ささやかな備忘録

いつか死ぬ日の僕のために

終わらない物語──原因は自分にある。「ARENA TOUR 2026 仮ノ現」(神戸公演・有明公演)感想・所感など げんじぶ

普段、舞台もライブも終わってからバタバタしてて暫く経って感想を書いて…ということが多いんだけど、めちゃくちゃ良い公演だったからまだ公演あるけどこの気持ちを忘れないうちに書いておきたい…!と、この記事を書いている。

※感想でありレポではないけど特大ネタバレオンパレードなのでお気をつけて。雑談もあります。

07.12 書き漏れがあった部分と、有明公演の感想諸々と全体を通してコンセプトについて考えたことを追記しました。終わったの寂しい!!

 

台風だけど、神戸まで辿り着こう

3月時点で仕事の異動が決まっていたので遠征出来るかまだ読めないし、ひとまず有明公演だけ全部取って行ける感じだったらリセール取ろうと思っていたげんじぶのアリツ神戸公演。因果律の時に一生謎の先行*1が行われていたのが嘘のように即完売しておりリセール、取れるか…!?と心配になったのだけど、課金が味方をしてくれたので1週間前に無事にチケットが取れた。私も彼らのオタクの中では新規だけど、大きくなったな…という気持ちにはなった。土曜に向かって公演見て、泊まって日曜昼公演見て帰ろ〜と思ったが、直前予約の神戸の宿は高すぎて、大阪に宿を取った。致し方ない。

ワールド記念ホールに行くのは2018年の『あんステフェスティバル』ぶりで(8年前で嘘すぎる)、それもどことなく懐かしい気持ちになった。推し俳優関連は横浜文化体育館公演*2の思い出が多すぎてそこまで記憶がないものの、アリーナの通路席座ったなぁ、結構大きな会場だったなぁと思い返しながら公演日を楽しみにして…いたのだけど。

公演の数日前にデカすぎる台風が2つも迫っていることが発覚し、開催されるのか、そもそも自分が辿り着けるのか気が気でなかった。以前もくちゃんこと杢代さんがギーツに出ていた頃に台風に追いかけられながら和歌山マリーナシティから京都太秦までイベントをはしごした時のことを思い出した*3。到着さえすれば勝ち。

当日関東から出られるかかなり怪しい予報になってしまったので、前日仕事終わりに開催告知が出たのを見て、一度家に帰って辿り着けそうな大阪までに前乗りすることにした。結局朝は新幹線が動いていたようだけど、危ない橋を渡るのは胃によくないから前乗りしておいて良かったなと思った。大阪では土日に別の大きな公演があったようで、同じような考えで急遽宿を取って駆け込んだような人たちが沢山いた。

公演は夕方で物販も通販で終えていたので何してよう…と思ったら大阪の友達がランチに誘ってくれたのですごく有意義に時間を過ごせてありがたかった。推し俳優の同担の友達なのだけど、推し俳優が去年から体調不良で活休中なので今年はもう会えない可能性もあったからめちゃくちゃ嬉しかった。遅延情報なんかも教えてくれて神戸への道を案内してくれてすごく助かった。地元民、ありがとうございます。

 

仮ノ現(神戸公演)
ワールド記念ホールへ

無事にモノレールを降りて人波に乗っていくと、懐かしい建物が見えてきた。そういえばこんな丸い建物だったなぁと思い出す。と共に人が多すぎてビビる。思い出の中のあの日も人は多かったけど、何だか思い出よりも大分人が多い印象だった。改めて特にここ1年くらいでげんじぶの人気に火がついたんだなぁと思うなどした。

初日はアリーナ後方の埋もれも埋もれの席だったから、始まったらステージがほぼ見えなくて若干困惑した(トロッコは近かったけど)。2日目昼はスタンド2列目だったので、前日ステージの3割も見えていなかったことが分かってちょっと面白くなってしまった。す〜ごい見えるじゃん。それでも初日から楽しかったと思えたことが嬉しかった。ライブの感想は2日分を合わせて書いて行きたい。

 

物語の始まり

入り口で配られたフライヤー類の中に、今回のツアーのコンセプトが書かれていた。要約すると、恐らく「GNJBの7人が最先端AIで完璧な仮想世界を作った。(私たちのために)その世界をより良く出来ると考えていた。これはもっと愛され、進んでいくという7人と観客の物語である。」というもの。「仮ノ現」ってそういう完全な世界のことなのかな?"仮想"とか"電脳"的なものってげんじぶで良く使われるモチーフだなと思う。2次元と3次元の橋渡しみたいなコンセプトもあるし…。

開演後に流れた映像もこの世界観に沿ったもので、何らかの装置を操作するメンバーが映し出された。これが仮想世界を作る7人であり、この後のライブはその世界…ということなのだと思った。

映像の後は原因は自分にある。始まりだったのだけど、別解でも再現してた過去写のポーズみたいな感じで椅子に座っての登場で胸が熱くなった。デビュー曲で始まるライブって良いライブって相場が決まってますし…ね。あと衣装がめ〜っちゃカッコよくて(インスタに上がっているもの)、本当に物語の中の王子様みたいだった。前半ゾーンは今までの歴史を振り返るパートなのかな?という感じで古めの曲が多めだなと思っていたら、私はその頃ファンではなかったので全く気が付いていなかったのだけど、2020年の仮想げんじぶ空間のセトリまんまだったんだな。ラベンダーでは過去映像(仮想げんじぶ空間のもの)も流れたし。その頃から応援しているファンの方々は胸が熱かっただろうな~と思う。良い演出。(それを踏まえてここが"AIの学習"ゾーンだったのかな、という意見を見て、なるほどね…と思った。ライブを見ていた時ダンスゾーンが"完璧な世界"の顕れみたいだな~と思ったので。)

ラベンダー、本当に本当に好きすぎてラベンダーが入っているといつもありがとうという気持ちになる。その前のJoy to the worldも久しぶりに聴けて嬉しい!センステにワッと煽りながら歩いて来てくれるのが見ているだけで楽しかった。シェイクスピアも衣装と映像が相まって華やかで良かった〜。

もくちゃんは一週間の黒髪期間を経てまた金髪に戻っていて、輝く金髪と遠くから見てもわかる造形美があまりにも映えすぎて、本当に世界一美しい男だと思った。因果律の時に金髪もくを見て、この世にはなんて美しい人がいるんだろうか、と思ったことを思い出した。

映像の後は、割とアグレッシブ&ダンスゾーンで、ソロダンスゾーンもあってゴリゴリに動いてくれるので見応えあった。前の記事で『核心触発〜』がアルバムの作り(1枚の流れ)としてはイマイチだったなーという話をしたのだけど、一曲一曲は良いなと思っているので、in the fateやParadox〜を綺麗にセトリに埋め込んでくれてたのは嬉しかった。衣装も黒い革の攻めてる感じでカッコいい。in the fateとか一列で振り付けが揃っているダイナミックなダンスがめちゃくちゃカッコ良かった。もくラップ聞けて嬉しいね。余白も〜!久しぶり〜!超楽しかった。

もくちゃんは最近肩を見せつけてくることが多いので(?)ダンスゾーンもめちゃくちゃ肩を見せてきた。MCではなんなら暑くて上着脱いでた。見せつけてきた回数カチカチ数えた方が良いか?という気持ちになった。

ソロダンスタイムでも肩と顔を存分に見せつけてきてかなり良かった。自分の強みがわかっている男のことが好きなので…。MCで潤くんの袖は東京に置いてきてしまったと話していて笑った(二公演連続で)。有明で袖あったらどうしよう…(?)雅哉さんが「(観客のことを)俯瞰して見てますね〜」って言ってたのもウケた。

新曲の火宴は結構アグレッシブめな曲か?と思わせて間奏なんかはしっかりピアノロックで、げんじぶっぽさも満載で好きかも〜と思った。サビ前(確か)に光咲ちゃんともくちゃんが順番に掛け合うパートがあり激アツ。火がめちゃくちゃ出る演出も激アツ。(物理)ケイカクドヲリの畳み掛けるような歌割りも好きなので嬉しい〜サビのダンスが衣装と合っててとても良かった。今回セトリがとても良い。嬉しい。

