ささやかな備忘録

いつか死ぬ日の僕のために

推しを観てもらう機会を沢山奪われたーCLIEとあの作品について

CLIEの完全新作がもうすぐ発表!

と聞いて「へー楽しみだなぁ」と思っていたのは少し前の私。

 

そして

作品の発表を聞いて思わず

「なんで?」と言ってしまいました。

 

私は作者と作品を割りと離して考えるタイプの人間ではありますが、

これに関してはそうはいきません。

 

性犯罪を犯した人間が

あまつさえ娼婦を題材とした作品を再びプロデュースする

なんて、このご時世にあり得てはならないことだと思います。

 

昔の作品のことは元々知っていましたし、

少し見たこともあって、それらは演技派の俳優陣と素敵な歌のある作品として面白いものであるとは思っています。

でも、いくら昔の作品が面白くても

何もなかったかのように同じ立場を与えて作品を任せようとしているCLIEに、吉井さんに、非常にガッカリしています。

 

吉井さんの言明が出されましたが、

何も根拠の無い「既に反省したと感じる」「再犯の可能性は無いと考える」という無責任な言葉に呆れて何も言えません。

 

私の推しは、CLIEの作品に沢山出演しています。今出演が決まっているものもあります。

いつも素敵な脚本や演出のスタッフさんや他のキャストさんと共に素敵な作品を作り上げて提示してくれています。所謂2.5次元の作品も、他社と色んな面で差別化してくれていてその雰囲気も凄く好きです。

大好きな作品も沢山あります。

大好きな作品を原作とした作品もあります。

推しに出会ったのもCLIEの作品の観劇が切っ掛けです。

 

だから、凄く悲しいし、凄く怖い。

推しが、あの作品に呼ばれたらどうしよう。

これは本当に怖い。早く他のスケジュール出てほしいとハラハラした気持ちでこれから過ごさなければならないのかと思うと苦しいです。

また、例えば推しが出演せずとも、結果として出演した演者の方には、その方がどんなに良いお芝居をしたとしても、彼自身に全く何も非がなかったとしても、きっと何かしらの悪評は囁かれると思います。

そんなこと、あって良いんでしょうか?

 

そして、ツイッターで検索をするとズラズラっと並ぶ「CLIEの作品はもう2度と観ません」という文面。

 

これは、私の推しを知らない人に、推しの演じる素敵な姿を観てもらえる沢山の機会を奪われたのと同じことだと思います。

本当に悔しくて仕方がないです。

 

推しの出演する大好きな作品を作っているCLIEと、犯罪を許容しているかに見えてしまう、糾弾されるCLIE

私の好きなCLIEと、嫌いなCLIE

完全にアンビバレンスです。

私はどうしていいのか気持ちの整理がつきません。

 

考え直してほしいです。

もっと事態を重く受け止めてほしいです。

会社の名前に深い傷をつけていることを自覚してほしいです。

 

舞台上での推しの輝く姿に惹かれる気持ちと、CLIEにお金を落としている嫌悪感

相反する気持ちを持ちながらこれから現場に行くことになると思うと

心が重いです。

 

追記

若干修正しました。

 

私は湯澤さんが社会復帰していくこと事態を否定するつもりはありません。

きちんと罪を償って生きていくべきだと思います。

 

作品自体のファンの方が作品を楽しみにしたい気持ちも否定するつもりもありません。

それは、人それぞれだし作った人間と作品を分けてお考えになる方もいらっしゃると思いますので。

 

でもこの形って違うんじゃない?と思うこと、この発表によって会社の株が急激に下がって推しに損害がいくように思えることに一番憤りを感じている訳です。