ささやかな備忘録

いつか死ぬ日の僕のために

観劇総括【2023年】

あけましておめでとうございます。年末に書き終えられなかった2023年観劇まとめを書きます。

今年は体調不良の降板もあって推しの出演作品がすごく少ない年だったし、某作品*1にハマってイベントに通っていたけど、その分観劇数が少ないとかは別に、なかった(?)

 

★1月

『暴太郎戦隊ドンブラザーズショー ドン3弾 特別公演「"キジのおんがえし„……という おはなし」』

これを観劇に含めるのか微妙な所だけど(?)後ほど書くイベントまとめよりは、観劇に入れておくか…ということで。ヒーローショー初めて見たんだけど、奈落落ちとかワイヤーで客席の上飛んでくのすご~い!と思いながら観ていた。

猿原さんのタロウへのまったく君ってやつは…が生で見られて嬉かった。カテコでまったく君って奴は、投げキッスくらいしたらどうだ!?サービスだぞ!って言ってて、タロウが低速投げキッスしてて可愛かった。

 

星組公演『ディミトリ/ジャガービート』

初めての宝塚。感想は別で書いてるので、詳しくはそちらで。

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★2月

ミュージカル『憂国のモリアーティ Op.4 -犯人は二人-』

モリミュ!原作が好きなんだけど、Op.3を観劇してすごく良かったから続きが観られて嬉しい。私は藤田玲の悪い男が大好きなので(前も書きましたね)ミルヴァートンが暗躍するシーンが、歌声も表情もめちゃくちゃ腹立たしくも「絶対悪」として魅力的過ぎてすごく良かった…。海に落ちるシーンの書類が舞う演出もすごく好きだ。

基本的には平野シャロが一番好きなので一番意識的に見ていたんだけど、特に好きなのはジョンがメアリーを連れてきた前後のシーン。ケッコン!?てなったあと前のめりの姿勢でフリーズするシャロ、可愛いすぎて…。メアリーの推理聞いてる時の無意識に試すようなことしてるのもちょっと意地っぽいのが見えて人間らしくて好き。この天才ゆえのひねくれと人間らしさの塩梅が上手いのが平野さんなんだよな~と思う。(平野シャロの発する結婚という言葉は本当にすべて"ケッコン"だなって思う)

あと、改めてシャーロックが思考を巡らせてる時にバイオリニストさんがキュルキュル弾きながら周りを回るの、視覚的に頭の中がぐるぐるしてるのがわかってとても好き シャーロックの曲はいつもバイオリンがメインなの良いな~て思った。

冒頭の犯罪卿の曲のウィルの「罪深いこの魂を捕まえてほしい」が好きすぎる シャロの俺のやり方で捕まえる~のメロディラインも好き。あと、あとオープニング前のミルヴァートン・ウィリアム・シャーロックのハモりが本当に迫力があって好きだった。

観に行ったのが平日の真っ昼間と夕方だったのに満員御礼で、本当にすごいな、と思った…。結局面白い作品だったら客降りとか人気アイドルとかの名目がなくてもここまで埋まるんだよね…ということを感じるなどした。

初回が最前ドセンだったんだけど、贅沢すぎる…という気持ちになった(?)

 

舞台『咎人の刻印』

友達の推しが出ているので誘われて観てきた。最前列被ったから一緒に入ろと言われて何故か最前列に入れてもらった(何故?)

原作未読で観劇して、ビジュアルからもっとねっとりした感じの話だと思ってたから、思っていたよりも主人公同士が程よい距離で滲み出るような信頼と愛に気づいていく話だったのは見やすくて良かった。オタクの道に長くいるからこそ次の展開が読めてしまう部分はあったり、根本の脚本はあんまり…だったけど(原作改変要るのかな?と思う)。

松田くんのアクションが華やかでカッコ良かったのと、誠次郎さんの安定感のある殺陣が見られたのは嬉しかった。あと、愛に狂って壊れて最終的に主人公に救われるタイプの役を演じる杉江大志、本当に本当に見覚えがありすぎて困った(?)

 

★3月

『暴太郎戦隊ドンブラザーズショー 第4弾 特別公演「招く猫には何来る?Gロッソは大波乱で大団"縁"!」』

第3弾楽しかったから第4弾も観に行った。大団縁!ソノイニザに記憶を思い出させようとするメイン3人が良すぎたし、サルブラザーの痒いところに手が届くワイヤーアクションがとても良かった。カテコのはるかちゃんカワイイ~~!