その後は急にエラーが発生してしまった!という映像の後、すごい数のベルトが付いた衣装でダンサーの人たちと朽ちた世界から抜け出す?逃げ出す?ようなパフォーマンスからのパラランだったんだけど、完璧だと思ってた世界も完璧ではなかった、という示唆なのかな〜と思ったりした。荒れ果てたシステム〜が歌詞にある曲をここで持ってくるの上手いよね。はい、ポーズの所で要人ちゃんが何かセリフを言って会場を沸かせているのが良かった。出来る男。3.2.1のキメ顔はバッチリ見えました。で、次がアンチノミーだったんだけど、この辺りから(←有明で聴いてたらどうやらパラランも生演奏だった)また生バンド演奏が入ってて、前の記事でも書いたけど一生バンド演奏でやってくれや──と思っていたので、真実にしてくれようとしてる?と勝手に思った。(?)ありがとう〜!!アンチノミーは特にバンド速えする曲だと思っているので、生演奏で見られるの贅沢だ〜。実はサビ後の光咲ちゃんのパートが好きなのでじっくり聞いた。

その後はトロッコゾーンだったので、ちょっとポップな衣装に着替えて明るめの曲でぐるっと後ろまで来てくれた。初日は本当に今書いてきた1/10くらいしか見えていなかったので、近くまで来てくれて救われた〜前がもくちゃんだったのもありがたかった。光咲ちゃんが脱力した感じでえ〜いって言いながら客席にぬいを投げてたのはウケた。可愛い。笑

2日目はもくちゃんが回ってくる導線のスタンドだったので、片手ハート返してもらえて嬉しかったなあ。スタンド後方まで自分のぬいをぶん投げてた様子が面白かった。結構飛んでた。てか昼夜でセトリ変わるのびっくりした笑 推論楽しいから入ってて嬉しいね。

その後はまた衣装替えがあってちょっと大人ゾーンで、上着を変えることで素早く衣装の雰囲気変えてるの工夫が効いてるな〜と思った。美しい人のイントロが流れて心で叫んだ。美しい人が好きすぎて美しい人が入っているセトリをすべていいセトリだと思う節がある。ステージ上でミニカメラを撮りながらパフォーマンスしていてちょっと面白い演出だった。グラスで乾杯してたり、あと何故かビリヤード台が出現しており、要人ちゃんが頑張って打っていた。有明で成功しますように!

Maniaでまたベルトが死ぬほど付いた衣装に戻り、センステのレーザーの檻の中でのパフォーマンスだった。センステ用にいつもと若干振り付けが違うな〜と思って見ていたら、牢屋を蹴っ飛ばして壊すシーンがあってそれがめちゃくちゃカッコ良かった。この辺で気づいたんだけど、ベルトが死ぬほどついた衣装、もしかして囚人服がモチーフなのかも。ちょっと汚れ加工もされてるし。囚われている世界から自分たちで抜け出して、また世界を作り直すということなんだろうな。曲の歌詞にリンクしていそうなストーリーが面白い。

この後映像→小休止か…と思ったら急に空人くんがはい、ありがとうございま〜す!って言いながらMCが始まって驚いた。しかも秒数が決まってて…!初日は確かこの辺(いやもう少し前かも…)でサウナで一人だけ床に座らせられる潤くんの話があり笑った。サウナに強いグループ・げんじぶ。2日目昼はもくちゃんがここ(センステ〜メンステの間)ランウェイみたいだからやりたい!って言って、じゃあ和人が良かったら俺等もついてくね〜と言いながらトッパーでランウェイ始めて、メンバーは杢代が良かったらついてく〜と言いつつ「思ったより良かった!」て言いながら誰も着いてこずでかなり笑った。その後りょうちんは巻き込まれでランウェイさせられてピースでオタクたちをメロメロにしていた。可愛い。「もくちずの皆はわかるよね!?」タイムがあり神。空人くんはもくちずのことを「ちず」と呼ぶ。そんな感じでめちゃくちゃやっていても残り時間でしっかりMCを締める空人くんの才能に惚れる。

また操作室に戻る?映像の後ニヒリズムプリズムで、ニヒリズムプリズムも抜群にバンド映えするので一生生演奏で聞きてえよ、と思った。春ツで沢山聞いたけど、全体的にバランスも良いし華やかだし、表情の変化も楽しめるし好きな曲だなと思う。そのあとの遊戯的〜、Museum:0もセトリ入ってると嬉しいソングだからありがたい。わたしはMuseum:0の間奏のメンバーが固まって横揺れする所が絵画のようで好きです。ラスサビのすごい笑顔でダンスする所も敢えてのちぐはぐ感が逆に美しくて好きです。

貴方らしく、はメンバーそれぞれが噛み締めるように各パートを歌って、それが大きく画面に映し出される様子を見てグッと来たり。感極まってるメンバーも結構多かった。雅哉さんの「君じゃなきゃダメ」じゃなくて〜のパートがすごく好きなので、ニコニコ笑顔で歌っているのを見て嬉しくなってしまった。2日目昼の挨拶がもくちゃんで、言ってしまうとちょっと不器用だけど心を込めて歌ってくれた後、一生懸命みんなの幸せが自分たちの幸せなんだと伝えてくれて愛おしい気持ちでいっぱいになった。アイドルってすごいなー。

ラストはネバーエンドロールで、それだけでも嬉しいのに、エンドロールが流れて…めちゃくちゃ良い演出だな〜と思ったし、ありがとう!また会いましょう!バイバイ!って言って去っていくのを見て、これこれ、これだよ〜私が求めていたライブのあり方って!になれてとても嬉しかった。全然見えなかったとしても、楽しく終わってくれたらそれだけでハッピーな気持ちになれるんだよ…って。

最近のライブって急に捌けて急に終わる…みたいな演出が多かったから、最初は儚い幻みたいだな〜と思って楽しんでたけど、続けられると飽きるし、ライブ感が無くなるからあんまり好きではなくて…。

コンセプトガチガチなのは演劇を観ているようで面白いとは思うんだけど、あくまで私はライブを見に行っているので、今回みたいにライブを物語にしながら、しっかりライブらしさを感じさせてくれるのがすごく嬉しかった!!!セトリも演出もすごく良かったから、楽しく終われて満点!って感じだった!

 

仮ノ現(有明公演)
有明アリーナへ

神戸公演の興奮冷めやらぬまま、次の週末は有明公演。有明アリーナは「ヒプノシスマイク」の9thライブと友達が連れて行ってくれたケンティーのコンサートで2回足を運んだことがあって、どちらも可動席の似た席(2階スタンド~8列くらい)だったので*4、どこに入っても新鮮な気持ちで見られるな~と思っていたら、連番の友達がアリーナの花道付近の席を引いてくれたので新鮮どころの話ではなく有難かった。2日目は私の席運が…不甲斐ない…という感じで3階だったのだけど、正面からしっかりパフォーマンスを見られたのは嬉しかった。アリーナ前方でようやく見えた部分なんかもあったので、有明はアリーナとスタンドで分けて追加の感想を書いておこうと思う。(※ちなみに今回は恐らくトロッコ7台走らせる関係で可動席の使用はなしだった。)

前に来た時はライブ見て帰るだけだったので気が付かなかったが、会場入り口からぐるっと回らないと辿り着けないサブアリーナで行われている物販に行き、交換で広すぎる周辺の土地で人探しをしているうちにこの会場がめちゃくちゃ広いことを実感した。開演前は辺りを縦横無尽にオタクが駆け回っていた。そりゃそうなる。シアターHの周辺は馬臭いが、有明アリーナの周辺は磯臭い。

あと、(これはワールド記念ホールもそうだけど)周辺に飲食店等が本当に何もなく、皆少し歩いて有明ガーデンに移動するので飲食店がパンク状態で少し困惑した。困惑した結果、友達と二人で公演間にしゃぶしゃぶの食べ放題をするという新しい経験をした。(しゃぶ葉だけは少し待てば入れそうだったので。)困ったらしゃぶしゃぶをしよう。

 

初日・アリーナからの景色

初日はアリーナ5列目の花道付近という、多分今まで一番良い席*5で、肉眼で全てのパフォーマンスが見られて本当に最高だった。せり上がってくる登場のシーンからキラキラして眩しくて、夢みたいだなと思った。「承認して」近くで見られたの久しぶりだ~~~!

