ささやかな備忘録

いつか死ぬ日の僕のために

観劇総括【2022年編】

ようやく2023年初めらしく(?)昨年の観劇録へ。昨年は推しの主演作品が過去一多かったのが思い出深いな~と思う。あと好きなシリーズの続きが上演されたものがいくつかあって嬉しかった記憶。

 

★2月

舞台『MARGINAL#4 BIG BANG STAGE』

ヒューリックホール東京

去年の観劇初めこれだったのか…と思い出して何とも言えない気持ち。私は原作のマジフォー、というかピタドルがもう7、8年好きで、長いこと「舞台化したら文句を言いつつ観に行くと思う(そして意外と良かったと言って帰って来そう)」と言い続けていて本当に舞台化したので当然観に行ったんだけど、意外と良かったと言えるものなら良かったのにな…という感じで…。

キャスト発表の時点でキャストさんが頑張っているのは伝わるけど、明らかにミスキャスティングでは…と思う部分があり…。初日に観劇したら、今まで観た舞台の中で一番中身がなくて本当に何も言えなくなった。夢オチ?みたいなシーンから始まるけど、結局誰の夢なのかはたまた現実なのか分からないまま終わるし、話を盛り上げるためだけに脈略もなくメンバーに怪我させるし、良かったのは可愛いセットとライブパートのセトリ、ダンスを頑張っていたキャストさんたちだけだった。スタクラは超展開に慣れてるから何でもいいか、とでも思われたのかな?と腹立たしい気持ちになった。

好きな作品が適当に舞台化されるのって本当に最悪だね!!!2回目は要りません。

 

★3月

・本能バースト演劇『sweet pool』

銀河劇場

舞台化と推しの主演が発表された時、本当に衝撃的だった作品。原作を知っていたのでどこまで攻めるのか気になったし、インタビューとかでもすごく気合が入っているのを感じたので楽しみにしてた。実際に観劇して、全体的にそこまで攻めるんだ!?と良い意味で衝撃を受けたし、推しもかなり体を張った演出が多くて、毎公演本気でぶつかって作り上げてくれているんだというのが伝わってきて、2021年一番印象に残った作品だった。お芝居が上手い人ばかりだったのもあって、細かな心理描写を作り込んで見せてくれたのもすごく良かった。

千秋楽のあと、6年前に好きになったのが推しで本当に良かった~…と改めて思った。

推しの主演が2年ぶり・シリーズ以外の主演が初だったので嬉しくて久しぶりに全通しちゃお~と気合入れてチケット取って、最前でも前方でも沢山観られたし、ゲネご招待やポスターの抽選が当たったりと個人的にも一番印象に残った作品だった。

詳しくは個別に書いているのでそちらで

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★4月

・舞台『無人島に生きる十六人』

こくみん共済coopホール スペース・ゼロ

スプステで久しぶりの主演~♪とルンルンしていたらまさかの2連続主演で驚いた。ただ本作はW主演だから、単独主演とはまた違った色があって面白かった。嵐で無人島に流れ着いたある船の船員たちが生き延びる実話を基にした小説が原作なんだけど、16人がそれぞれの思いを胸にぶつかって逞しく"生きること"を考えながらサバイバルしていく様がすごくエネルギッシュで、観ていてすごく生きる活力をもらえる作品だった。歌も沢山あって、そのパワーがまたすごく強くてステージから客席にグッとエネルギーがぶつかってくるようですごく良かった。柳瀬さんのソロが本当に圧巻!バックの水夫ダンサーズさんたちも素敵だった。

推しの役は天涯孤独の少年(国後)で、初めは"自分"がなくて人のために死んでも別に良いと無邪気に言うような真っ白な状態から始まるんだけど、劇中でどんどん心が人間らしく成長していくのが顔つきの変化からすごく伝わって来て、初めと終わりで同じ歌でも全く違う顔をしているのがすごく印象的だった。仲良しのアザラシを殺して食べなきゃいけない…ことに対して人間の愚かさを感じるシーンがあって、そこが公演ごとに大分雰囲気が違って、激怒したり、静かに絶望したり、どれも人間らしい感情!という感じで良かった。あと、終盤で心の葛藤を叫ぶシーンがあるんだけど、千秋楽近い公演で苦しさよりも生きる上でのもがきみたいな雰囲気を感じられて、セリフ回しとか叫びがすごく人間くさい感じで、大人になっているんだというのが強く感じられて良かった。その後の歌も優しいのに力強くてすごく好き。

