劇場として挙げていて、銀劇に立つことが出来て、且つ主演として真ん中に立てたことをすごく嬉しいと語っていて、私もすごく思い入れのある劇場になったので、とても嬉しかった。

 

◆な行

ニッショーホール(旧ヤクルトホール)

以前の記事の通り、旧ニッショーには行ったことあったんだけど、いつの間にか知らないホールがニッショーホールを名乗っていた。最近イベントで行く用事があって調べたら、全く違う所にあって驚いた。日本消防会館が建替えで閉館したので代わりにヤクルトホールが名前を変えて一時的にニッショーホールとして運営しているということらしいが、HPにちょこっと書いてあるだけなので、知らずに旧ニッショーに向かってしまうなんてこともありそう…。

そんな新ニッショー(仮)は、ステージ中央に取り外し不可の謎の花道がある。花道を使う公演なんて限られてるし、邪魔になることの方が多そう…。私が行った時は(多分フラットで見辛いからだと思うが)花道の周りには客を入れておらず、他のホールだと前方の良席になる部分がかなり削られていて前方はサイドしかないので、前で見たい人には辛い会場かも。私が行った時は丁度花道正面の段差席で、段差も付いてて前の人との被りもあまり気にならなかったので、一番見やすいのはその辺だろうなと思った。

 

日本橋公会堂

水天宮前付近にあるこじんまりとしたホール。開館から20数年経つのでロビーはやや古い印象を受けるけど、建物はすごく立派だし、会場内は恐らく改修などしていると思うので、内装も座席もすごく綺麗。

私が行った時はイベントで1席空け且つ2列目だったので、見やすさの良し悪しを判断できないのだけど、ステージがそれなりに高くて2列目以降傾斜があったので真ん中あたりで人が入っても結構見えると思う。歌舞伎の公演をやることもあるようで、花道が作れるようにもなっているらしい。まあこちらの界隈の舞台ではあまり使用しない会場だとは思う。

余談だけど、明治座まで歩いて10分ちょっとで行ける。

 

◆は行

ぴあアリーナMM

劇場でもホールでもないんだけど、この界隈のライブイベントでよく使われる会場なので取り上げておこうと思う。2020年に出来たばかりの大型音楽アリーナ。東京・神奈川には他にも音楽系の箱が沢山あるけど、微妙にキャパが小さかったり音響・照明が舞台作品向けでないことも多く、ぴあアリは2.5次元系舞台のライブイベントですごく重宝されているんだと思う。

1万人規模なので、普段劇場やライブハウスに慣れ親しんでると入った時やっぱりシンプルに「デカ」と思う。アリーナは所謂アリーナなので後ろの方は埋もれて見辛いとは思うけど、そこはもうどこの会場も同じなので仕方がない。大きな花道が組まれることも多いので、当たり席は結構前から後ろまであると思う。花道の横の席だった時は最高だった。

2階席は上の方でもそこまで遠くなく、そこまで上から見下ろす感じにはならないので逆に細かなパフォーマンスとかはかなり見やすいと思う。音の跳ね返りも少ないし、台詞もくっきり聞こえるので音響も悪くないと思う。3階4階は入ったことないのでわからない…すみません。

 

一ツ橋ホール

ザ・多目的ホール その2。ロビーはそんな感じしないけど、入るとめちゃくちゃ広くて結構驚く(802席)。

座席は、前数列はフラットで、その後ろは一応傾斜が付いてるけどかなり緩やかなので、真ん中あたりの席でも前の人に被ってステージ下部がかなり隠れてしまう。行ったのがトークイベントだったので、キャストが座ってたりするとかなり見えなくて辛かった。

 

◆ま行

明治座

幾度の建替えを経ている、歴史ある劇場。(今調べたらめちゃくちゃ焼失していて驚いた。)入り口・ロビー・会場内も重圧感があって観劇に来た!感をとても感じられてワクワクする劇場。ただ5列目まではフラットで舞台もそこまで高くないので、かなり被ってしまうので場所によっては結構見辛い。でも客席と舞台が近いのでステージの後方のキャストの表情もじっくり見られるのは嬉しいかな。椅子も長時間座ってもそこまで疲れないので悪くない。10列目くらいだと傾斜があるし、遠くもないので見やすいと思う。私は主に年末恒例のアレ*1で行ったんだけど、前方だけでなく、10列目くらいもうちわもめちゃくちゃ見つけてもらえたので嬉しかった。

2階席は一回しか入ったことなくて、確か左?に入ったんだけど、S席だったのに舞台袖寄りが酷いくらい見切れてて、お前はS席を名乗るな。舞台にすごく近くはあるので、推しがうちわ見つけてくれて嬉しかったくらいしか良いことなかった。

あと、フライングのセットがあるので、色んな人が飛ぶので楽しい。鳩とか。

 

◆や行

よみうり大手町ホール

読売新聞ビルにあるホール。出来てから10年も立っていないので、ロビーも劇場内もすごく綺麗で明るい。劇場の壁が木が編まれたような独特の模様になっていて、印象に残っている。4列目から段差があるんだけど緩やかだし、ステージが低めなので前方は前の人の頭がちょっと被る。あと10列目くらいでも意外とステージが遠いなぁという印象を持った。(段差がつくから見やすくはある。)

ロビーは広いので、のんびりしやすいし、退場もエスカレーター1本道の割にスムーズだった。観劇するという観点だとこれといった特筆点はないけど、悪くはないかな~という印象の劇場。

余談だけど、周りがオフィス街なので、土日マチソワ間とかにお茶しようとか思うと店が割とやってない。友達と二人で彷徨った果てに近隣のチョコレート屋さんでチョコドリンク飲んだ。

 

よみうりホール

ビックカメラの上に急に現れる劇場。上述のよみうり大手町ホールとは打って変わって50年以上の歴史のあるホール。古いけど綺麗にしてあるし、椅子も悪くなかったので、居心地は悪くなかった。客席が丸く、2階席が1階席と地続きになっていて2階席の左・右の最前列は、1階の最前列とほぼ同じ位置…という面白い形になっている。

私が座ったのはH~J列というほぼ真ん中列のセンブロ且つ1席空けだったので、傾斜もあってすごく見やすかった。丸い客席に合わせてステージも上下が少し客席側に湾曲してるんだけど、ショークラブが舞台の作品だったので、ショーパートで客席を煽るのに上下に広がれるから丁度良さそうだった。笑

 

大体こんな感じかな?こうして振り返ってみると、自粛期間もあったのに結構色々な劇場に訪れる機会があったんだな~としみじみ思った。あと、運営のプレミアムシートとS席判定甘いのだけはやっぱりどうにかしてほしい…。

もし数年後に訪れた場所が沢山増えたら、また書き留めたいなと思う。

*1:る・のアレ