ラベンダーの時のもくちゃんは丁度センステからメンステ側を向いているから後ろからは表情がよく見えなくて、この時やっと優しい表情で歌っているのを自分の目で見られて良かった…。なんて美しい横顔なんだ…と思った。シェイクスピアでもくちゃんが潤くんに絡みに行くのも目の前で見られて嬉しかった。さり気なくもくが潤くんの頬にKISSして、してやったり顔してたのも可愛いし、潤くんが照れ顔してたのも可愛かった!!シェイクスピア、4人と3人で分かれて順番に踊る時に軽やかにターンするのが好きなんだけど、あの衣装と軽やか/爽やかなこのダンスはとても相性が良いな…と思ったりした。

in the fateからのダンスゾーンも、畳み掛けるようにアグレッシブな曲を揃えてくれているから近くで見ると一層迫力があってカッコ良かった!シームレスに曲やダンスゾーンが繋がっているような演出になっているのも、"完璧な世界"っぽいなと思う。ダンスゾーンのりょうちんも近くで見るとダンスの上手さが際立っていて思わず見惚れちゃう。

特に余白~の後のダンスタイムがストリートっぽい雰囲気だけど並んでいるメンバーできっちり振付が揃っていて存在感があってす~ごいカッコいいな…と思った。Paradox~の落ちサビの入りをもくちゃんが力一杯に歌っている表情もよく見えてニッコリ。火宴の炎は物理的に熱かった。ステージはもっと熱いんだろうな。ケイカクドヲリのサビの振り付けが好きなんだけど、曲のテーマと相まってどこか妖しげな雰囲気に色気も感じるよな~と改めて思ったりした。

エラーで壊れた世界に放り出された後、パラランの前の芝居の時も、もくちゃんはセンステからメンステ側を向いていてずっと表情が見えなかったからようやく見えて嬉しかった~!!すごく不敵な笑みを浮かべていて、滾った(?)何を考えているんだろう?という推測が捗るな…と思ったし…。出てきたばかりのここは…?という表情も好き。衣装早替えの所、遠くから眺めてるだけだと仕組みがよく理解出来なかったので、つなぎの上の部分を脱いでいるのを見てなるほどね…!!とすごく納得した。上手く時短してガラッと雰囲気を変えているの上手いなぁ~と思う。

トロッコの時、大振りのオタ芸を披露する空人くんをやーめなさい!と言わんばかりにバシバシ叩くもくが可愛かった。この日、MCで「初めて来た人も幸せにするから!」というもくちゃんに俺も幸せにしてほしい~♪と言う空人くんに対して、空人は幸せにする側でしょ!あとでね!と言われて、あとでがあるの!?と言わんばかりに目をキラキラさせていた空人くんもいて、たかかずカワイイDAYだった。何かの曲でアイコンタクトを取っているのも良く見えて、"仲間"感を強く感じたんだよね。Maniaの牢屋ガシャーンと壊す所も近くで見ると迫力ある。

下手だったからニヒリズムプリズムのme?me?意味深の笑顔→真顔の変化も肉眼で見えたし、museum:0の最後の笑顔でダンスする所もよく見えた~!貴方らしくの時に、もくちゃんと光咲ちゃんがデュオパートを終えて、仲良く肩を組んで横を歩いていくのを見られて笑顔になった。ふとした時にこういう仲良しな所を見られるの、嬉しい。

ネバエンでメンバーがすごく楽しそうな笑顔で踊っているの見て多幸感ってこういうのを言うのかも…と思った(?)もくちゃんがハートと投げキッスの全部盛りしてたのも可愛かった。終わるのって寂しいけど、このライブクライマックスが一番美しくて楽しいから困ってしまう。

ところでもくちゃんがバラしてた、眠い日に今日はカラコン入れてくださ~いって甘えるまっさ~の話を聞いて、そんな甘え方あるんだ…と新しい発見をした(?)

 

2日目・スタンドからの景色

2日目は両方3階だったので、正面から全体のパフォーマンスを楽しむ感じになった。シェイクスピアで双眼鏡構えてもくと潤くん見てたら、昼公演はKISS未遂が起きてるし、夜は潤君がもくちゃんの頬にKISSしてて昨日の仕返しみたいで可愛かった~~!あれ、全世界に配信されたんだな……(今配信で確認した。)

夜公演は要人ちゃんの誕生日ケーキが出てきておめでとうムードの中、大拗ねしてるりょうちんに笑っていたら、後ろからもう一個しっかりケーキが出てきて、2人分のお祝いが出来て嬉しかった。去年当日だった要人ちゃんが祝われて3日後のりょうちんが祝われなかったのを3週間くらい根に持っていたらしく、それを見たスタッフさんが猛省して2人のお祝いになったそうな……りょうちん、良かったね……去年の分ということで銀テープまで飛んできて驚いた。二人の新しい一年に幸あれ。りょうちんが「ワールドカップくらい盛り上がってね?」って言ってたの笑った。

ダンスゾーンを改めて見てたんだけど、paradox~とかケイカクドヲリ、余白の後のダンスタイムはメンバーで振付が揃っているので後方から見てもすごく綺麗だな~と思った。ケイカクドヲリの時、明日カミサマの言う通り~でもくちゃんと空人くんが睨みを利かせ合って頭近づけて歌ってたのがめちゃくちゃカッコ良かった!!空人くんは昼も夜もトロッコの時に釈迦のキメ顔レべチでごめん、のもくちゃんのキメ顔を横のトロッコからみてあ~~~~カッコいい~~~~!!!って叫んで全力おたくをしていて面白かった。有明はずっとたかかずカワイイDAYだったかも。あとろトロッコでの煽りの時にもくちゃんが急に「生きててよかった〜〜!!!」と叫んで、そう思える瞬間を見せてもらえることがすごくすごく嬉しくて沁みた。

MCの原因は母にもある。の話も大笑いした。やっぱりお母さま方の血を受け継いでいるんだな…と思ったし、全部お母さまに話しちゃう要人ちゃん可愛くて笑った。(もくちゃんは被害に遭ってたけど)喋り過ぎてうるさがられるりょうちんもかなり良かった。笑

2日目は特に遊戯的~の煽りがすごくアツくてブチ上がった。私が昔いた場所の人々(ばんぎゃるたち)は絶対にこの曲好きだとずっと思っている(MVも含めて)。空人くんの明日の予定とか知らねーーから全部置いてけよ!!という煽りがすごく懐かしいとうか…体に馴染んだやつなので嬉しくなっちゃうというのもある。この曲もバンド映えするから今回生バンド入ってくれたの本当に嬉しかったな。

あとでコンセプトの話をする時にもう少し触れるけど、夜公演でりょうちんがライブが終わったら、僕たちもあなたもそれぞれの生活に戻ります、でも貴方と僕たちでこれからも貴方らしく生きていましょう、という話をしていて、ライブが終わった後の私たちの人生も含めて1つの"終わらない物語"にしてくれているのかな、と思ったらなんだかすごく嬉しかった。ニューシングルも楽しみですね。

 

"終わらない物語"としてのげんじぶ

※有明を終えて加筆修正

最後にこの「仮ノ現」のコンセプトについて考えたことを書き記しておきたい。セトリ1曲ずつ細かく噛み砕いて考察している方も沢山いてすごいな~と思っているのだけど、私は細かく意味を解きほぐして噛み砕くことよりもその先にある、それらを描くことでこのライブ(作品)を通して何を伝えたかったのか、何故そのコンセプトでライブを組み立てようとしたのか…という部分に目が行くので、その観点からの話がメイン。細かく解きほぐす考察はそういうのが得意な人にお任せで…。

初めて見た時は"完璧な仮想世界を作った"という導入なのかと思っていたのだけど、序盤が"仮想げんじぶ空間と同じセトリ"ということを知った時に、ここって"げんじぶらしさ"の学習タイムなのか…と理解した。長く応援してくれるファンへのプレゼントでありながら、それはつまりげんじぶの歴史=らしさの一部だからそれを学習しているというストーリーに繋がっていると思われるの面白いな~と思った。それを経て、私がシームレスな曲の移行とか揃っていて迫力のあるダンスのような畳み掛けるような圧倒的なパフォーマンスに"完璧性"みたいなものを感じていたあのダンスゾーンが"げんじぶを学習して出来た完璧な世界"なのか~と納得した。アッパーな煽りとかもそういう雰囲気があったし…。