あと、生の闇ジロウがすごく渋くて良かった!中通路でドンドラドントラコンビがアクションやってたのめちゃめちゃカッコ良かったな。そして雷蔵くんは生で見てもシンプルにイケメンだった。

 

舞台『ヒプノシスマイク-Rule the stage- Flling posse VS MAD TRIGGER CREW』

元々行く予定ではなかったのだけど、周りの友達からの評判が非常に良かったので急遽チケットを取って観に行った作品。私は前に少しの間安井さんのオタクだったから、乱数が決まった時に贔屓目で褒めてるオタクに引いてしまって、でも見たら自分もそうなるんじゃないかな~と思って避けてたのだけど、今回乱数に造詣の深い友達がすごく褒めているのを聞いてそれなら…と思って観劇した。

そしたら乱数と偽乱数の演じ分けがすごく良くて…偽乱数のただ明るいだけじゃない邪悪さを孕んでいる部分を良く表現されてて、この人演技上手いんだったな…と思うなどした。あと、ピンチになった時の死にたくない!!!が迫真過ぎて胸に刺さって…好きすぎた。

乱数は死なない!を言う帝統に、幻太郎がもっと艶かしく!て言ったのを帝統が聞き取れなくて、え??って聞き返し、幻太郎がバカっ!!て突っ返すの、めちゃくちゃにあの二人の空気感そのもので好きだった(多分アドリブ)。

銃兎の取り調べは急に別の作品に迷い込んだかと思ってかなり動揺した(?)

ライブパートの緑色のプリン全員に食わそうとする理鶯も好きだった。帝統以外のそれぞれのウゲー!顔を見るのが楽しかった。三心同体の「退いとけよ雑魚は」の所で急に裏の顔になる所、きっちり演じ分けててその切り替えもすごく良かった。あと久しぶりに見てダンスが好きだな~と思った…。

席はリセールで適当に取ったら3バル通路だったんだけど、至近距離サマトキが現れて白いな…と思いながら見ていた。。

 

あんさんぶるスターズ! on stage -Party Live-』

推しのサイレント卒業を未だに根に持っているので、卒業以来一度も行ってなかったんだけど、誘われたので推しのマブダチ俳優を応援しに行こうという気持ちで見に行った。初演~あんステフェスでもパフォーマンスされていた知っている曲がたくさんあったので、見ていて懐かしい気持ちになった!

原作はほぼノータッチなのでEDENの曲初めて聞いたんだけど、あんなにバチバチのEDMなの知らなかった。ダンスが一番ゴリゴリの振り付けでカッコ良かったし、松田岳の乱凪砂めちゃくちゃカッコよくって驚いた。(私は松田さんにあんまりダンスの印象がなかったため)

寸劇パートは以前よりもステージのあっちこっちで色んなアイドル同士のやり取りが起きていて目が足りないやつだ~と思った。あと紅月の傘の演出への既視感を覚えていたら演出がほさかようさんであることを思い出した。

かなり余談だけど、この日会場に向かっていたら自分が今好きなグループの生配信に遭遇してしまい、本当に驚いた。(遠くの陰からそっと見守った。)

 

★4月

演劇調異譚『xxxHOLiC -續-』

ホリ譚第二弾!キャストさんの体調不良で途中から中止になってしまったのが残念だったけど、第一弾同様にすごく凝った演出と女性役キャストの美しさを楽しめた素敵な作品だった。推しの美女姿が見られて大変ありがたかった(?)

詳しくは下の記事にて。

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『LILIUM-リリウム- 新約少女純血歌劇』

個人的にすーごく楽しみにしていた作品。TRUMPシリーズはソフィ側の話はいくつか映像で見ていて好きだったのだけど、リリー側のシリーズはまずLILIUMを見てから見てほしいと様々な所で言われているので、見なきゃと思っていたところで、再演が決まったので観に行くことにした。

一回しか観劇出来なかったのに、展開と人物の描写が鮮烈すぎて暫く頭から離れなかったし、音楽がすごく良くて!そちらも耳から離れなかった。終演後に天国よりも美しい地獄だ…と思ったのを覚えている。

