ささやかな備忘録

いつか死ぬ日の僕のために

観劇総括【2020年編】

前記事に引き続き観劇総括2020年編。2020年はコロナの影響で3月以降は興行がストップしてしまったし、再開後も数はそこまで多くなかったので、他の年に比べると総数は少なめかなと思っていたけど、書き出したら別にそんなことはなかった。(推しの出演作品が少なかったんだなと思った)

 

★1月

・『舞台「刀剣乱舞」維伝 朧の志士たち』

TOKYO DOME CITY HALL)、赤坂ACTシアター福岡サンパレスホール

2019年から引き続きなので詳細は前の記事をご参照くださいという感じなのだけど、1月に観劇した分で印象的なのは徹夜で修論を仕上げて提出したあと、当日券行っちゃおうかな♪みたいな気持ちで向かったら最前が当たってしまい、前にも書いたソロの殺陣を間近で見られてすごく嬉しかった~というのを良く覚えている。

大楽は初めての福岡で、全体を見渡せる席から楽を見守れて嬉しかったな。

 

・『デスノート THE MUSICAL』

東京建物ブリリアホール

招待で3階席に入ったんだけど、内容よりも舞台が見えなさすぎてそれがすごく印象に残っていて…。笑 目の前にバーがあって舞台の真ん中が見えない&花道の前方にキャスト出てくると見えないという致命的な席だった…。最近改装入って少し良くなったようだけど…。

原作のデスノは少し齧っている位だけど、それでもあれっ月とLってこんなキャラクターだったっけ?というくらい大胆にアレンジされていたように思った。綺麗にまとまっていたので舞台作品としては面白かった。村井ライトはちょっといい人そうすぎる感じがしたので、あのラストはアリだったのかも…。笑

一番印象に残っているのは月 VS Lのテニスバトルシーン。妙にテニスラケットを振り慣れている村井良大をこんなところで見られると思っていなくてめちゃくちゃ面白かった。帰り道に前を行く女性が「宍戸じゃーん」って言っててめちゃくちゃ笑い堪えた。

 

・『私のホストちゃん THE LAST LIVE』

日本青年館

ホストちゃんには縁がなかったので、本当に何もわからないまま行って、松岡充、年を取らないな…と思いながら帰ってきた(?) 楽曲が次々に披露されたので楽しく聞いていたけれど、基本的にはやっぱり何もわからなかった。

 

・『ウエアハウス-double-』

新国立劇場 小劇場

平野良小林且弥の二人芝居。センターステージで、周りの扉から2人が入ってくるので、本当に2人がいる教会の部屋を外から覗いているような気持ちで見ることが出来た。

初めは何か違和感はあるけど淡々とした会話劇だなと思って観ていたんだけど、ヒガシヤマ(平野)の熱い暗唱の熱に引っ張られるように、会話の中で突然ルイケ(小林)の激情が感じられる部分が所々に出てきて、最終的には淡々とした部分を激情の方が圧倒するので、ラストに向かうにつれてすごくゾクッとするお芝居だった。一定のラインの上を滑らかに会話劇で進んでると思ったら。突然激情にぶち当たってそれが大きくなっていく…というような。物語の中に出てくる用語や人物は難しかったけれど、面白かった。

 

★2月

・朗読劇『青空』

俳優座劇場

以前も推しが出ていて観に行った作品なんだけど、その時は若手キャストメインで、子の回はベテランキャストが多かったのでまた違った雰囲気で面白かった。

ヤマトの純粋さが本当に眩しくて、それ故の残酷さがすごく切ない。

好きなシーンは、ヤマトが川原でムギに話し掛けながら歩いてるシーン。ムギを手放せと言われて、きっと色んなことが頭をぐるぐる回ってるんだろうなぁと思えて切なくて結構好き。前は男性キャストがムギをやっていたのも好きだったんだけど、この回は女性キャストが演じていて、ニュアンスがまた違うから比べると面白いなと思った。ムギはかわいい。

 

・『最遊記歌劇伝-Oasis-』

紀伊国屋サザンシアター

三蔵不在のヘイゼル編第2部。私は原作ヘイゼル編でもオアシスのパートが一番好きで、入れてほしいと思っていたシーンは一通り入れてくれていたので本当に嬉しかった。三浦香さんへの信頼感。