エラー後の何かから逃げる7人→パラランは明らかに"崩壊したシステム"を表わしていると思うけど、そこから逃れる逃亡劇の始まりでもあったのかな~と後から思った。(あのモニターの演出って虹彩認証とか顔認証か、みたいな。)で、(衣装が変わっていることから)色んな世界を転々と逃げて行くけど結局囚われてしまうのがManiaの辺りの話なのかな。あのゾーンは"完璧だと思った世界もある時急に崩れてしまう、完璧ではないもの"というのを示唆しているのかなと思ったけど、(多分トロッコゾーンとかで顕著に感じられる)"喜ばせたい対象(観測者)がいるから、そこから逃げ出すことだって出来るんだよ、みたいな、私たちに向けたメッセージを感じられる演出だなぁと私は思った。だからこそ牢屋を蹴っ飛ばして壊せたんだと思うし…。操作室に戻れた7人がこちらを見るのも、あなた(観測者)の存在を改めて認識する…みたいな意味合いなのかな~と思ったし…。ライブって必ず"見せる人"と"それを見る人"が必要だから、そういう関係性の在り方を物語になぞらえて見せてくれているような所が面白いな、と思った。

終盤の楽曲って全部雰囲気が違うからライブとしてすごく面白い構成になっているなと思っていたのだけど、振り返ると、哲学(ニヒリズム~)、遊び(遊戯的~)と完璧性(museum:0)、観測者への曲(貴方らしく)が並んでいて、どれもげんじぶの世界観に欠かせない要素だなと気が付いた。それで、もしかしてこのパートはげんじぶらしさを端的に見せることで"世界の再構築"を示しているのかな?と思った。私たちが求める"げんじぶ"をぎゅっと詰め込んだようなゾーンになっているな、と感じた理由の正体はそれだったのかな~と後から思った。ライブとしてもクライマックスに向けて盛り上がるゾーンだったし…。

そして最後のネバーエンドロールを見ながら、ああそっか!何度だって再構築出来る世界、何度だって書き換えられる世界というのは、げんじぶが終わらない物語であることを表わしているんだ…と思って、ジーンとした。ネバーエンドだからね。一つのライブが終わっても、また彼らは世界を書き換えて新しい世界を私たちに見せてくれる、永遠に終わらない物語として…ということなのかな、って。何度だって作り直せる世界は、きっと毎回のライブやイベントで彼らが私たちに見せてくれる姿だし、それはまだまだ続いていく、そういうことを伝えてくれてるのかなと思ったら、めちゃくちゃ今のげんじぶ"らしい"コンセプトだな〜と感じた。

りょうちんのこのライブが終わったら、僕たちもあなたもそれぞれの生活に戻ります、でも貴方と僕たちでこれからも貴方らしく生きていましょう、という最終公演の挨拶も、図らずもこのコンセプトと繋がる部分があるな、と私は感じている。ライブが終わって日常が戻っても、きっと彼らはまた次の機会に次の新しい世界を見せてくれると思うし、それまでの私たち観測者の人生も含めて1つの"終わらない物語"にしてくれているのかな…と思えて、それが私はすごく嬉しいな~と感じたのだ。完璧じゃない世界を何度だって書き換えて、作り直して良くしていくことって、結構人生に近いので、たまたまかもしれないけどりょうちんの挨拶がピタリとハマった感じがあったな~と思って……私の個人的見解だけど……。

7月7日の7周年公演も夜だけ参加したのだけど、まだまだこの7人はきっとこれからも新しい世界を見せてくれるんだろうな、と強く思ったし、これからも彼らが作った世界と、そこで繰り広げられる終わらない物語を見ていきたいな、と改めて感じた。

 

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今回日記風の記事にしてるから写真も載せておくか

有明は友達と

*1:「上弦の月先行」とかあったよね。謎すぎる。

*2:取り壊されたと思ったら最近復活してて驚いた。体育館でライブすな。

*3:

appleringo.hatenablog.com

*4:ヒプのライブはアリーナ席を全部潰して巨大センステで2階席始まり3列目のめちゃくちゃ良い席だったんだけど、ヒップホップって縦ノリだから可動席が地震くらい揺れて具合悪くなりそうだった思い出(楽しかったのでギリギリ耐えた)。ケンティーのコンサートはステージサイド付近の見やすい席だし、揺れなかった。アイドルのコンサートは縦ノリではないので。

*5:じぶのグループ現場だと一番前だったのは架空のアウトラインの3列目なんだけど、センター寄りだから絶対今回の方が良い席。

巡りゆく四季と積み重なる可能性に──原因は自分にある。「LIVE TOUR 2026 輪廻の箱庭」げんじぶ 感想など

原稿やらシリイベやら突然生えてきたリリイベ等に追われていたら*1書く時間が全く取れず、気付いたら終わって1ヶ月以上経ってしまったんだけど、折角色々書き留めたり考えておきたくなる公演だったので感想を書いておきたいと思う。

 

私はげんじぶの2024年の春ツアー「架空のアウトライン」が本当に好きだったので長々と感想の記事を書いたのだけど、今年の春ツ「輪廻の箱庭」はその時と同じくらい楽しくて(これには大きな理由があるけど)、コンセプトも好みだった。

appleringo.hatenablog.com

↑2024年の感想

(2025年の「嘲笑倫理学のすゝめ」は、ライブ感が強くて楽しかったし、セトリも好きだったけど、長々と感想書くほどではないか…という感じだった。(去年のまとめ記事には少し書いた)Mr.Android異常好き人なので聞けたのは嬉しかった!)

 

今回のツアーは全17公演と史上最大規模……のはずなのに、去年一昨年と比べてぜ~んぜんチケットが取れなくて、大人気になったんだ……と嬉しく思いつつも、何回かは入りたいオタクとしてはやや厳しい気持ちになった。でも絶対複数回入りたかったので注釈付きを取ったり血眼でリセールに申し込んだりして埼玉2日目、愛知2日目、仙台2日目昼の5公演に入った。

今後どうなるんや…チケット…という別の心配が生じつつ、行ってみたらすごく好きなタイプの公演だったので、複数回見られて本当に良かった…と思った。

以下感想や考えたこと諸々です。

※あくまで個人の感想や考えです。

 

 

EP『文藝解体新書』の話

ツアーの話の前に、今回のツアーと合わせて発売されたEP『文藝解体新書』の話をしようと思う。本EPは実際の文学と四季をテーマにした楽曲が春夏秋冬1曲ずつ収録されている。この四季のコンセプトはツアーの世界観ともリンクしている。

テーマは実際に存在する文学作品(詩や小説)なのだけど、それをそのまま曲にしたというよりは、制作者の方の自由な発想で思い浮かぶイメージを落とし込んだ形の楽曲なので、モチーフに縛られすぎる印象にはならず、でもコンセプトとしては繋がりがある…というのがげんじぶのグループテーマの一つである"新解釈"という言葉にぴったりだなと思った。

1曲ずつの楽曲も粒ぞろいでずっと聞いていても飽きないのが嬉しかった。私は明るくて可愛い王道曲よりはどこか仄かに影があったり、遊びが入っている曲が好きだから、そういう曲が多かったのも好きな理由なのかも。

私はリード曲の「ニヒリズムプリズム」が一番好きなんだけど、イントロのアコギめちゃくちゃ良くないですか?全編通してアコギがジャカジャカしているの、好きな音で嬉しい。いや〜ギターは良いね、やっぱりね。(大フラグ)歌詞も久下さんお得意の世界観で、耳に残る言葉が沢山でつい口ずさんでた。気だるげ雰囲気を持っている曲なのにきらめきを感じるのはメンバーの表現力なのかなって思った。

「疾走」もライブ映えしそうで最初聞いたときツアーで聞くの楽しみになったし、「愛無常」は聞いてるだけで音が秋っぽくて落ち着く。この曲って夏目漱石の『こゝろ』がモチーフだけど、『こゝろ』の物語はどちらかというと「先生の後悔」の方に重きが置かれていて、この曲は恐らく「先生の熱情(気持ち)」の方に着目されているのも新解釈って感じで面白いなと思った。