一番の感想は、永遠の時間が生き物を狂わすことは、きっと永遠に生きている者にしかわからないのだろうな…ということ。"彼"の無邪気さすら感じる狂気の表現がすごく胸に刺さった。二人とも生き残って傷を舐め合えたら少しは救われたのだろうか…でも、これ(孤独)が永遠の命の必然なのだろうな…とも思ってしまった。

楽曲は「Forget-me-not」と「あなたを愛した記憶」が好きーー!なんてドラマティックなのだろうか、と思った。

観劇後に「マリーゴールド」「黑世界」も映像で見たんだけど、どれも本当に面白かった。「黑世界」のシュカとリリーの最後のやり取りがすごく好きだった。ハロプロ版も見たいです。

しかし平日のサンシャイン劇場が見切れまでびっしり埋まっている客席は圧巻だったな…。

 

舞台『ハリーポッターと呪いの子』

こちらは友達に誘われて観に行った。ハリーポッターは一作目しか見ていないという割とミリしらレベルだったんだけど、映像を使わないあらゆる技術を駆使して魔法を見せている演出を見ているだけでもかなり見ごたえがあった!

火とか水槽の演出は勿論、シンプルな部分ではあるのだけど、人や物が浮いているように見える絶妙なスモークと光の利用が面白かった。特にすごいなとおもったのは湖の中で泳いでいる表現で、シンプルながらも仕掛けが見えなくなっているのはすごい技術だな~と思った。

ストーリーも、ラストで全てが上手く行くというご都合主義ではないのがリアルな人生らしくて良かった。美山マートルがチャーミングでとっても可愛かった。

 

★5月

脳内クラッシュ演劇『DRAMAtical Murder』フラッシュバック

初演はノイズ√を観に行ったので、今回は別√でと思って紅雀√を観に行った。今回は永田さんが降板で代役として土屋さんが蒼葉を演じられて、土屋さんを見るの初めてだったけど、セリフ回しがかなりしっかりしているからサバサバしたお兄さんっぽさが強くて好きだなーと思った。

初演を観た時に思った、蒼葉が全部説明してて間延びしてる~って感じが若干改善されてる気がしたのが良かった。相変わらず読み上げるような説明セリフが多いのはノベルゲー原作だから仕方がないのだけど、若干そこまで言う必要ある!?にはなってしまうけど。紅雀√はシンプルな愛の描写が多いので、難しいことは考えなくても幸せになっていく過程を楽しめるのが良かった。(紅雀ルートが一番楽しいって言ってたことを岩城さんに暴露される土屋さん、真っ直ぐな感じが可愛いなと思った。笑)

ところでガリガリの体型が好きすぎて、岩城さんのミズキのビジュアルめちゃくちゃ好き~と改めて思ったりもした。(岩城さん、ねずみ観に行ってた頃出演してた人だ~ということに気がついた)

 

★6月

舞台『HELI-X ~スパイラル・ラビリンス~』

気が付けばヘリックスシリーズは初演から全部観に行っているのだけど、私は今作が一番好き。ナンバリングタイトルではないからこそか、個々の掘り下げとか変化がすごく良く分かる内容になってて、次回への布石を感じたり謎が解けた部分もあって面白かった!展開の辛さは相変わらずだけど…。

個人的に(皆そうかもしれないけど)オシリスが何を考えて行動しているのか知りたい部分があったから、今回イシスの存在によってそれが少し明らかになったり、人間らしい部分を垣間見ることが出来て理解が深まって嬉しかった。

実際、「悪魔」のオシリスが心を許していたイシスが生きていることを知って、どうして…ってブツブツ呟く時にそれまでと全く違う表情だったし、刺される所までは"本当に"殺して欲しかったんだろうな~と思った。でもイシスに躊躇いがあって、我にかえって逆に「私は、私だ」 を強く確信してしまったというか…。

長谷川さんが表現されるイシスが元々持っているであろう包み込むような優しさの描写が本当に素敵で、それがサッドネスの心を優しく溶かしていくシーンを見ながら、終盤まではこの人なら同じ孤独を持ったオシリスを止めて終わらせられるのかな~と思わせてくれたんだよね。でもそう簡単にはいかないのもそれはそれで解釈の一致で…。

「変わらなかった心」であるオシリスの描写と対応するように、「変わりゆく心」であるセーレが描かれていたのも良かった。イシスに絆されるのは何となく分かるし、劇中通して知らず知らずのうちに執着が芽生えて、全てを"合理性"で説明していた彼女が"側にいて欲しい"と話す変化が丁寧に描かれたことで、バラバラのイシスをかき集めて生き返らそうとする彼女の悲痛が真に迫っていて辛かった…。彩凪さんのキレッキレの殺陣本当にカッコよかったし、回るたびに衣装の裾がヒラヒラするのが最高だった。