2幕に国後がもう一人の主人公の範多(校條さん)とぶつかる歌があるんだけど、範多のどうしていいのか分からない気持ちと、国後の仲間のために死んでもいいと歌う時の気迫がどちらも譲れない思いのぶつかりを感じてすごく熱かった。どちらが正解なんてないんだな…という。

若い船員同士がワイワイしているのもリアルにありそうで可愛かった。国後と小川の関係も素敵だった。毎回のアドリブもむちゃくちゃすぎてめちゃくちゃ笑った。あとどうでも良いんだけど、推しは3月も脱いでたので、雨が降ってきたシーンで若い船員がバッ!と服を脱ぎだして「また服脱ぐの~!?」ってなって笑った。

 

・ミュージカル『FLOWER DRUM SONG』

日本青年館

3月に砂川さんを久しぶりに見て、また舞台で見たいなあ~と思って観に行った。

アメリカのチャイナタウンの人々がショービジネスを通して悩んだり成功したりする話で、皆新しいものを通して古き良き自分のソウルである心もちゃんと思い出していくのが良かった。すれ違いはありながらも最終的にはハッピーになるお話だったので気負わず観られるのも嬉しかった。ただ砂川さん演じるチャオは絵に描いたような当て馬だったので…香港で幸せになってくれ…チャオ…。リーにぐいぐいなのが可愛かったです。

ショーパフォーマンスが多かったのでその部分も華やかで見ていて楽しかったんだけど、中でもフランク莉奈さん演じるリンダが暫く頭から離れないくらい本当~に素敵だった!セクシーで抜群の歌唱力でまさにショーの華だった。しかも、女の美しさと官能性を武器に取りながらも男に寄り掛からず自分の手でのし上がっていく熱さと聡明さがあって、尚且つ他の女性に対しても"嫌な女"じゃないのがすごく素敵。フランク莉奈さん、前に見たのが2013年のロミジュリだったので、なんと素敵になられて…という気持ちになった(誰?)

 

★5月

・『ACTOS★LEAGUE in Games 2022』

幕張メッセイベントホール

イベントなのだけど、大分印象的なので入れておく。俳優がゲームするのを見守るの、どんな気持ち?と思いながら行ったんだけど、すごく白熱していて盛り上がったので楽しかった。他の俳優ファンの友達と連番したんだけど、その子の推しと私の推しが初戦から当たっててその瞬間一番沸いた。笑 途中推しのチームに急に脱衣ターンがあって服を脱ぎ始めたので、また!?ってなった。笑 廣野くんのぷよぷよテトリスはもはやレジェンド。推しは驚くほど…負けていたので…最後に土下座していてちょっと可哀想でした。次があったら是非勝ってほしい。

 

・『アマネ・ギナジウム オンステージ』

Theater Mixa

友達の推しが出ていたので観に行った。原作は読んだことなかったけど、まあ兎丸さんの作品だしな…と構えてはいたけどなかなかハードなお話でした。最終的に主人公のカタルシスのための設定(無意識)だったことが明かされるのは中々心に刺さった。そんなハードなお話をポップな歌に乗せてキャストが歌い上げたりするので、そのアンバランス感がシュールで逆に作品の雰囲気に良く馴染んでいたような気がする。

 

・舞台『キノの旅

シアターサンモール

推しの2連続主演で驚いていたらまさかの3連続だったという作品。 3連続主演も驚いたけど、個人的に作品も過去に読んでいたし、何年も大好きな作家さんが挿絵を描いている作品なので、ビジュアルを見て本当~に驚いたし、本当~に嬉しかった。

作品としても、原作の空気感を上手く拾い上げて「演劇らしく」上演してくれていた脚本と演出だったので、すごく面白かった。2021年観劇して一番面白かった作品だなと思う。

個人的にエルメスを人が演じるという表現が想像がつかなかったんだけど、キノがエルメスを停める動作とか、手で押している時にちゃんとモトラドの重量を感じる2人の歩き方とか、本当にモトラドに見えてすごかった。キノを男性が演じるという部分も、想像していたよりイメージピッタリだったし、所々で「あ、女の子なんだ」というのがふと見える感じがすごくキノだった。キノとエルメスの絶妙~な空気感を2人のキャストさんが間とか話し方で上手く表現していたのもすごく良かった。主題歌も大好き。

単独主演だから全通したんだけど、ここ数年で終わるのが一番惜しいくらい素敵な作品だった。

詳しくは個別の記事にて

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★6月

・舞台『HELI-XⅢ ~レディ・スピランセス~』

サンシャイン劇場

ヘリックス第3弾。辛すぎた第2弾を経てどうなるかと思ったらより辛い展開に!!やっとすれ違いが終わったと思ったのに!!どうして!!

