現場納めて年末に1年の観劇総括!みたいなのって書いたことないし、今年は筆が乗って色々感想を書けたのもあり、それも書いてみようかと思っている。
そもそも、初めは推しが誰なのか特定されたくなくて、総覧出来るような記事を書かなかったんだけど、もうこれだけ感想書いてたらバレバレだから別に良いか…みたいな気持ちになり。そして、普段感想を書いているTwitterも永遠じゃないんだな~……というのを最近強く実感したこともあり、ここに感想を書き留めていない作品もあることから、数年遡って書いてみようかな~と考えた。(はてなも別に永遠ではないのですが…)
推しの出演作品以外に何を観劇したか大分曖昧な記憶のものもあるので、確認すべく、すぐに手帳を引っ張り出せたのが2019年までだったので、ひとまず2019年から今年まで順番に総括の記事を書いていこうと思う。イベント系は基本的には省く。
- 『ミュージカル「スタミュ」SHUFFLE REVUE』
- 『キューティー・ブロンド』
- おぼんろ公演『ビョードロ』
- 『浪漫活劇譚「艶漢」第3夜』
- 『DYNAMIC CHORD the STAGE』
- 『ミュージカル「スタミュ」スピンオフ「Caribbean Groove」』
- 『最遊記歌劇伝-Darkness-』
- 『school stage「ここはグリーン・ウッド」』
- 『舞台「刀剣乱舞」慈伝』
- 『ミュージカル「スタミュ」3rd season』
- 第27班『潜狂』
- ★11~12月
- 『舞台「刀剣乱舞」維伝 朧の志士たち』
- 『勇者セイヤン(真)』
- 『脳内クラッシュ演劇「Dramatical Murder」』
★1~2月
『ミュージカル「スタミュ」SHUFFLE REVUE』
EXシアターROPPONGI、京都劇場、森ノ宮ピロティホール
「スタミュミュ」は初演から観ていて、これはスピンオフみたいな作品だったんだけど、よくオッケーが出たな!?みたいな破茶滅茶な脚本で毎回大笑いした記憶がある。辰己の脳内の想像を実際にキャラクターが演じる話だったんだけど、ただでさえキャラの濃い面々が更に濃く味付けされていて、2時間ドラマあるあるを詰め込んだストーリーは印象的だった。最後にライバル旅館の女将の辰己がホテルマンの星谷を切り捨てるシーンがあって、最初は包丁だったのが東京楽から急に日本刀になったのに本当に大笑いした。あと杉江大志のアドリブが光りすぎ。
ショーパートは次々と劇中曲のアレンジが披露されてすごく楽しかった。推しのソロ曲ダンスがすごく多くて、キレのあるダンスが映えるフリでカッコよかった~!チーム柊のトリオ新曲、ダンスがストリート感があって荒っぽくていい子に纏まりすぎてない感じなのに、ダンスが揃ってるのがチーム柊っぽくてカッコよかった。
客降りもあって、初日中通路で推しが急に横に曲がってきて今曲がるんだ!?って思いながらハイタッチしてもらった記憶。あと京都は最初行くつもりがなくて、2日前くらいに楽しいから行っちゃおう♪って交通とチケット手配して観に行った。ゲストの鳳先輩のターンも楽しかったし、通路席譲ってもらえてキャストみんな通って嬉しかったな~という記憶がある。友達も一緒で楽しかったし、行ってよかったなぁと思う。
『キューティー・ブロンド』
シアタークリエ
昔、友達がミュージカルでやっていて、曲が凄く良くて(主演の子が上手かったのもあったけど)また観たいな~~と思ってたら平方さんが出るというので観に行った。(平方さんの歌が好き)女性が好きなものを自分の武器にしながら戦うというストーリーがそもそもすごく好きなので、観ている間も観終わったあともすごく爽やかな気持ちになった。エル役が神田沙也加さんだったんだけど、本当にキュートで芯が強くて頭の回転が速いエルを演じきっていて、見ているだけですご~く元気が出た。元基さんのエメットも優しげな歌声がぴったりだった。