村田さんの少女、正直発表時はどうなんだろうかと思っていたんだけど、可愛くて、凛々しくて、すごく"少女"だった。悟空との微妙な距離感が舞台でも会話のもだもだとか距離の演出からすごく伝わってきて、しっかりと今回の彼の成長の礎になっていたと思う。最後の馬車のシーンもどう演出してくださるのかと思っていたら、すごくドラマティックに描いてくださってとても嬉しかった。少女の表情は見えるけど、悟空の表情が見えないのがすごく良くて…。そしてまさか恋の火鍋っこテーマ曲があんなに素敵に2人の歌(「Over」)になるとは思わず…大好きな曲になった。

あと、この作品で悟空が椎名鯛造で良かった~~!を本当に本当に感じた。

 

・舞台『浪漫活劇譚「艶漢」第四夜』

シアターサンモール

水劇編の大胆アレンジな第4夜。結構毎日通った。水劇をどう表現するんだろうかと思っていたら、薄幕と高さのあるセットで泳いでいるように見せていてすごく良かった。会話劇メインなので水劇女優陣のいざこざが繰り広げられつつじりじりとラストに向かって盛り上がっていくのも面白かったな。花魚の芯の強い感じがすきです。

3夜は詩郎と安里の関係性がメインだと思っているんだけど、4夜は詩郎と光路郎の関係性がメインだったのも嬉しかった。途中何度かぶつかる所もあったけど、詩郎が自分の意思で光路郎に刃を向けるシーンがあるけど、あの時に手が震えてて、泣きそうな表情なのが第三夜あたりで大きく見えてきた詩郎の心の変化が凄く良く見えるシーンでグッと来てしまった。ラストで詩郎が光路郎に「勝手にどっかに行ったりしやせん」って言う時、初めの頃は笑顔で言ってたのに、終盤は光路郎を真っ直ぐ見つめて真面目な表情で言ってるのがすごく良くて、光路郎もちょっと震えてて間があったりして、心の近づく音がするのが良いなって…思っていた。

あと、戦闘シーンの殺陣が今回は魅せる殺陣になっていて、すごく綺麗だなと思っていた。刀をくるくる回すのがすごく好き。安里(安里ではない)との戦いの時の、詩郎と安里の殺陣のキメの表情好きすぎるし、やっぱり前より止まる所がピタッと綺麗に止まるのがいいなーって見てた。詩郎が戦闘のシーンで本気になった時にニヤッと笑うのが狂気的で本当に好きで、でもキレると目を細めて冷たく怒るのも好き。「楽に死ねると思うなよ」が好きすぎた。

でもほさかさん、原作で生きてるキャラクターを尽く殺すのだけはやめてください。笑

丁度コロナ禍が始まる時期だったけど、千秋楽まで無事に出来て良かったと思う…。

 

 

・舞台『KING OF PRISM -Shiny Rose Stars-』

TOKYO DOME CITY HALL

初ブタキン!エィスくんがいるというので推しがいる友達と観に行った。ジョージとエィスの漫才を目の前で見られて良かった。

どうやっても舞台でプリズムジャンプを表現するというのがかなり難しいので、パフォーマンス的にはそこまで面白さは感じなかったんだけど、生JOKER KISS!が聞けて嬉しかったし、久しぶりに生マジヤッベーチョースッゲー聞けたからそれだけで最高!の気持ちになってしまいました。(筆者はプリパラが好きです) あとお風呂のシーンへのあの熱意は一体…。 通路席だったのに客降りでエィスも友達の推しも2人とも逆に行ってしまい落ち込んだのもいい思い出。(?)