最初ゆづちゃんと平野さんがW座長って聞いて、立場がバラバラの2人をどうメインに据えるの?と思ってたのだけど、最終的に全く違う道を通って「私は、私」という信念にたどり着いてシンメトリーになる(でもその裏にある思想は全く違う)のが…上手いなと思った。
サッドネスにとっては本当に辛い展開の連発だったと思うのだけど、物語を通して強く美しく成長する過程を見せてくれて嬉しかった。ドウモトがサッドネスと背中合わせで話すシーンすごくキュンとしたけど、裏切る…んだろうな…と思ってしまったから、最後の展開はやっぱりな~だった 。だけど一時でも本当に"君自身が好き"って思ってくれてた描写は、彼女にとっては一番の救いでもあったのかなって思ったりもした。それはイシスが背中を押してくれたことに関しても同じく。
クライは根が優しくて悪人向いてなさそうなのに、罪を背負いすぎた彼にはやっと愛すべき存在が出来て、彼女のために命を掛けられるのが幸せだったのかも…と思ったり。恋人って感じじゃないよね?と思っていたから"お父さんみたい"って台詞でしっくりきたね、と友達と話していた。
イモータルはいつも通りギャグパートを引っ張ってたけど、澄ました顔で「イモって付く料理売ったら、売れるんじゃないの」って去っていくサドネスちゃん可愛いし、スイートポテトとか!?にいや、イモって付いてないからダメなんじゃないか…とツッコむクライ、優しい。
カテコの挨拶が相澤さん赤羽さんだったんだけど、そのピュア~な挨拶に、アフトで平野さんが「もう客席みんな母性が溢れてたよ!全員が"私が生んだ"って錯覚したでしょ!」って話しててめちゃくちゃ笑った。
ヘリックス面白くて色々考えちゃって項目すごく長くなっちゃったので、その内個別記事に移すかも…。
 

舞台『キノの旅Ⅱ-the Beautiful World-』

2022年の初演が本当にも~~すごく良くて、推しの出演作で一番好きな作品が5年ぶりに更新されたくらいの作品だった。今回の第二弾も構成面で前回とは全く違った見せ方になっている一方で、初演の良さはそのまま引き継ぎつつ、新しい見せ方も提示してくれたことで一層深みがあって小説の持つ雰囲気を舞台らしく落とし込んでいてすごく好きな作品だった。2023年のマイベストは本作であると思う。(全通もしたし)

途中主役の相棒というメインキャストさんの降板があった中で、演出を練りに練って最後まで旅を続けてくれたスタッフ・カンパニーの方々には感謝しかないです。

詳しくは下の記事にて↓

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★7月

舞台『トレンディは突然に』

推しが急にゲストに呼ばれたので観劇したんだけど、数年前までのザ・CLIEっぽさ(?)をふんだんに感じられる作品ですごく楽しく観られた。

タイトルの通り、ベッタベタのお約束がどんどん展開されるんだけど、それを令和感覚の虹斗がメタにツッコんで…いたはずなのに!?彼もどんどんトレンディに飲み込まれることで、それに引き摺られて観客もどんどん"トレンディとは何ぞや"を理解していく流れが本当に面白かった!ずっと笑ってた。

ミユキ(青木志穏ちゃん)が本当~~にしっかり演技も表情も80年代ですごくチャーミングだった。客降りで近くを通った時、可愛くてデレデレした顔をしてしまった。あと虹斗役の阿部さんがトレンディ慣れしてない時に「待って、何!?」って言ってるときの顔がツボすぎて。笑イケメンなのにそんなに面白い顔も出来るのか…という。笑

私の推しは謎のYouTuberで急に現れたり、ケンジの師匠をやっていて笑ったんだけど、師匠が劇中で紹介された「トレンディは同じセリフを二度言うんだぜ!」という特徴を実践していたのが面白かった。推しのお気に入りシーンはミユキに電話が繋がらなくてケンジが雨の中電話ボックスの前で崩れ落ちるシーンらしいけど、プライベートでやりたい!と言っているのを杉江さんがやったらその瞬間に縁切りま~すと一蹴していてウケた。

 