沙也加さんで再演があったらまた観たかったなぁと思っていた。叶わない夢になってしまったけど…。
おぼんろ公演『ビョードロ』
久しぶりのおぼんろだった。いつも通りおとぎ話のような幻想的な世界観と演出で美しいという言葉がよく似合う作品だった。でも末原さんのお話は基本的にはハッピーエンドではないので…今作も、すれ違いとままならなさに溢れた切ないラストでボロボロに泣いた。黒沢ともよさん演じる愛娘を父が誤って殺してしまうシーンでガチ泣きした。わかばやしめぐみさんのビョードロがすごく可愛くて無邪気で魅力的だったな~だからこそ背負っている運命の切なさが際立っていた。
★4月
『浪漫活劇譚「艶漢」第3夜』
シアターサンモール
艶漢は歌謡倶楽部の初演から行っていて(浪漫の初演だけ生で観ていない)、いつも素敵なセットでお話を丁寧にじっくり描いてくれるのが嬉しい。ほさかよう演出が好きというのもあり。3夜は東雲が満を持して登場で、キャストが王子だったの驚いたけど、冷酷!鬼!無表情!の三拍子を体現するような冷たいお芝居が凄く良かった。推しが2夜以上に俊敏でキレがあるのに加えてしなやかさのある殺陣を見せてくれて嬉しかった~。詩郎と安里が実際には同じ場にいないけれど、二人の間に強い繋がりがあることをお互いの武器を使うのを見せることで象徴的に描くシーンがあって、そこがすごく上手いな~と思った記憶がある。詩郎と光路郎が最後にほっぺた引っ張り合って二人で笑い合うシーンが日に日に人間らしくなる所、さよなら、巡査殿って言う前の泣きそうな声の詩郎の震えた感じがすごく切なくて、好きなシーンでした。
初日が最前で、2夜より過激な脱ぎがあったのでどうして良いのかわからなかったのを覚えている(?)次の日から着物が追加されてて笑ったのも覚えている。笑 あと目の前に刀飛んできた日があった。
あと当時には珍しく、推しが感極まって泣いていたのが印象に残っている。(隣で末原さんが茶化すので余計に泣くという。笑)私はこの人のこういうひねくれてなくて素直な所、役にまっすぐ向き合える所が好きなんだなぁ、と思った。
★5~6月
『DYNAMIC CHORD the STAGE』
ぴあポイントで観に行った。ダイナーは過激なイメージの作品だったので舞台化、大丈夫?な気持ちで観に行ったんだけど、観終わって違うベクトルで大丈夫??という気持ちになった。なんでこの手の作品って内容が無いよう…になってしまうんだろうか。キャストが実際に楽器を練習して披露するパートがあったのはすごいな…と素直に思った。経験者ではないのに人前で披露できるレベルに演奏出来るようになっているというのは裏にすごい努力があったのだと思うので…。
『ミュージカル「スタミュ」スピンオフ「Caribbean Groove」』
2018年にあったレビューの本公演。レビューも行ったけど、本公演は全通した。本当に元のある作品のスピンオフか?というくらい話も衣装も演出もゴリゴリに作り込まれていて驚いたし、面白かった。それぞれのキャラクターの掘り下げがしっかり歌に入れ込まれていて見ごたえも聞き応えもあった。最初のWILD CROWNが演出含めて本当~に好きだった。そして推しのソロ曲があんなにドラマチックに作り込まれていると思っていなくて、釘付けだったの覚えている。表情を近くで見てたら本当に切なくて凛々しくてすごく良かったのが印象的。
個人的には終盤でクリスとアルベールが丘で歌うシーンが好きで、千秋楽でアルベールに話しかける時点でちょっと泣きそうになっていて、歌も最後の一人のパートで彼を思う優しさと一緒に行こうと言えない切なさが現れていてすごく良かった。例えばティエラとの喧嘩でムッとしてたり、剣振いながら褒めて欲しそうにしてたり、無邪気にジョバンニに抱きついたり、レビューの時よりクリスは生意気でやんちゃな子なんだなぁと感じられるように掘りさげられてたのが印象的だった。