第2弾で傷ついたサッドネスに幸せになってほしいとは確かに言ったけど、彼を愛した記憶さえ全部忘れてしまうというのは…もう何とも言えない切なさでいっぱいになってしまった。クライがこの後どうするのかも気になるところ。レスターとリュウジンの利害の一致コンビも結構良いコンビで好きだったんだけど、レスターは生き急ぎすぎちゃったのが惜しかったな。武雄くんは意外と筋肉質なので、殺陣の動きがしなやかですごく好き。

セーレが君たちが成し遂げようとしていることが理解できないということは我々も未だ完全ではない、ということか…と話すのがすごく哲学だなと思う。全知全能の神以外はきっと完全なものなど存在しないのである…という。

 

・舞台『死神遣いの事件帖-幽明奇譚-』

ヒューリックホール東京

しにつか続編。しにつかシリーズのファンなので観なきゃ!と思い行った。幻士郎帰還の物語というわけで、どういう経緯で帰ってくるのか気になっていたので楽しみだったんだけど、まさか一旦幽霊になっていたとは…。笑 お話としてはいつものしにつからしい事件解決譚だったけど、シンプルながらに伏線の張り方が絶妙で、ストーリーの歯切れが良くて観ていて気持ち良かった。やっぱり正義とは?悪とは?を描きたい作家さんなんだなぁというのを改めて感じたり。

相棒が違うことで解決の糸口の探り方が変わってくるのも面白かった。亞門が想像していた100倍チャーミングで好きになっちゃった。あと小林くんの身軽さを活かした演出がすごく良かった。しにつかは可愛い系死神の衣裳がみんな可愛くて好きだな~と思う。観劇後に早く…早く十蘭と亞門の絡みが見たい…と思っていたので冬映画でしっかり話していて歓喜した。あと安西くんの演技力を久しぶりに目の当たりにして上手いな~と改めて思っていた…セリフ回しが完璧すぎる。升屋の得体の知れない怪しさがよく出ていてお見事だった。

ちなみに、冬映画もしっかり完成披露舞台挨拶公演で見てきた。幻士郎の相棒はやっぱり十蘭なんだな~…を強く感じた。前回は十蘭が幻士郎との別れに涙を流したけど、冬映画は幻士郎がハナとの別れに涙を流していて対比的で良かったな。死神にも人間にも大切な人を思う心があるんだなっていう。ハナとのシーンの幻士郎、今までで一番人間らしかったと思う。幻士郎と喧嘩したら新之助の所に行っちゃう十蘭も可愛かったです。

かなり余談だけど、ヘリックスとしにつかを立て続けに観たので、「昨日は闇の毛利脚本、今日は光の毛利脚本」などと言っていた。笑

 

・舞台『晴れときどき、わかば荘 あらあら』

招待で観に行った。3カップルがオムニバス的に描かれる作品で、全体的にほのぼのとした雰囲気なので安心して見られたけど、ゆったりしている上にお約束な展開が多めであまり面白くは…なかったかも…。BLとしてはもう王道も王道なのでキュンを楽しむやつなのかな、と思いながら見ていた。誠のダメダメな師匠のことが何だかんだ言って大好きで、という大型犬みたいなところはキャラクターとしてすごく可愛かったです。あと佐藤くんがムキムキ。

 

・ドラマチックライブステージ『アイドルマスター Side M』

銀河劇場

運命の作品(?) 長くなるので詳しくは個別の記事をご参照いただきたいのだけど、過去ずっとギタリストのファンをしていた私、の推しがとうとうギターを持ってしまい…すごい練習して当て振りしてくれて胸がいっぱいになってしまった作品。ニコニコ楽しそうに弾いているのを見たらとても幸せな気持ちになったし、ハイジョのライブシーンは5人とも本当に楽しそうにパフォーマンスをしていて、見ているこっちまで楽しくなった。推しの役は、表情がくるくる変わるのがすごく魅力的だった。