TxT vol.3『TQY』

前回のtxtがすごーく面白かったのと、純・高橋悠也を浴びたくて観に行ったんだけど、客席が土日なのにあり得ないほど埋まってなくて悲しかった。(前々日に取ったチケットが6列目のセンブロ?とかで…発表が遅すぎる)

テーマが「ヒーロー」なので仕方がないんだろうけど、箱庭療法で誰かに見られてる感じがするっていう設定も、犯人探しゲームっていう設定も、俺の体から退場させる!!という台詞もかなりギーツに引っ張られた感はあるな…と思った。笑 

話の組み立ては相変わらずすごく上手くて、種明かしをされていくターンなんかは鮮やかですごく好きだったけど、ラストがちょっともんやりなのと、題材的には好み分かれるかなぁと思った。

 

★8月

舞台『刀剣乱舞 七周年感謝祭 -夢語刀宴會-』

イベント枠だろうけど元作品が舞台なのでこちらに。推しが出るということで全通したんだけど、キャストが多すぎてどう…どう!?と思っていたので、思っていたより出番があって安心した。

基本的にはお祭り騒ぎで、難しいことは考えず盛り上がれたので楽しかった。初めの汽車に推しが、、いない!?と思ったらでっかいくじ持って出てきたの面白くて笑ってしまった。鬼ごっこもその他催しもしっかり戦って毎回結果が違うので、楽しく見られた。

ライブパートは維伝の曲をまたパフォーマンスしてるの見られて嬉しかった。 あさきゆめみし肥前/南海が向き合ってる振り付け好きだった~!新規の振り付けも優美で素敵だ。

纏めるの難しいから以下、印象に残っている所箇条書き。

・"盛り上がって階段を降りようとする先生を必死に止める肥前くんとむっちゃん"を近くで見られて嬉しかった。かなり必死の形相だった

・軽装めちゃ良かった 山姥切に無理やり踊らされる肥前くん、可愛いね

・アリーナ前方だった日に、粟田口二人三脚のゲストが推しと戦友でかなり嬉しかった。役柄上、何でお前に合わせなきゃいけねーんだよ!って言い合ってるのにダントツ息ピッタリでぶっちぎり1位だったの笑った

・鶴に「投げ接吻をするけどキャーとかならずにおめおめと帰ってくる」をやれって言われて、ヒュ~!が上がる客席に「ヒュ~も禁止!」って言われて、投げキッスしたのに本当におお…みたいな反応されて帰る可哀そうな肥前くん

・推しが捌け際に顔背けながら然り気無く指ハートしたの見逃さなかった

うちわOK急に言われてかなり戸惑いがあったんだけど、まあ見えてたぽいので作って良かった。

 

舞台『弱虫ペダル THE DAY1』

インターハイや!ペダステは毎回、見てるだけで汗かきそうなくらいキャスト陣の気迫がすごいな~と思う。特に東堂巻島戦が明日は巻ちゃんが勝つかもしれなくない!?って思うくらいアツかった!山本さんがカテコで「勝負はわかってるんですけど、毎回明日は勝つ!って思いながら走ってる」って言ってるのがすごく好きだった。

「120人の中に絶対裏切らん仲間が5人もおるんやで」めっちゃ好きな台詞だな、と観ていて思うなどした。

 

★9-10月

ミュージカル『憂国のモリアーティ Op.5 -最後の事件-』

Op.4から待ちに待った最後の事件。

初回観劇時はとにかく劇中でルイスの変化がすごく分かるのが印象的で…ウィリアムを見守ることにした優しい歌声とMI6として生きるのを決めた時のあり得ん程力強い歌声の対比がめちゃくちゃ良い…と思った。表情も凛々しくなって…。あと私は貴族の女の子が庶民の女の子の人形を拾ってあげるシーンが好きなので、そこで泣きそうになってた。

あととうとう橋落ちシーンを見ることが出来て…ここまで来たか~と嬉しかった。落ちる演出ってすごく難しいと思うのでどう来るか考えてたんだけど、落ちているのがすぐ分かる描写且つ、2人の歌とお芝居が映える形ですごく暖かく2人を包み込むような光がある表現になってて感激だった。そこに暖かな風が吹く~が重なることで、そうこれこそウィリアムにとっての暖かな風なんだ…という気持ちになった。