『Silence』は今までにあまりない感じの音作りで新鮮だった。遠藤周作ってそういえば読んだことない。ボーナストラックの2曲は元々シングルカットされてるタイアップだけど、ここだけ全然空気感違うじゃん!にはなっていなくてありがたかった。

『核心触発イノベーション』がリリースされた時、ユニバが付いたことも恐らく影響していたと思うけど、シングルカットされてる曲とかリード曲は良くても、アルバムの流れとしては???だなと思ってて…("メジャーデビューしたバンドが一発目で出したCDを聞いて心配になる現象"と似てて冷や汗かいた)ずっとこの感じだと厳しいな、と感じたので今回のEPでまたしっかり世界観作り込んでくれたのが嬉しかった。ありがたい。

 

『輪廻の箱庭』の感想諸々

ライブの演出や楽曲についての感想など

今回のツアーで私が一番最初に参加したのは2日目の大宮昼公演だったんだけど、のんびりしてたら結構到着がギリギリになってしまい、大宮の街を爆走して(あ、抽選忘れないうちにやろう)と階段を駆け上がりながら抽選してたらトレカ当たっててまた駆け下りることになった。(間に合った)時間には余裕を持つように…。

ライブのオープニングは時計の音と共にレーザーで長方形が映し出されたあと、同じくレーザーでメンバーの立ち位置が映し出されて幕が開く感じだったんだけど、映像とか無しで"そこにいる"のが分かるの良いね…と思った。

そして幕が開いて気付く、バックバンド!!!Laboratoryの後、一生バンドでやってくれや──と言っていたので、初めから最後まで全編バンド演奏でのパフォーマンスだったのが本当に嬉しくて……。げんじぶの曲はバンドサウンドの曲も多いし、音として映える曲も沢山あるから色んな曲をいつもと別バージョンで聞けて、このツアーがすごく楽しかった一つの理由だった。

序盤は爽やか曲ゾーンでメンバーも楽しそうにパフォーマンスしてる曲が多くてテンション上がるやつだ〜と思いながら見てたんだけど、後々ここが"夏"のゾーンであったことに気がついた。春ツアーだし春からなのかと思ってたから夏から始まるのはちょっと意外だったんだけど、最後まで見たら何となく理由がわかったかも?

そして、げんじぶにはずばり"夏"がタイトルに入ってる曲もあるのに敢えてここで入れないのも挑戦的だった。夏ゾーンのコンセプトは「藍色閃光」含めてどちらかというと感傷より爽やかさとか暑さがテーマなのかなと思ったので、夏曲に頼らず明るいパフォーマンスで爽やかさを演出してたのがすごく良くて…。衣装も空とか海みたいな青が入ってて爽やか。

音源聞いてる時はあまり意識して無かったんだけど、「NOW」のCメロ?ブリッジ?の部分の要人ちゃんともくちゃんの背中合わせで歌うパートが表情含めてとてもセンチメンタルな感じで胸に刺さって、とても好きなパートになった。全体の明るさとの対比が良くて…。あと「トレモロ」のサビでメンバー皆飛び跳ねてるの可愛かったし、もくと要人ちゃんが絡むパートで毎回違うことをしていて可愛かった!愛知2日目夜でもくにほっぺにキスされて!!の顔してる要人ちゃんも可愛かったし、仙台2日目昼に要人ちゃんにお姫様抱っこされてるもくも可愛かった。やっぱり要人の隣にいるもくが一番可愛い。ターンの振り付けも好き!MCのことは後でまとめて書こうと思うけど、どこかのMC(愛知?)でしてた、久下さんが雅哉さんにタイトルをカタカナかひらがなか決めて良いよって判断を委ねた話驚いた!久下さんはまっさ~のセンスを信頼しているんだなって……。

MCの後は「Foxy Grape」だったんだけど、生バンドver.アレンジのFoxy Grape、良すぎる。サビの入りの音が特によすぎる。1人ずつスタンドマイクがあったのもジャジーな空気感にマッチしていて良かった。MC前とガラリと空気感が変わるこの感じが好きだ。この曲は振り付けもすごく好きだから(特にブドウを口に運ぶ振付)セトリに入っていて嬉しかった。(もくのパート1カ所しかないけど…それは時期的に仕方のなかったことなので…。)ここで新曲1曲目の「疾走」で、この曲もめちゃくちゃバンド映えする~!と思った。楽しいよね。

 映像とバンド演奏(クラシックのアレンジ)で時の流れを演出しつつ、そこからは"秋"ゾーンへ。「愛無常」は椅子+ステッキの演出で、秋の穏やかな空気感とかをすごく感じて良いな~と思った。衣装も秋色のスーツで。椅子の演出だと私は「美しい人」のソファの演出が好きなんだけど、メンバーが椅子を持って入れ代わり立ち代わり動いていく今回の演出はそれとはまた違って何だか無機質さがあって、それが秋っぽいなと思ったりした。サビの光咲ちゃんのパートの歌声が色っぽくて好き。あと椅子の背もたれに手をついてくるくる回すの、あれ好き。

「夢に唄えば」と「魔法をかけて」は昼夜入れ替えだったんだけど、「夢に唄えば」は軽快に踊っていて見てて楽しいし、最後の「そうかもね」のもくちゃんの表情が可愛くて好きだから嬉しい~。曲的には「魔法をかけて」の方が好きなんだけど、何だろう、サビのダンスが好きなんだよね。「ギミギミ」はいつも通り楽しい。

 「パララン」はバンド演奏で聞くと一番質感が"バンド"ぽい曲(伝わる?)だな~と思ったんだけど、やっぱりそこは川谷の音作りなんだろうなぁと思った。ドラムの音とかリズム感…とか? そして「僕潤」!この曲が入ってたんが本当~に嬉しすぎて……。というのも、私はizki曲が大好きでえ……Laboratoryの時から次はizki曲をバンド演奏にしてください、とずっと思ってたから今回セトリ入りしててすごく嬉しかった~~!生演奏だとギターの音とか、一層センチメンタルな部分が引き立ってて、特に潤くんの力強い歌声・りょうちんの打ちひしがれるような歌声とマッチしていて最高~になった……。

 「Mania」からは"冬"ゾーン。「因果応報アンチノミー」はLaboratoryの時もバンドver.めちゃくちゃ良いな~!と思ったんだけど、サビが弾けるみたいに盛り上がるし、音が華やかだよね。そしてここで新曲の『Silence』だったんだけど、この曲、音源だとまあまあ好きかもって感じだったんだけど、バンドver.の音圧が超良くてすごく好きな曲になった!!!カチカチに凍えるような寒さよりも、底冷えするような寒さを感じる曲だな…と思っている。入りと終わりが両方もくちゃんの曲だから、そこも堪能しながら聞いた。*2 入りの部分(「3秒で~」)のアンニュイな、気だるげな歌声が好き~。この流れだと「スノウダンス」は絶対入っていてほしい感じだったのでセトリに入ってて嬉しかった。

 "春"ゾーンは「ニヒリズムプリズム」だったんだけど、生アコギサイコ~!!!!!(フラグの回収完了)この曲もすっごくバンド映えするので聞いてるだけで楽しかったし、笑顔から真顔への表情の変化が本当にお見事なので、沢山見られて嬉しかった。衣装も春らしいお花が沢山あしらわれた衣装も春の芽吹きっぽくてぴったりだった。今回衣装が四季のイメージでくるくる変わっていくのも時の流れを視覚的に見せてくれていてすごく良かったな~。「ビネットネット」と「柘榴」が昼夜入れ替え曲だったんだけど、「柘榴」って私がげんじぶで初めて聞いた曲で、本当に昔聞いてたバンドに有りそうすぎる…と興味を持った切っ掛けなので、これもバンドのアレンジで聞けて嬉しかったな。壮大な伏線回収かも。「桜Ground」のバラードver.はメンバー一人ひとりの優しい歌声を噛み締めるように堪能出来て、心にグッと来るなと思った。公演毎に一人、メンバーが挨拶をしてくれていて、大宮2日目の夜がもくちゃんで、辛いこととかあるかもしれないけどここに来れば楽しいから!みたいなことを言ってくれていて、嬉しかったんだよね。言葉で伝えてくれるのって温かい。 "春"って日本だと卒業の季節=終わりとか切ないイメージも強いからライブの終盤とリンクさせるのって演出的に大正解だ…と思ったり(これが"春"を最後に持ってきた理由か~と思った部分)。