ショーパートもずっとキラキラしていて、楽しかったな~という思い出しかない。衣装付きスターオブスター嬉しかったね!最後の決めポーズへの手のフリがすごく好きで…。
高野くんがこの公演で卒業で、千秋楽のファンタスティックレビューで推しがあきらくんの髪くしゃくしゃってしたり、皆でぎゅーっと抱き締めてたのがグッと来たし、北川くんの男泣き、ずっと覚えてる。高野くんがサイレント卒業の話し始めた時は爆笑したけど。笑
全然関係ないのだけど、お手洗いに並んでいたら後ろのお姉さんが頭のリボンが曲がっていますよって直してくれて、マリみてだ…*1ってなった。(ありがとうございました)
『最遊記歌劇伝-Darkness-』
ヒューリックホール東京
待ってた…4年…待ってた…。私は原作を人生のバイブルだと思っているくらい大好きで、歌劇伝は-God Child-から生で観ているのだけど、-Reload-でシルエットが出た後ずっと続報なしだったからヘイゼル編が決まった時本当に嬉しかったな。Darknessは代打でさいねいさんが再出演ということで、さいねい八戒生で見るのは初めてだったんだけど、不器用な真面目さがにじみ出ているような話し方が凄く良かった。藤原八戒も大好きだけど、また違った雰囲気があって。法月ヘイゼルも本当にひょうきんでちょっと嫌なヤツな部分が表情や動きからすごく感じられてとても良かった。法ちゃん、歌がうまいよ…。
歌劇伝は曲の使われ方が本当に考えられていて好きなんだけど、異聞を観に行った時にすごく好きだった「回顧」を、歌詞を少しだけアレンジして三蔵一行が歌っていたんだけど、異聞を観た時には全く思わなかったのに、本当に4人の過去にピッタリとはまっていて本当に驚いた記憶がある。
ラストのしんどいシーンの悟空の俺は、いいや、のセリフをしっかり演出で重ねて入れてくれていてしっかりしんどくて辛かったです。(褒めている) これを乗り越えないと次には進めないので…。
★7月
『school stage「ここはグリーン・ウッド」』
銀河劇場
元々原作が大好きな作品が令和の今舞台化!?(確かドラマ化の時に舞台化は一回ポシャってるはず)ということで非常に驚いたんだけど、ほさか脚本・演出ということで信頼しかなくて観に行った。良すぎてチケット増やして2回目も登校してしまった。
原作序盤がテンポよく描かれていて、ドタバタ感の演出がすごく上手かった。そして小西くんの蓮川一也があまりにも蓮川一也でちょっと、いやかなり感激してしまった。ピュアで生意気であ~~~そうそうそれだよ!!が止まらない。蓮川兄、忍姉の変態っぷりも上手すぎる。ほさかさんはなんであんなに変態の演出が上手いんだろう?笑
忍のシーンで原作のゲームパロの部分とかも使ってくれて本当にもう原作のオタク歓喜すぎた…。是非次回作で雨宿りと愛は勝つをお願いします。小西くんのすかちゃんの俺がついてるよが聞きたいです。
★8~9月
『舞台「刀剣乱舞」慈伝』
品川ステラボール
大千秋楽来ない?と誘われて観劇した初めての刀ステ。刀剣乱舞ミリしらだったんだけど、ドタバタコメディだったので楽しく観られた。バサァでめちゃくちゃ笑った。そして最後の特報の声を聞いて??となり、その後の発表で??そんなことある??となった。戦いの始まりであった。
『ミュージカル「スタミュ」3rd season』
EXシアターROPPONGI、森ノ宮ピロティホール
キャス変後・オリジナルストーリーということでどうなるものかと思っていたけれど、楽しく観られたスタミュミュ本編3作目。修学旅行の話ということで、いつも以上にドタバタで日替わりも多めで毎回笑わせてもらった。