ドラマパートのハイジョも「ちょっとしたことでもみんなで一緒に笑って、活動できる今という瞬間が最高!!」という青春のキラキラを肌で感じられるのがすごく良かった。アフタートークも本当に高校の同級生みたいなワイワイ感があって見ていて本当~に楽しかった。

ドラスタとクラファもそれぞれ自分たちの持ち味を最大限に活かしたパフォーマンスになっていて、曲も素敵で、すごく良かった。ファンサも沢山もらえたし、2021年一番楽しかった作品かな。

詳しくは個別の記事にて(3つくらいあるんですけど…)

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★7月

・うち劇オンステージ『禁断の取調べ』

Theater Mixa

単発の朗読劇。現地でも観られるし、配信だと背景効果なんかが合成されてまた違った雰囲気を楽しめるという作品だった。表向きは痴漢冤罪犯と取り調べをする刑事たちの話なんだけど、実は…というどんでん返しが何度もあって、すごく意外な結末を迎えるので驚きを隠せなかった。2回公演だったので、2回目はそこまでの伏線をじっくり見ることが出来たのも面白かった。

推しは(表向きは)変質者の役をやっていたんだけど、手を膝でもぞもぞさせてるのとかす~ごい挙動不審オタクそのものなのに、後半のどんでん返しで身分を明かした後はずっしり構えた感じで手も膝から動かさず淡々と喋る、、みたいな変化があって、すごく役者感を感じられる役だった。後半にトークがあったんだけど、推しが緊張してしまったということを伝えようとして「心臓が止まらなかった~!」って言って周りが???ってなってるのめちゃくちゃ面白かった。杉江くん「そりゃあ生きてるからね」

この作品、最速がFC先着で、選択ミスで売り切れてしまって泣きながらその後の運営先行先着で買ったら何故か最前列が出て???ってなった。結果的に良かった。

 

・舞台『「弱虫ペダル」The Cadence!』

シアター1010

初演から映像で見てはいたけど、実は初めてのペダステ観劇。すごく、圧倒的な光の舞台で、ここまで眩しい光!って感じの作品久しぶりかも。自転車競技シーンは映像で見ていてもすごく体力勝負なんだろうな…と感じていたのだけど、生で見たら本当にほとばしるエネルギーがひしひしと伝わってくるくらい熱いバトルになっていて、一緒に手に汗握って見てしまった。他のどんなスポーツものの舞台の数倍疲れるだろうな…という気迫とパワーだった。

19歳の島村くんが感じる坂道、本当にフレッシュなエネルギーとパワーをひしひしと感じられて、夢を見つけて、そこに向かい始めた!という圧倒的光を感じて…眩しかった…。砂川くんの今泉はなんか、物理的に強そうだった。スマートさより熱さが目立つ感じの今泉だった。後輩の子と観に行ったんだけど、隣であの衣装だからこそのラインをめちゃめちゃ見ていたらしくて笑った。

 

★8月

・『ワールドトリガー the stage 大規模侵攻編』

品川ステラボール京都劇場

ワーステ第2弾。東京公演3日目で中止が発表されて、すごく切なかったけど、無事に京都公演を完走出来て良かった。中止前の公演を丁度観劇して帰宅していたら中止が発表されたの衝撃だった…。京都公演も土日と観に行けて最後まで見届けられて良かった。

前回同様サクサク説明付きで進むから、前回よりキャラクターが増えたけど話を見失うことなく最後まで楽しめた。前回のダイジェストみたいな部分があって、前回ダンスではなかった部分がダンスになっていて、そこの振り付けがすごく好きだった。

推しの役は前回ほど出番がなかったんだけど、最後にボスとのバトル(VS ハイレイン)があって、そこの殺陣がすごくカッコよかった。床付近まで腰落として足に斬りかかろうとする所とか、銃で狙ってる時の鋭い視線や右手に剣、左手に銃で低い姿勢で構えるポーズもすごくカッコよかった。ハイレインが他に気を取られている時に「お前の相手は俺だ!!!」って叫ぶんだけど、それが迫力があってめちゃくちゃゾクッとしたし、その後すごい勢いでハイレインに向かって斬りかかってくのも隙を与えない感じですごい迫力だったな。カテコで風間さんと太刀川さんに遊ばれてるのも面白かった。