 そして最後はデジタル時計が表示されてからの「無限シニシズム」。これ、めちゃくちゃ示唆的で面白いので見ていて色々考えたくなった。ここでは終われない?=巡る時?それとも同じ時の繰り返しを笑ってる?みたいな…。「ニヒリズムプリズム」同様にメンバーの表情をじっくり見てしまう曲だよね。この曲が終わったあと、時計がゼロになって客電が点くとメンバーがいなくなっている…という流れで終了だった。ここ数年は割とこういう終わり方が多いし、時間的にもいつものライブとほぼ変わらなかったんだけど、すごく満足感の高いライブだった。この終わり方、慣れちゃうとライブ終わった感がなくて微妙だなと最近は思っちゃってたんだけど、今回はメンバーの挨拶があったのも大きかったかも?だし、「無限シニシズム」での締めも良かったと思った。

 

MCの話

一番思い出に残っているのはやっぱり雅哉誕のお祝いかな。ハッピーバースデー鳴った瞬間に感極まって泣き出しちゃうの素直で可愛すぎるし、ずっとお兄ちゃんたちがかわるがわるよしよししていたのがすっごい良かった。20歳になってもまっさ〜は皆の可愛い弟なんだなって……。

あと愛知2日目の昼公演で、もくちゃんは20歳になる前も大人っぽいって言われてたよね、ロン毛の時とかね、という話になった時に、あの時はもはや大人っぽい通り越しておじさんだった、みたいな話をしてた時にそんなことなくない!?!と思ったのでずっと覚えている。笑(後日談:シリイベの時にそんなことなかったよ!?カッコ良かったよ!?と伝えたが「そうかなあ~~…」と最後まであんまり腑に落ちてなさそうだった)

あと今回のツアーは愛知~福岡まで光咲ちゃんがお休みだったので、愛知の夜公演でもくちゃんが光咲ちゃんに今光咲がいたらもっと楽しいな~と思うから早く帰って来いよ!!と言ってたのが愛…すぎて…(その前にラーメンの一口目が大きいとかなんとか言ってたけど笑) あとこの回、「パララン」の前にりょうちんが思い切り噛んで、メンバー全員崩れ落ちたまま曲が始まったのめちゃくちゃ笑った。りょうちん、そういうところある。(持っている男)

あとめっちゃ可愛い!と思ったのは、空人くんが要人ちゃんに当たりが強いの傷つく…と話したら愛のラインが送られてきたことをバラされて、下手から上手まですごい速度で止めに掛かったけどバラされて、行方不明になったやつ(袖に捌けた)。笑 私ってツンデレという事象がこの世で一番好きだから…。アンチノミーで要人ちゃんが愛してる、って返事してたのも良かった。可愛い。

 

コンセプトとタイトルの話

「輪廻の箱庭」って何を指しているのだろう?と思っていたんだけど、『文藝解体新書』とリンクするように巡っていく四季の時の流れに重きを置いた演出→その最後に「無限シニシズム」だったので、巡りゆく四季は結局同じことの繰り返しで、誰かの掌の上で踊らされている=箱庭なんじゃないか…みたいなことを示唆しているのかなぁと(かなり勝手に)考えてた。あのデジタル時計の表示も、また同じ時を巡るまでのタイムリミット、みたいな?(何度も繰り返すライブという時間がそれと結びつけられているような点もあるかも。)

でも、「無限シニシズム」で歌われている状況ってそういう世界の中でも足掻いて現状から抜け出そうみたいな部分もあると思うから、それが光なのかなと思ったり。それに一つひとつの季節の演出や楽曲も、同じに見えて公演によって毎回変わっていくものだし、季節の繰り返しは時間の蓄積として確かに私たちの生きる上での指標や希望になり得る。それは見る人や聞く人にとって光になり得るよ、という明るい視点からも語られている物語なのかも…というかそれが本当に伝えたいことなのかも…と(かなり勝手に)思った。

げんじぶのライブって、曲調のバリエーションの豊富さもそうだし、1回のライブで幅の広い演出をつけてくれているし、すごく可能性の範囲が広いグループだなと思っていて、その積み重ねでどんどん未来が広がって見えてくる、みたいな部分も巡りゆく四季とその蓄積に重ねられているのかも?と(かなり勝手に)思った。でもこんな取り留めのないことを考えている私が逆にげんじぶに箱庭で踊らされている可能性もある(?)哲学。

 

「輪廻の箱庭」における"時間"

上の項でも触れたけど、今回のツアーって"時間の流れ"を意識しているというか、時間概念に基づいているというか…というのをすごく感じていて、輪廻として回っていく時間という部分だと仏教思想に近いけど、一本の線としての時間ではなく積み重なっていく時間という点ではベルクソンの思想に近い?でも、ライブをひとつの物語と見立てるとドゥルーズの方が近いのかも?とか……なんか色々考えていた。(ドゥルーズはベルクソンの影響を受けている)

時間の哲学ってあんまり勉強してこなかったので、その辺りのことを考えてみたくて今、ベルクソンの時間哲学の入門本を読んでいる。また何か答えが見つかったら書くかも。

 

ついでにシリイベの話をする

今回、ツアーの前~間~後にシリイベがあって、私は大阪と愛知に行ったのでそこまで熱心に追っているというつもりはないのに、何故かほぼ毎週遠征している人になっていた。

もくちゃんは大阪の前に髪がミルクベージュに近い金髪になっていることが発覚し、当日ツーショ会の最初の回は金髪サイコ~~ですと言いながら退場した(?) 金髪も黒髪も似合うので良い。あとこの時冒頭で書いた原稿が本当に終わらなくてヤバくて、原稿やれって言ってください…泣 とお願いして励ましてもらった。普通に待機列で原稿打ってた。限界のオタク。この日はグルショも行ったんだけど、開始前に空人くんが(ポーズ)Aなの♪ Bなの♪どっちなの~~♪という謎の歌を歌っていてかなり愉快だった。新曲。サイン会の前に小芝居してるのも聞こえたし…。笑

あともくちゃんはいつも服を褒めてくれるので、それがすごく嬉しくて、愛知でそれを伝えたらめちゃくちゃ嬉しい返しをしてくれてプロアイドルだ♪になった。「ニヒリズムプリズム」衣装、近くで見たらひらひらしてて可愛かった。

 

すごい長くなっちゃったけどげんじぶのライブって見ている時も楽しいし、終わった後も毎回色々思考を巡らせさせてくれるので考えるのが好きなおたくは嬉しいです。

運営にはもう少し頑張ってほしい時も(かなり、結構)あるけど、メンバーのパフォーマンスともくちゃんの顔見たらまた行こうと思うし…次はアリツと七夕に行くので楽しみ。以上!

*1:※主に原稿

*2:※本人も「注目ポイント」と言っていた。

文学フリマ東京42 ありがとうございました。+『オタク用語のエトセトラdeep』事後通販開始のお知らせ

文学フリマ東京42、昨日無事に終了しました。

ブースへお立ち寄りいただいた皆様、拙著をご購入いただいた皆様、ありがとうございました!