2回目はセンターの見やすい席だったから、貧民街で手紙読むシーンの2人と交差する光がすごくまっすぐ見えて嬉しかった。あの何とも例えがたいシャロの表情が好きで…。ジョンとシャロは根本の部分が正反対だから、ジョンはシャロに友としてすべきことを気付かせられた所があると思うんだけど、逆にシャロはウィルと似た者同士だから(特に自分という存在なんてどうでも良いと思っていた所)救えたみたいな所があるな~という気持ちになる…。

あと、Op.4の時の長江さんのフレッドがどうもしっくり来なかったんだけど、Op.5の感情的に、年相応な子供っぽさを表に出すフレッドは良かったなぁと思った。市民が手を取り合っているのを見た時の、静かに歌い上げる感じに驚きで言葉が出ないのが伝わってきて好き。あと今回のハドソンさんの歌がサイコ~だった。

 

舞台『ヒプノシスマイク -Rule the stage- Battle of Pride』

BoP!現キャスト最後ということで寂しい気持ちもあるけど、総合的にはすごく楽しかった。(推しがいるとかでないから気楽な気持ちもあったかも…)観に行った時がセンステよりやや後ろのアリーナだったんだけど、2ndバトル曲の時にセンステで1人ずつ順番のバースでバトルしてるパートが、お芝居含めて本当に"中央区で観戦している大衆"になった気分になるのが、すごく作品世界に入り込めているようで良かった。

乱数ちゃんを無事にツラまで追い詰めていじめて幻太郎に怒られている空却くん、笑う。 廣野空却ってtra3で初めて見た時はクールだなって思ったんだけど、段々いや…そうでもないかも…の気持ちになった笑

あと、どつのいろいろな物が混ざって、搔き乱す危険な弾薬庫ォ♪(※間違っています)って歌いながらどつ3人が弾薬庫を混ぜ混ぜしてたのめちゃくちゃ笑った。

 

仮面ライダーギーツ ファイナルステージ』

これもイベント枠に入れるか?悩みつつ、ショーパートでツムリちゃんが「舞台版デザイアグランプリです」って言ってたからここに入れるかと思って書き出したんだけど、そもそも書きたいことが多すぎてこんな一項目で纏められないので、保留にさせてください…別記事で書く…笑

見たのは初日の大阪・名古屋・東京2days丸々でした。

 

最遊記歌劇伝-外伝-』

最遊記歌劇伝のフィナーレ作品。こちらも本当に良かったのでつい先日別の記事で細かい感想を書いたので、そちらを読んでいただければと思う。↓

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劇団時間制作『トータルペイン』

小西成弥さんのインスタで出演の宣伝を見て、直感で面白そうだったので観に行った。レッドシアター、端っこでも観やすかったな。

過去の人の死と、これから来る人の死にどう向き合うか?を死んだはずの母の幽霊が現れたことで家族が対話して考えていく話。死を乗り越えたと思って気丈に振る舞っていても、ある一点で崩壊してしまう描写なんかがすごくリアルで苦しかった。お姉ちゃんのヒステリックさが最初ちょっとキツいな~と思って見ていたら、それがただの強がりだっただけで、どんどん裏返っていくのも…。ただしラストは結構あるべくしてある方向に幕を引いたので、スッキリした最後ではあったかな、と思う。

セットは動かないのに照明が装置になって事故のあった横断歩道とリビングが転換するのが見事だった。匂いまで伝わってきそうなリアルな家のセットが余計物語の苦しさやカタルシスを掻き立てる。

 

★11月

舞台『Grave Keepers』

推しの久しぶりの出演作品~!ということで雰囲気も面白そうで結構楽しみにしていたんだけど、脚本と演出は…正直期待外れだったかなぁという感じ…。題材と設定そのものも話の展開もファンタジーとして別に悪くはないのに、5ページくらいのプロローグを1.5時間に延ばした印象だったり、のくせして場面展開がすごく急で間が悪かったりするのが原因かなぁと思って見ていた。あとテンポ感やキャラクター同士の会話が思ったよりポップだったのが音楽の重圧さとバランス取れてないな、とか、セットの雰囲気が物語のダークさに合ってないな、とか他にも色々…。設定やそれぞれのキャラクターの色付け、それを演じるキャストさんたちの解釈は満点だったので、次回作を作るなら改善してくれると嬉しいな~と思う。