あと第2弾で初登場だった浜浦さんの小南さんがチャーミングなのに強いというキャラクター性を体現していてすごく良かった。空閑への先輩風を吹かせようとしているのが可愛かったし、対戦訓練の息ピッタリのダンスが好きだった。あとアフトクラトルのダンスは曲と動きを合わせて"蠢く"って言葉がふさわしいような得体の知れなさがあって、全員静かに同じフリを踊るのが統制が取れた軍隊って感じで部隊のイメージとよく合致していてよく出来てるな~と思った。

 

・少年社中『クアンタム-TIME SLIP 黄金丸-』

紀伊国屋ホール

ワーステが無くなってしまって何か観たいなと思った時に上演していたので観に行った。生で社中作品観るのは初めてだった。SFの設定の軽さとか寝がえりの早さとか、ストーリー的に気になってしまう部分はあったんだけど、細かい部分を気にするより演者の説得力で押す!っていう方向性だったのであんまり気にならなくなった。役者のエネルギッシュなパワーでバチバチに説得力を出している感じで、演劇らしい演劇を見られたのは嬉しかった。細かな部分の描写の繊細さよりも大きなテーマをいかに引き立たせるか、的な部分に重きが置かれてる感じ。

この作品は染谷俊之七変化って感じで、白目剥いたり可愛い顔の女の子に負けちゃったり、仲直りの仕方を忘れて原始人みたいになったり段差を降りるのが怖くて一度平衡になったりと、振れ幅が大きくて役者だなぁ…と思った。こんなにヘタレな染谷俊之を見られるのはこの作品だけかもしれない…。笑

こう見ると毛利さんって社中とそれ以外で大分作品の作り方違うけど、芯が一貫してるよね…と思う。

 

★9月

・舞台『どーるはうす』

ウッディシアター中目黒

友達の推しが出ていたので一緒に観に行った。男性の役もみんな女性が演じるという作品だった。自分を愛してくれるドール型のアンドロイドを販売する家で虐げられている少女が、ある日ゴミ捨て場で出会ったアンドロイドを助けて、仲を深めていくけど、実は彼女には秘密があり…という話。お話の本筋は面白いのに細かな説明不足が目立ったのと、歌が少し不安定な方が多かったのが少し残念だった。皆それぞれ自分の正義を貫きたかったけど上手くいかないやるせなさ、みたいなのはすごく感じられた。バックグラウンドを見てみたいキャラクターが多かった。

友達の推しさんは背が高くて、軍人役が似合っていてカッコよかった。

 

★10月

・アナタを幸せにする世界の伝説vol.3『ジェヴォーダンの怪物~狼男伝説~』

こくみん共済coopホール スペース・ゼロ

まさかの2021年4度目の主演で嬉しくて全通した作品。詳しくは今度個別でじっくり感想を書きたいなと思ってる。推しのド悪役がすごく新鮮で、最初見慣れなかった。笑 びっくりするほど人を騙すのが上手いので最初はシンの内面はどこまでが本音?どこまでが嘘?を噛み砕ききれなかったんだけど、ツンドラとの会話で「あなたは人を愛したことがない」と言われて傷ついた顔をしたり、メキシコやヘルシングを刺したあと泣きそうな顔で話したりする部分でああ、ここは本音なのかな…を感じた。完全悪にはなりきれていないのが、また人間味を感じて良かったりした。

物語としてはミステリー的な部分が大きくて伏線が多い話だったので、1回目でなるほど!と思って2回目以降で伏線に気付けて2度美味しい話だった。キャストさんたちも上手い人が多かったのでそれぞれが裏に隠している思惑を悟られないように、でもポロっと見えてしまっている部分もあり…みたいな人狼だけど人間らしい感情をじっくり味わえたので面白かったな。ツンドラちゃんは可愛い。

個人的には終盤の殺陣でシンが余裕がなくて死にそうになりながら戦っている気迫がすごくて好きだった。すごく生きてる!って感じで。あと上でも書いたレオを刺すシーンで、悪役なのにすごく罪悪感のある切ない表情をしているのが毎回しんどかった。あとは一番最後の口上がやっぱりカッコよくて好きだ~!と思った。結構色んな表現パターンがあったんだけど、本人に聞いたら着地点がわからなかったと言っていてなるほど…と思った。どれもシンの生き様がよく表れているな~と思っていた。

2部のライブパートは温度差がすごくてめちゃめちゃ笑ったけど、ダンスも歌もカッコよかったし、小芝居の所で笑顔になれて嬉しかったです。ダーウィンに何度笑わされたかわからない。笑 グループ曲は2人ペアになってボックスステップ踏んだり互いに前後で回るところが綺麗で好きだし、全体曲はグループでセンターに出てきたときのフリとか、サビの振りつけが細かくて見ていて楽しかった。また絶対感想書きます!