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初めて二回続けての参加となりましたが、前回よりもブースが増えていたので一層活気のあるイベントになっていました。

前回とは違うカテゴリでの出店にしたのでまた違った配置での参加となり、広い通路に面していたので若干リーチのしづらさは感じたところでしたが、Xの告知を見て遊びに来てくださった方も、通りかかってお手に取ってくださった方も両方いらして大変有難かったです。無配を途中で切らしてしまい、最後の方に来てくださった方にはお渡しできずすみませんでした。

今回は前二回よりも本のことを聞いてくださったり、関連した内容で話し掛けてくださる方が多かったのも嬉しかったです。推しの俳優や昔好きだったバンドを教えてくださった方と話に花を咲かせたりも出来ました。

あと昔ブログの記事を読んでマシュマロを送ってくださった方が遊びに来てくださって…!本当に驚きましたが嬉しかったです。続けているとこんなこともあるんだなと思いました。

 

文学フリマ東京はどんどん規模が大きくなるので、自分の本がリーチしそうな層に届けるのが難しくなっているなぁと思っており、その中で興味を持っていただいた皆様には感謝しかありません。

もし感想などございましたらマシュマロやWavebox等へ是非送っていただけたら嬉しいです◎

マシュマロ↓

marshmallow-qa.com

Wavebox↓

wavebox.me

 

次回は11月1日「おもしろ同人誌バザール」(神保町)へ参加の予定です。

小さめの評論系のイベントに出たいなと思っていたので申し込んでみました。恐らく既刊のみの持ち込みとなりますが、もしお越しの際にはよろしくお願いいたします。

9月21日「評論情報ザフェスタ」(川崎)も少し気になっているので、タイミングが合えば出ようかな〜と考えています。

 

また、BOOTHにて今回の新刊『オタク用語のエトセトラdeep』の事後通販を開始いたしました。既刊2冊もございますので、当日足を運べなかった方や買い損ねた方がいらっしゃいましたら是非よろしくお願いいたします。

ささやかな備忘録 - BOOTH

※最近BOOTHに発送方法が追加されてちょっとお安くお求めいただけるようになりました。

 

私は大学院で表象文化論を専攻して女性誌の表象分析で修論を書いて、就職した後も個人でファッションやポップカルチャー用語分析を勝手にやっている身なのですが、売り子をしてくれた友達に、それは開示した方が内容に説得力増すんじゃない?と言われて確かに…と思ったので、今度名刺を作って書いておこうかと思っています。

作ったらイベントに持っていくのでもらってください。

 

次に作る本は未定ですが、また何か分析したり考えて本にしたいなとは思っているので、その際にはまたどうぞよろしくお願いいたします。

改めまして今回はありがとうございました!

 

追記

そういえば(そういえば?)今回の文フリの1ヶ月前にハルコミで二次創作の小説(丸々書き下ろし)の新刊を出して、イベント終わってから文フリの新刊を書き始めました。

ハルコミで会ったお友達に「文フリも出るんじゃないの!?なんで今日も出てるの!?」と正気の沙汰じゃねえという反応をされたの面白かった。

しかも私の勤め先あるあるなのですが急に4月から別の職場に異動することになり、色々慣れない中で原稿をやっていた上に、異動するとは思っていなかったのでまあ余裕があるだろうと申し込んでいた好きなアイドルのライブ・特典会で、3月下旬〜文フリ前日までほぼ毎週末遠征で愛知→大阪→仙台→愛知に順番に行っていたのでかなりスケジュールがタイトになり、今までで一番の修羅場を駆け抜けました。いつもよりギリギリ入稿になるのが分かった時点で印刷所を調べなおしたのですが、世の中にはどんな極道入稿にも味方になってくれる印刷所さんがいて、本当に頭が上がりませんね…。(何とか割引有の日程で入稿出来ました!)新刊落とさなくて本当に良かった。

特典会の列に並びながらスマホで原稿を打っていた日が遠い昔のようです…笑

スケジュールは無理なく組みたいものですね。(と言いつつ、いつも何故か慌ただしくなってしまう…。)

「ハッピーアンバースデイ (feat. 礒部花凜)」に感謝を──LIVE THEATER『Royal Scandal~秘恋の歌姫~』に思いを馳せながら

2018年、10月。

推しの俳優が11月から出演する舞台が発表された。タイトルはLIVE THEATER『Royal Scandal~秘恋の歌姫~』。

どうやら原作があるらしいが、知らない作品だった。少し調べると原作は物語性のある一連の楽曲であることが分かったが、制作していたのは歌い手・ボカロP・イラストレーターの3名からなる「Royal Scandal」という音楽ユニットだった。かなり人気があるらしいが、全く知らない界隈だったのでピンと来なかった。それもそのはず、私はボカロや歌い手が全盛期だった世代のはずなのに全く触れてこなかったのだ。

解禁されたビジュアルはお洒落な雰囲気だったし、演出の吉谷さんのことも好きだったのであんまりよくわからないけど楽しみにしておこう〜と思いながら初日のクラブeXに足を踏み入れた。ロビーで会った同担の友達と今回全然原作知らなくて…そうだよね…等と話をしたのを覚えている。

素敵なBarのセットでアリスのような女の子が扉を開けると、ジャジーな楽曲と共に長身小顔の男性が現れて驚いた。なるほど、この人がluzさんか。歌い手って全然知らない界隈だけどカッコいい人だなぁと思ったし、甘い歌声がジャジーな楽曲にぴったりで結構好きかもしれないな、と思った。

物語はとあるBarの歌姫の恋模様と呪いの宝物が絡み合うストーリー。物語の見せ場たる場面では、初めの曲と同様にluzさんが登場し、登場人物の心情をキャストのお芝居と共に丁寧に歌い上げていく。この演出がミュージカルとも歌劇的とも違ってすごく面白い!と思ったし、「人間の表の顔と裏の顔」がテーマになっている作品でもあるので、本人のお芝居とluzくんが歌い上げる心情で表と裏のメリハリが付いていてお話に入っていきやすかったのもあった。登場人物の心情にダイレクトに通ずる部分だけそのキャラクターが一緒に歌う演出なんかもとても良かった(アルベールだと I love youの箇所とか)。吉谷さんの華やかな演出も相まってエンタメとしてもお芝居としても見応えがあるな〜と思った。

これらの演出に沿って、主人公のルイスと歌姫チェルシーの恋模様にロイヤルカードの呪いが絡んで複雑化していくストーリーがドラマティックに描かれていて、素直に面白い!と思った。推しがやっていたアルベールは、この作品中だといわば当て馬キャラだったんだけど、剣術に長けた王子様だったので殺陣も普段あまり聞けないキザな台詞も沢山聞けて嬉しかった。(※後に解禁される楽曲で彼にももっと深い物語があることを知る)そしてもう一人の歌姫ロゼッタがすごーく好きなタイプのキャラだった。気の強い可愛い女子が好きなので…。

観劇する中で楽曲もすごく好みだ!と思った。ジャジーで妖しげな楽曲がすごく好きなので耳馴染みがすごく良かったんだと思う。歌詞も舞台映えする芯の強さが好きだな〜と思った。

このような形で、作品の出来がすごく良かったことと楽曲が良かったことが相まって、観劇後すっかりRoyal Scandalのことが気になって仕方なくなり、YouTubeに上がっているMVを片っ端から見ていった。

RAWHIAさんの可愛いけどちょっと毒のあるイラストも良いなと思ったし、歌詞を読み込んだら言葉遊びや楽曲同士の繋がりの示唆が上手くて、楽曲制作してる人すごいな!?と思ったのを覚えている。調べると奏音69というボカロPの方が作詞も作曲も全て行なっているということを知り、すごい人だなぁ…と思った。後々、ボカロ界に詳しい友達にその話をしたら、奏音69好きそう!と言われてそうなんだ!?と思った。好きになるのも必然だったのかも?

 

すっかりロイスキャの虜になってからも『秘恋の歌姫』を複数回観劇出来たので、お話や楽曲をもっと深く噛み締めることが出来て嬉しかったし、すごく大好きな作品になった。私は推し俳優のおたくを10年弱している中で無数の作品を観劇していて、正直あまり印象に残っていない作品もある中で、この作品は未だに場面を思い出すし、また観たいな、とずっと思っていたくらいには思い出深い作品になっていた。

先程見せ場でluzさんの歌唱があるという話をしたが、本作には"歌姫"が二人出てくるので、劇中のBarマスカレードでのパフォーマンスシーンで実際にキャストさんたちが歌うシーンも登場する。この歌姫歌唱曲がまた良くて!これも印象深い理由の一つなのかも。

私は特に二人の歌姫が歌う「喝采のハッピーアンバースデイ」が大好きだった。二人の歌を聞くと彼女たちがBarマスカレードへ私たちを誘い込んで、迎え入れてくれるような臨場感があった。

あと「チェリーハント」の歌姫バージョンで「歌姫のチェリーハント」というチェルシー歌唱曲があったんだけど、原曲よりも一層ジャジーで大人な雰囲気にドキリとして好きだったな、という記憶がある。他にも第二歌姫のロゼッタが自分の思いを歌う「追憶のファントムペイン」も好きだった。実はこの時はまだ原曲の「ファントムペイン」が解禁されておらず、原曲が彼女の母親の曲で、ロゼッタが母の影を追う理由を後から知って驚いたりもした。