艶漢の休演日に入れたので、服を脱ぐ男の舞台の間に服を脱ぐ男の舞台になってしまい、何観てるんだろう…の気持ちにちょっとだけなった。完走できなかったのは悔しかったよね…。

 

★3月

・TRASH MASTERS『対岸の絢爛』

下北沢駅前劇場

観に行ったら若者が皆無で驚いた。社会派の劇団なので、本作もIRの誘致への反対・賛成の論議というシーンがメインの政治に寄った内容だったんだけど、それを描くために、他に2つの時代、場所で交わされる政治的な問題と家族の関係を交互に描くことで、日本の政治問題の不変(いい意味でも、悪い意味でも)を強調しているのかな、と思った。1人の役者さんが3つの時代で違う役を兼任しているので、繋がりがあるようで、ない…みたいなニュアンスも面白かった。とはいえ政治経済に弱々の私には難しかったけれど…。

 

・GHETTOプロデュース『死神は桜の下で舞う』

新宿シアターブラッツ

コロナ禍で色々ストップする前最後の観劇がこの作品だった。連れられて服部武雄くんをよく観に行っていた時期があって、この作品のあらすじを読んだ時に面白そうだったので、久しぶりに観に行った。

小さい劇場なのにすごく奥行きのあるセットで、色んな場所を行ったり来たり走り回りながら事件を解決していくこの作品の、世界の広がりにぴったりだった。新宿でなんでも屋を営む2人の男の前に死神が現れて、自分の死体を探してほしいと依頼する…というのが始まりなんだけど、土台がしっかりした謎解きものだったので最後までじっくり集中して楽しめた。女性陣もみなさん表情のお芝居がすごく魅力的で、憎しみとか悲しみ、清々しさとかがすごくよく伝わってきたのが印象的。すごく面白かった。初っ端から武雄くんが女装して出てきたので驚いたけど。笑

 

★7月

・舞台『死神遣いの事件帖-鎮魂侠曲-』

池袋サンシャイン劇場

コロナ禍で興行がストップした期間を経て、初めに観劇した作品。劇場で推しのお芝居が観られる!ってだけで本当に胸がいっぱいだった。一言で言えば王道勧善懲悪なお話なんだけど、何度も観れば見るほど見せ場や注目ポイントを押さえてじっくり観られるので面白い!という気持ちが増えていく作品だった。あと十蘭、可愛すぎる。

詳しくは下の記事にて。

appleringo.hatenablog.com

★10~11月

・舞台『ヒプノシスマイク Rule the stage track.3』

TOKYO DOME CITY HALL

推しディビジョンが登場ということで初ヒプステ観劇だった。開幕して一番感じたのが荒牧慶彦、役者だな…だった。自分の中で簓とイメージが噛み合わなくて本当に?と思いながら観に行ったんだけど、表情も喋り方も完璧に簓だったので…この人はキャラクター表現が上手いんだなぁと思った。

私はナゴヤディビジョンの空却くんが好きなんだけど、廣野空却は空却くんの破天荒な部分だけじゃなくて、達観していて意外にも大人びている部分をしっかり拾って演技に組み込んでくれていたのが嬉しかった。空却くんがハルの話をそっと寄り添うように聞いてあげるシーンがあるんだけど、そこの「言えよ」が優しく諭すような感じで解釈の一致だったのを覚えている。あと別れ際に振り向かず手だけ上げるのも。

あと青柳塁斗さん、大昔にまだ細かった頃に小劇場で見たことがあって、ムキムキになってから初めて生で見たんだけど、すごい強そうだった!!!(?)

2回目が最前だったんだけど、十四くんに煽られて急に会場がE.L.Lになって笑った。

 

・ミュージカル『ローマの休日

帝国劇場

私は定期的に加藤和樹平方元基の歌が聞きたくなるタイプで(?)そろそろ何かのミュージカルで歌聴きたいなと思った時に公演していたのがこの作品だった。ただこちらの作品、加藤平方がWキャストでどっちかしか観られない…ということで悩んだ結果加藤ブラッドレーの回にした。結果、加藤和樹の悪い男サイコ~!という気持ちになったので、加藤ブラッドレーを選んで良かった。アン王女に振り回されて結局ほだされてしまうのに不覚にもキュンとしてしまった。最後の別れのシーン本当に良かった。太田アーヴィングのおちゃらけ感もすごくいい味を出してたな~。土屋太鳳さんは正直歌は…って感じだなぁと思った。でもとてもチャーミングで可愛かったです。

 

・『LIVEミュージカル演劇「チャージマン研」R-2』

新宿FACE

友達の推しが出ていて初演も行ったので、折角だから続編も観に行った。初演ほどのインパクトはなかったけど、途中から見覚えのある展開なのにご時世に即したアレンジになってたのは笑った。キャロンちゃんが相変わらず可愛くて、それだけで元が取れる。