 

★11月

・WATARoom『セーブ・ザ・ダディ』

恵比寿・エコー劇場

久しぶりの小劇場~!主人公が仲直り出来ないまま亡くなってしまったパパが出ていたミステリードラマに友達と入ってしまって、パパの役が死なないように奮闘する…というサスペンス・ミステリーなんだけど、ギャル2人っていう異分子が入ることでコメディに収束していくのがすごく面白かった。話は結構シンプルなんだけど、ギャル2人のツッコみがかなりメタなのがいい味を出していたり、濃すぎる謎解きメンツのやり取りが本当にテンポが良いので何度観ても飽きなかった。シリアスすぎず笑いに走り過ぎずなバランス感が絶妙というか。完全なハッピーエンドにはならないけど、主人公が前を向くきっかけにはなっているし、現実ってこんなもんだよねって言う振り切っていないラストは結構好きだった。ドラマの方のラストもすごく切なくて愛を感じる流れで良かったけど、急にエンドロール流れるのは本当にメタ過ぎて笑った。

メタな部分はありつつ、しっかりとミステリー的な謎解きのトリックもあって、2回目以降伏線を見つけながら観られたのも面白かった。推しは若い犯罪心理学の准教授で、爽やかにニコニコしながら推理をスラスラ論じるのがスマートでカッコよかった。でも途中亡くなった奥さんとのものであろう結婚指輪を触りながら切ない表情をするシーンがあって、それが後々の伏線になっていたりして…切ない役だったな。ギャルちゃんに好かれてて、自分がカッコいいのを分かってる感じに振る舞うのもよかった。笑 謎解きメンツが全員独特の決めポーズを決めるシーンがあって(ドラマだからね…)そのポーズが日替わりで毎回面白かった。笑 細かく書きたいポイントが多いのでこの作品もまた個別で感想書きます。

 

★12月

・舞台『ヒプノシスマイク Rule the stage Bad Ass Temple VS 摩天楼』

品川ステラボール

ヒプステ ナゴヤ VS シンジュク公演。ドラマトラックの2nd D.R.B前の物語の補足のようなストーリーになっていて、原作で触れられていなかった寂雷と獄の関係修復が描かれているのがアツかった。原作では2nd D.R.B.でも敵として戦うような印象を受けたので、友としてぶつかったのかもしれないと思うとまた違った印象で曲を聞けるな~と思った。2人が最後にぶつかり合うシーンでは、2人とも本当に良い顔をしてて…。

今作の空却は本当~に不器用な部分がよく描かれてて、強い言い方をしてしまったり、一方通行でぐいぐい進んじゃったりするんだけど、実際はすごく芯が通っている男で好きだな…と思った。寂雷と獄に対して「ぶつかり合わないと得られない友情もあんだろ」って言うのが説得力があり過ぎてすごく好きだけど、お前も早くぶつかり合って仲直りせえ…の気持ちにもなった(?)

獄に対して十四が何かいつもと違う?を感じ取るシーンがあって、彼は人の感情の機微に敏感なんだなぁというのが良くわかるんだけど、一二三も作中で同じように寂雷の様子がおかしいことに気付くシーンがあって、別の自分で自分を守っているという意味で2人の繊細な部分というのはリンクしているんだろうな~みたいなことを感じられる構成だったりもした。今回の十四が空却に微妙に当たりが強いのもめ~っちゃ好き。笑

演出としてはホスクラ襲撃の後のバトルで、レザーライトを使って閉じ込めたり壁を作ったりしてるように見せる演出がとても面白いし、視覚効果として誰がダメージ受けてるかわかりやすくて良かった。ライブパートの客の気持ちわかり寂雷も面白かったな。笑

あと今回から参加の独歩役の井出卓也さん、流石本業と言いたくなるくらいラップが上手くて聞き取りやすいし、ダンスが大ぶりなのが独歩のバタバタ感にぴったりでとても良かった。普段ペコペコしてるのにダンスになると急にバッキバキになるのがめちゃめちゃ良い。好きです。

 

・ミュージカル『東京ラブストーリー

東京建物ブリリアホール

招待で行った。令和に東京ラブストーリー…!?というのは結構衝撃的だったけど、ドラマ版を知らなくても綺麗にまとまっていたので観やすかった。元の話を知らないので、泥沼に次ぐ泥沼で笑っちゃったし、終盤のリカの所に行くカンチがどうにかなってしまうのではないかとハラハラしていたんだけど、リカは聡明だったのでそんなことはなく、リカ、幸せになってくれ…というラストだった。三上を見ながら、結局遊んでいた人間の心を動かせるのはおもしれー女だけ…という気持ちになった(?)