日に日に兄弟らしくなる4人の掛け合いとか、わだかまりが出来たあとに、それを越えて兄弟らしくなっていく様子は見ていてすごく楽しかった。最後の朝食誰が作るかでワーワーもめてる所とか可愛かったし。笑 毎日の日替わりもとても面白かった。

推しの特に好きだったポイントは、悪霊を投げ飛ばすオリバー、エドガーの部屋でジョージと対話する時にパンツをぎゅっと握りながら小切れでなんとか言葉を発している感じから切実に話を待っているのが伝わるオリバー、植物の瑞々しさを表現して踊るオリバーの無邪気さの表現です。

あと主題歌の歌唱とダンスはすごく良かった~!結構ゴリゴリに振り付けのついたダンスなので毎回見ていてとても楽しかった~。4人で順番にターンする所の軽やかさとか、2番のステップとか、サビの手の振り付けとか、めちゃくちゃ好きだった。今度のOTOKOMAEフェスでも見られるらしい?と聞いているので、楽しみにしている。

最後にこれだけ言いたいのは、あのボリュームとあのセットで12500円ってやっぱり高くない!?!?これだけ払ってるのに出てきたのがこれか…という気持ちは正直あった。(役者に非はないのだけど)

 

ミステリー・ミュージカル『ルームメイトと謎解きを』

武藤潤さんの歌聞きたいし、良輔さんもいるし、話が面白そう!と思って取ったら、武藤さんがインフルで一部公演降板となってしまい…折角取ったのでそのまま観に行ったら小野塚さんバージョンもとても良くて、想像以上に面白かったので、武藤さんの回を買い足してWキャスト両方観た、という作品。

推理ものとして観客を上手く引き込む展開で綺麗に纏まっていてゴチャゴチャせず観やすかったし、音楽も素敵だった。最初生演奏なのを知らずに行ったので、音出しで気が付いて、お得過ぎん!?と思った。笑

私が正義感強めで相手を光に引っ張り上げる男と自分のことはどうでも良い男のコンビが好きすぎるから、ヒナとエチカの関係性がすご~く好きだったんだよね。小野塚ヒナと武藤ヒナでテンポ感も雰囲気も全然違って面白かったな。演技でみたらキャリアの分小野塚ヒナの方が小回りが効くし安定感がある印象だったけど、歌は武藤ヒナの方が感情が乗ってる感じで好きだった。

どのキャラも個性はかなり強烈だけど、現実にいそうな感じなのがスッと入っていけたし、それぞれの個性からくる証言なんかが推理のピースになっていくのも面白かった。事件内容は重めでありながら、最後はカタルシスがあったのも良い。良輔さんすごいいい味出してたな。笑 そして青木さんの歌声が綺麗すぎる。

武藤さん、捌ける時反対に行っちゃってみんなに(違うよ)って戻されてたのウケた。最後のカテコは富永さんに捕まえられて連れてかれてた。笑 アフトの湖城龍一郎大賞も笑った。

 

★12月

『演劇ドラフトグランプリ2023』

面白そうだったので今年初めて参加した。キャストも演出家もほぼ知ってる方だったので、それぞれの色がかなり出ててどの劇団も面白かったから本当に甲乙付けがたかったな~と思う。

品行方正が私の好きなタイプの三浦香だったな、というのは見ていてすごく思ったんだけどなんというか武道館の音響が…悪すぎて…結構台詞が聞き取りづらい部分があって残念だった…。テンポ感が重要なタイプのお芝居だから、一瞬考えて理解してになっちゃったので面白さが若干削がれちゃって投票には至らなかったよ~…。あのハチャメチャ感絶対好きなので、小劇場でもう一回見せてほしい…笑 唐橋さんと七海さんのコンビ良すぎるでしょ。

シンプルに芝居で勝負してきた恋のぼりもすごく良かったけど、私は泣かせる系の泣かせがそこまで刺さらないから、笑いと切なさのバランスが一番良かった+演劇っぽさもエンタメ性もあった国士無双に入れた。糸川さんの孤児の演技がものすごく良かったこともある。中屋敷さんはご自分の脚本を演出されている時がキャストが一番生き生きしている。気がする。

びゅーも一番星も面白かったけどやっぱり全体的に音響が惜しすぎる!!とはいえトップクラスの方々の作ったものを一度に観られたのはかなりお得だったな。

 

以上!2023年は割と沢山様々な演目を観に行った年だったけど、単発の面白い作品が多くて嬉しかった。

今年は推しの作品ももっと観られると嬉しいな~~!!