 

・舞台『魔法使いの嫁

紀伊国屋ホール、サンケイホールブリーゼ

推しが出演するということで、原作未読のまま観に行った。演出がすごく綺麗で、ファンタジーを肌で感じるというような雰囲気なのが良かった。チセが妖精に誘われて夜の森に出かけるシーンで沢山の"見えないもの"が蠢く様子を他のキャストが黒子で手の動きで表現していたり、猫の国の猫をワイヤー製の猫の模型をキャストが動かして表現したりと演劇らしい表現が沢山あって嬉しかった。後方から見て花畑がサーッと消えるシーンで青の照明が線になって消えていくのもすごく幻想的で素敵だなと思った。安っぽくなくて、粗がない感じの演出だったなぁと思う。推しも黒子で出てくるシーンが沢山あったんだけど、歩き方で秒でわかるのが面白かった。笑 本役は決して出番が多い方ではなかったのだけど、平気でむごいことを人に吹き込むんだけど本人は悪いことをしている自覚がないという、すごく静かな狂気を感じる役で新鮮だった。人に悪いこと吹き込んだあとに無邪気に笑うのが可愛いけど怖すぎた…。あと兼役で花の妖精みたいなのを演じてて、衣装どうなってるのかなぁ…と思ってトークのときに聞いたら、スタッフさんがやってくれるので気づいたらああなっているので良くわからない…と言っていて笑った。個人的に初日と大楽で最前入れたのも良い思い出。ただ、途中あまり起伏のない話なので少し退屈に思ってしまった部分はあった。(これはストーリーの好みの問題なので仕方がない) あと座席の割振りが何故か当日で、その方法を前日発表したりと運営に対してすごく疑問な部分が多くて、この先あんまり関わりたくないなぁと思ったのを覚えている。改善してほしい。

 

・『Oh My Diner』

品川ステラボール

三浦香さんのオリジナル作品が大好きだ~~!!という気持ちでいっぱいになった、めちゃくちゃ楽しかった作品。カラフルで可愛いセットで繰り広げられる濃ゆい面々の噛み合っているようで噛み合っていない掛け合いと、披露されるオールディーズの組み合わせが最高だった。

詳しくは下の記事にて。

appleringo.hatenablog.com

★12月

・舞台『HELI-X』

紀伊国屋サザンシアター

毛利脚本×西田演出の新プロジェクト1作目。上に書いていた服部武雄くんが出るということで推しのいる友達と一緒に観劇した。顔のいい男とカッコいい女がバチバチに戦う作品に飢えてたから助かった。結構複雑な設定ではあったんだけど、衣装で所属組織とか仲間をかなり差別化してくれていたので見ていてこんがらがることもなくて良かった。

武雄くんが演じていたレスターは多分元女で、父に愛されるために男になって戦って、尚且つ兄が亡くなったのにそれでも目をかけられなかったキャラクターだった。結局物語の終わりに父も亡くなってしまい、最後に伏し目でわたしはただ貴方に…と呟くのがすごく切なくて印象に残っている。Ⅲまで全て観に行ってるけど、こんなに辛い話になるとは…この時はまだ思わなかったな。

 

・舞台『WITH』

Zepp Diver City

プリパラに登場する男子プリパラアイドル・WITHを声優がそのまま舞台化ということで、WITHとWITHメンツが好きなので観に行った。プリパラらしいハチャメチャはそのままに、WITHとダークナイトメアのライブも楽しめて1粒で2度美味しい感じだった。

闇プリ時代のコヨイの過去が知られるとは思わず嬉しくなったし、アサヒとの過去の仲直りも可愛かった。原作ネタもゴリゴリに出てきて、三鷹アサヒによるあろまちゃんの真似がめちゃくちゃ面白かった。第2弾は行けなかったからまた次があれば行きたい。

 

この年は4~6月が全くなかった割に、2.5から小劇場、グラミュまで観劇したものが本当にバラエティに富んでたな~という印象。

それぞれにそれぞれの良さがあるなぁと思っているので、色々観る機会が持てたのはとてもありがたいことだなと思う。

続けて2021年分も書いていきます。