女性陣が歌の上手い人が多かったので、好きな人への気持ち、嫉妬、色んな感情を迫力のある綺麗な歌声で聞けたのは嬉しかった。あと、カンチが今治タオルの営業担当なんだけど、今治タオルをプレゼンする歌まであって存在感がすごくて、でも原作にもドラマ版にも別にそんなシーンは無いと聞いて驚いた。今治タオル、本当に何?

 

・ミュージカル『ウインドボーイズ!』

シアター1010

推しが出るということで、時間がなくて原作ゲームを殆ど齧れないまま観劇した作品。かなりストレートな王道青春ものだったのでストーリーに捻りはないものの、高校生が一生懸命自分の夢に向かって頑張る!というキラキラが溢れていて、それで胸がいっぱいになった。なんか久しぶりにザ・2.5次元って感じの作品だったな~と思うほど、キャラ付けが濃すぎて最初ちょっとむずむずした部分もあったんだけど、見ていたらだんだん楽しくなってきた。

日替わりやギャグシーンもかなり多めに感じたけど、明るくお客さんと一緒に楽しく作る作品って感じだからアリかなと思った。どちらかというと作りこまれた感じの舞台が好きだけど、こういう刹那的なエンタメっぽい作品でしか味わえないものもあるしな~という気持ちがあり。男子高校生という題材にもその刹那的な感じが合っていると思うし…。

推しは合理主義的でちょっと冷めた部分がある役で、他人ともちょっと距離を置いている感じがあって、斜めに意見を入れたりするのがクールでカッコよかった。ラストの演奏会の成功のあと、桜晴とハイタッチしようとして一瞬躊躇して手を引っ込めちゃうんだけど、そのあと桜晴にハグされて驚いた顔をしているのが、友達との距離を取り慣れていない感じが出ててすごく可愛かった。あと、部活の再建について保護者が色々言ってくるというシーンで、根拠もないのに騒ぎ立てるのがとても現代人らしいですね♪とニッコリ笑いながら言い放って、終わったら真顔に戻るのが怒ってるんだな…が伝わって来て良かった。

宗洲の全力アドリブに毎回笑わせてもらったんだけど、一番好きなのは康人が入部を決めた後の「し、新入部員って本当かァ―――!?」ってデデンって出てくるところ。勢いあまって入部届け破いてる回は本当に大ウケした。桜晴康人コンビのかぶから宗洲も毎回本当に面白かった。モブJKも可愛かった。

ライブパート含め歌が沢山聞けて、ダンスも沢山見られたのも嬉しかった。テーマ曲で上手から下手に移動する時にステップを踏むのがすごく好きだった。デュエット曲も、音を伸ばす部分がすごく綺麗で好きだった~!蘇岳に盛り上げが雑だね!って怒られる康人くん笑った。

客降りも久々にあって推しが歩いてくる逆の通路を持ってる公演があって、たまたま真逆の通路席と交換してくれる方が見つかって、曲がってくるのをうちわ持って待ってたら、見つけてめちゃめちゃピースでレスしてくれたのでとても嬉しかった。

 

振り返ると、他の年に比べると回数通った作品が多めだった一年だったな~と思った。あとこうして見ると2.5が多めだったかも。推しの主演作品がどれも面白くて嬉しかったし、単発で観劇した作品も他の年と若干違うセレクトで、新鮮な気持ちで観られたものも多かったように思う。

そういえば9月の推しと仲の良い俳優2人のイベントの序盤で、久しぶりに起動されたゲームソフトの勇者と魔王が世の移り変わりで職を失くして演劇を志す、という内容のショート劇があったなと思い出した。2人の関係値にも即して描かれていて、かなりシュールだけど面白かった。笑

今年も沢山色んな作品を観劇したいです。