原曲も歌姫バージョンもどっちも大好きだから一生聞かせてくれ〜〜と思っていたんだけど、『秘恋の歌姫』は円盤はおろか、ゲネプロレポート映像のようなものも出回らなくて、歌姫バージョンを公演後に聞くことは叶わなかった。もしかして当時未解禁(まだ音源になっていない曲)が含まれていたからなのか、権利の問題なのか…。

公演時に未解禁だった楽曲も徐々にMVが公開され、luzさんのバージョンでまた聞くことが出来るようになっていったのは嬉しかったし、MVによって物語をもっと深く補完出来たのも嬉しかった。ただ、やっぱりどうしてもまた歌姫バージョンも聞きたいな、と思っていて…でも流石にもう無理なのかな〜とは薄々感じながら日々を過ごしていた。

 

その後もロイスキャは様々な楽曲を発表して、耳でも物語の考察でも私たちをずっと楽しませてくれて、私もMVやCDが出るたびに視聴や購入をして楽しんでいた。

luzさんが抜けることになった時はかなりショックが大きかったし、彼のその後の行く末もショックの大きなものだったけれども、二人がこのまま試行錯誤をしながらロイスキャを続ける選択をしてくれたのは嬉しかった。

キャストボーカルを迎えての楽曲は女性ボーカルの方が起用されたこともあり、また新鮮な気持ちで楽曲を楽しむことが出来た。「アンチ・クイーンオブハート」からは物語のまた別の側面が見えてきて一層面白くなったと思った。話の複雑且つ整合性の取れた展開と言葉遊びに、奏音69さんって天才なのかも…と何度思ったことか。

そして、今回キャストボーカル楽曲を収録したアルバム「ARCANA」のリリースが告知されて、おっアルバムか〜嬉しいな〜と思って収録リストを見た時、私は一瞬息が止まりそうになった。

そう、「ハッピーアンバースデイ」の歌唱を担当するのが『秘恋の歌姫』でチェルシー役を務めた礒部花凜さんだったのだ。本当に驚いたし夢みたいだ!!と思った。

全曲フェードが解禁されてその曲が流れた時、舞台の時のことを思い出してちょっと泣きそうになった。まさかまたチェルシーの歌声が聞けるなんて!!

私は童話版を予約しているのでまだ現物は手元に届いていないのだけど、サブスク解禁されて真っ先に「ハッピーアンバースデイ」を聞いた。

アレンジやキーも覚えている限り舞台の時のものに近いように思えたし、最後の拍手と歓声を聞いてうわっ!!と思った。あの時はロゼッタ役の松久さんが一緒に歌唱していたので少し違う部分もあるけど、チェルシーの歌声が聞けたというだけでも本当に嬉しかった。

紆余曲折あってこういった形でプロジェクトを進めてくださっているから、元々奏音さんやRAWHIAさんの思い描いていた構想とは違う形になっているのかもしれないけれど、今回この曲に礒部花凜さんを起用してくれたこと、『秘恋の歌姫』のファンとしてすごく嬉しく思っている。

また、"歌姫"に会わせてくれてありがとうございます。

あと、「光」をそのままluzさんの歌唱で収録してくれてありがとうございます。

 

そして、この件とは違う部分で再舞台化プロジェクトも開始して、また違ったチェルシーたちに会えるかもしれないってこと!?クラファン応援しなきゃ!!とバタバタが終わったらプロジェクト支援しようと思っていたら、1日半であっという間に目標額達成していて驚いた。すごく愛されているプロジェクトなんだなぁと思ったし、再舞台化楽しみすぎる。

私も支援するぞ!!

 

と、長くなってしまったけれどあまりに嬉しかったので、感謝の気持ちを込めて当時を思い返しながら書いた。まだまだ今後もロイスキャの展開が楽しみです。

 

かなり余談

「チェシャーゲーム」〜「ワンダーランドインアリス」が発表されて、"この物語はどうやらループしているらしい?"ということが発覚してから、もしかしたら『秘恋の歌姫』もそのループのうちの1つなのかも?と考えたりしている。

現時点の物語上は、同じ世界に存在するはずのないルイスとチェルシーが出会って恋に落ちれば、いずれは悲しい結末を迎えてループするのかな?という感じなので…最後に思いが通じ合った『秘恋の歌姫』もいずれは悲しい結末を迎えて時が巻き戻るのかもな…と思うなどした。

 

5/4 文学フリマ東京42 お品書き・サンプル(新刊『オタク用語のエトセトラ deep』)

昨日、無事に新刊を入稿完了したので、

5/4「文学フリマ東京42」の告知&サンプルをアップします。

 

スペース:く-28 (南3-4ホール)

スペース名:ささやかな備忘録 出張版

 

Webカタログ↓

c.bunfree.net

新刊『オタク用語のエトセトラ deep』は事前告知のお品書きでは30ページ前後と記載していたのですが、

一章ずつのボリュームが膨らみ40ページになりました。(?)

お値段は変わらず500円での頒布です。

 

既刊『オタク用語のエトセトラ──界隈によるオタク用語の違いについて』では、オタク・ファンカルチャーの中では、属する界隈によって似た意味でありながら異なる言葉が使われる現象をいくつか取り上げ、そうした違いが何を起源として発生し、何故その文化の中ではその言葉が使われているのかといった点について考察しました。

既刊の執筆中に「この用語はもっと深掘りしたら面白そうだな」「この用語も取り上げたいけど、今回の趣旨とは少し異なるな」と取り上げられなかった用語がいくつかあったので、今回は既刊とは違った切り口でそれらの用語をより"深く"掘り下げる内容です。

一章ではオタクやアイドルの「他界」「転生」といった用語の根底に潜む思想を輪廻転生の価値観から考察します。

二章では、韓国から輸入されて昨今日本のオタク文化に根付いた二人組みを表す「ケミ」という用語の示す"関係性"が、日本のアイドル文化における「シンメ」「コンビ」といった二人組みを表す用語とどのように違うのか、雑誌やファンの言説から考察します。

三章では、「インスト」「リリイベ」等のCD等の発売記念イベントの呼称が界隈によって違うのは何故なのかを、言葉の源流を探りながら考察します。

四章では、「痛バッグ」という文化を、その源流となったと思われる「痛車」や「イッピ袋」「バンギャトランク」といった文化の特徴と照らし合わせることでオタクの"アピール文化"について考察します。

今回は章ごとに分析やアプローチの方法も異なるので、その点からも楽しんでいただけるかと思います。あと、表紙の用紙をミランダスノーホワイトにしたので、キラキラしている予定です。(今回は絶対にこれがやりたかった)

ご興味がございましたらよろしくお願いいたします。

 

目次

はじめに

1.アイドルとオタクの「前世」──彼ら/彼女らは何故「他界」して「転生」するのか

2.オタク用語としての「ケミ」と「シンメ」「コンビ」──"関係性"の違いはどこにあるのか

3.アイドルの「リリイベ」とヴィジュアル系の「インスト」──CD販促イベントの呼称の違いと「無銭」という言葉について考える

4."見せる"オタク文化のハイブリッドとしての「痛バッグ」──「痛車」「イッピ袋」「バンギャトランク」から続くオタクのアピール文化に関する言葉の流れについて考える

おわりに

 

本文サンプル↓(ページは繋がっていません)

 

既刊

『オタク用語のエトセトラ──界隈によるオタク用語の違いについて』『「量産型」のゆくえ──「量産型女子」から褒め言葉としての「量産型オタク」へ』

も持っていきます。

既刊のサンプルなどはこちら↓

appleringo.hatenablog.com

appleringo.hatenablog.com

 

★当日の諸注意★

・イベント開始直後の高額紙幣の使用はお控えいただきますようお願いいたします。

・途中1時間程度席を外す時間がございますが、代わりに売り子の友人が入りますので、もし何か本人に用事がある場合は、売り子へお申し付けください(スペースに向かいます)。

 

 また、前回同様に出店後はBOOTHで残部の自家通販を行う予定です。

もし当日会場へ足を運べない方で購入をご希望の方がいらっしゃいましたら、通販をご利用ください。

(※システム利用料を含めた金額となりますため、会場頒布とは価格が異なります。)

 

当日はよろしくお願いいたします!