囚われたチーム鳳の目覚めのシーンと、三文芝居でパーティーに潜入しようとする辰己申渡コンビのシーンが大好きすぎる。実際にたこ焼き食べさせられてたのは爆笑だった。あといつの日かわかんないけど、緊張してきちゃった~那雪のやつまた上がってるよ~っていう会話に対してそっか~下がっとこ!って声かける星谷が死ぬほど面白かった。
話が進むにつれてどんどんアレックスがただの高飛車な人間じゃなくて、全てを掛けているから本気で、妥協できないからキツくなってるだけだというのが徐々に判明して、本気を見せた面々を信頼できるようになって、最後に星谷に、未来のスターって声をかけるシーンもすごく好きだった。
大楽で最前引けてすごく嬉しかったな。全員曲のダンスの推しのターンがすごく好きで、近くで見られて嬉しかった。あと、東京のカテコでピッと買えるリピチケを引きずられる推しと、大楽のカテコで北川くんが「スタミュ好きすぎて「いい」って言葉しか出てこないです~!」っていう語彙力を失ったオタクみたいなこと言ってるのに超笑った。
第27班『潜狂』
三鷹市芸術文化センター
久しぶりの小劇場っぽい作品。自分の選択とそれによって生まれる後悔を綺麗事なしで描いた群像劇だと感じた。実際に楽器演奏が出来るキャストが集められていて、ラストにそれぞれがどうにも出来ないいつかの後悔を胸に、それを吐き出すように、それぞれ別の場所にいながら同じ曲を演奏するのが印象的だった。音楽に救いを求めている人が沢山出てくるけれど、みんな音楽では救われない物語だったな…。
セットの後ろの照明に、小説のようにモノローグの文章が映し出されるのも印象的だった。
★11~12月
『舞台「刀剣乱舞」維伝 朧の志士たち』
TOKYO DOME CITY HALL、赤坂ACTシアター、(福岡サンパレスホール)
未だに人生で一番通った作品記録タイ。少しだけ過去作を齧って行ったくらいだったけど、これまでとやや毛色の違う作品だったから、これだけ観てもすごく面白かった。「斬りたいわけじゃねえんだよ」とラストの「未来の日の本はええ国か」「ああ」のシーンで毎回泣いた。先日劇場編集版も観てきたんだけど、本当に殺陣すごかったな~と改めて思っていた。推しのソロ殺陣の十人斬り!が素早くてキレがあってカッコよくて大好きだった。あと以蔵と背中合わせで戦うシーンも大好き。
途中で終わっちゃってるけど、詳しくは下の記事で
『勇者セイヤン(真)』
全労済ホール
多分招待で行ったんだけど、観たっけ?みたいなくらいあまり印象に残っていない(笑)ゲームの世界の話だったと思うんだけど、笑いの小ネタみたいなのがことごとく自分の好みにヒットしなくてちょっと退屈だった記憶がある。小劇場っぽいのって大好きなはずなんだけど、物によるんだなって…。
『脳内クラッシュ演劇「Dramatical Murder」』
品川ステラボール
来年再演が決まったドマステ。原作が好きな友達と一緒に観に行った。観たのはノイズ√で、ノイズ役の富園くんの若々しさとノイズの生意気っぷりが上手く合っていて可愛かった。富園くんめっちゃダンスキレキレで見惚れちゃった。ただ、ノベルゲーム原作という以上仕方がない部分があるんだけど、蒼葉が一通り全部ひとりで説明するのが若干間延びした感が否めないなぁと思っていたので再演では改善してほしいなぁと思っている。(スプステはその辺りすごくうまい具合に先生へ振り分けていて良かったので)
観劇後暫く身内間で暗喩ダンスという言葉が流行った。笑
書き出したらこれで1年なんだ!というくらい色々観劇していて驚いた。書きながら当時のことなどを思い出してなんだか懐かしい気持ちになった。
こうしてまとめて書いておくと、またいつか見返した時に懐かしめて良いな、と思った。
出来れば年が明けるまでに今年の分まで書き終えたいと思う。(頑張ります笑)
*1:タイが、曲がっていてよ。