ささやかな備忘録

いつか死ぬ日の僕のために

考察

人を動かすのも狂わすのも"愛"(なのかもしれない)―舞台「地獄楽-終の章-」じごステ 感想ほか

少し経ってしまったが、2月に観劇した舞台が面白かったので感想を書きたいと思う。推しが出演するということで観劇した作品である。未読の漫画原作且つ舞台化2作目且つ最終章で、推しの出演は今回からのため1作目も未観劇だったため*1、発表時は、ここからで…

「ハヤテのごとく!」の話をする回

「ハヤテのごとく!」という漫画がある。 私が小~中学生の頃に大好きだった作品である。 最近本屋で完全版が出版されているのを目撃して久しぶりに情報を追ってみたら、どうやら今年で20周年とのことで、に、にじゅっしゅうねん!?!と驚愕してしまったと…

現実はそれでも続いていくから―WATARoom produce『セーブ・ザ・ダディ』~VIVID CONTACT事件簿~ 今更すぎる感想・雑感など

気付けば新年度だけど、いかがお過ごしでしょうか。 私は推しが昨年からゆったりスケだから、この前久しぶりの出演舞台で久しぶりに全通したり、合間にアイドルのライブとか好きな作品の舞台挨拶で遠征したりしてたら4月になっていた。 その舞台の感想もいず…

小さな僕の大きな存在証明ー「翼グラフィティ」を中心にTHE KIDDIEの歌詞の話をする回

先日2023年の現場まとめでYOUSAY SONIC2023のことを書いていて、THE KIDDIEを久しぶりに見られたの嬉しかったな~と改めて噛み締めていたら、キディの話がしたくなったので、前から書きたいと思っていた話を書こうと思う。 appleringo.hatenablog.com キディ…

推しの姿、横から見るか?画面で見るか?

今年の夏、推しが大きめのイベントに出ているのを見に行ったり(こっちは刀ステ感謝祭)、推しではないけど大きめのライブイベントを見に行ったり(こっちはエビライ)ということが立て続けにあったのだけど、 普段は比較的小さな劇場や箱にしかいないので、今ま…

ヘッドドレスのゆくえー"ロリィタ"と"令和のネオ・ヘッドドレス"

友達の推しが出ている舞台作品で、ゴシック・ロリィタブランドとのコラボ服が発売された。以前ロリィタを着ていた友達は大変喜んでいて、コラボ服を購入して久しぶりにロリィタを着ると言っていた。(作りが凝っていて素敵なコラボ服だと思う) シリーズものの…

お寄せいただいた舞台の謎特典情報(続・舞台の特典について考える会)

appleringo.hatenablog.com 先日書いた上の記事を読んでくれた方から マシュマロに面白い舞台の特典情報をお寄せいただいたので紹介したいと思う。 それは…余韻に…浸らせてほしい…。 何らかのイベントでスポンサー企業の商品が配られるということはあるある…

舞台のS席・プレミアムシートの特典グッズについて考える会

舞台作品、特に最近は2.5次元と呼ばれる作品や若手が多く起用されている作品の前方・センターブロック確約の席種のチケット(通常はS席とか、プレミアムシートとか呼ばれるもの)には、何らかのグッズが付いてくることが多い。 もらえて嬉しい品物も勿論あるが…

「貴方の選択で貴方の世界が作られる」ー演劇調異譚「xxxHOLiC-續-」ホリ譚 感想ほか

普段、観劇の感想などは公演期間が終わった後に書き始めることが多いのだけど、感想を書く公演というのはすごく良い公演だったことがほとんどなので、折角なら興味を持った人が観に来てくれるきっかけになればな~と思い立ち、今回は公演中に感想を書き始め…

ファン文化の「あがる(上がる)」と「降りる」に関するノート ー「担降り」「他界」「卒業」ほかオタクの"ファンを辞める"言葉について

「あの子、〇〇(俳優)はあがったって言ってたよ。…あ、違った"降りた"だったわ」 俳優のオタクと話している時、度々こういった発言をしてしまうことがある。 ここでの"降りる"という言葉は、ファンをしていた(熱い眼差しを向けていた、熱量を持って応援をし…

三者三様の個性だからこそ生まれる"パワー"と"説得力"-ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- 8th LIVE ≪CONNECT THE LINE≫ to Bad Ass Temple day.2

基本的に行った現場すべてについて感想を書き留めている訳ではないし、推しの公演ですら感想を書いていない公演の方が大分多いのだけど、最近立て続けに感想書いておきたいな~というものが多かったので、新しい方から順番に書き留めておきたいと思う。(と言…

文学フリマ東京35 ありがとうございました。(+自家通販のお知らせ)

昨日11月20日、「文学フリマ東京35」に出展いたしました。 告知の通り「量産型」という言葉の変遷と、「量産型オタクファッション」・それを身にまとう女性たちのカルチャーを研究した、 「「量産型」のゆくえ-「量産型女子」から褒め言葉としての「量産型…

文学フリマ東京35 お品書き・サンプル(「量産型」のゆくえ-「量産型女子」から褒め言葉としての「量産型オタク」へ)

出展予定の文学フリマ東京35の開催まで1週間となりました。 Twitterの方では数回ツイートしましたが、ようやく入稿完了したのでブログでも告知させていただこうと思います。 スペース:T-04 スペース名:ささやかな備忘録 出張版 webカタログ↓ https://c.bun…

いつか「古い物語」になる日が来るようにー「彼等のワンピース」感想

最近大好きな漫画のスピンオフ小説が発売されて、丁度先程読み終えた。それがあまりにもすごくすごく良かったので、忘れないうちに感想、書いておきたすぎる…と思って急に記事を書いている。(休みの日で良かった) そもそも普段読むのが研究書とかそれに準ず…

"愛"の話ー「Club SLAZY」シリーズ感想

少し前、フォロワ~さんから未視聴分のClub SLAZYの円盤を借りて、着々と見進めていた。 SLAZYの初めの印象は「クリサマのチケ発が飛び抜けて大変そうだった作品」*1だったのだけど 笑、そのあと気になって1stと4th(とTVドラマ版)だけ飛び飛びで見て(何故そ…

文学フリマ東京35に出展予定です

この前の記事でうっすらと触れましたが、 11月20日開催予定の文学フリマ東京35(第35回文学フリマ東京)へ ささやかな備忘録 出張版として出展予定です。 だいぶ前に制作を告知していた、「量産型オタク」「量産型ヲタク」などとして使用されている「量産型」…

「プリパラ」完走ーどんなわたしでも、わたしは「わたし」!というメッセージ

先日、TOKYO MXの無印「プリパラ」再放送が最終回を迎えた。 再放送が始まった当初、丁度無印プリパラをのんびり履修したいなと思っていた私は、これはなんと絶好のタイミングと思い毎週放送を見続け、ついに140話完走した。 ある程度のキャラクターは何とな…

私が読んでほしい漫画を紹介するだけの記事

私は漫画を読むのが好きだが、何故なのか好みが少しマイナーな作品に集中しているらしく、漫画が好きな友人にさえ「○○の好きな漫画は知らないものが多い…」と言われたことがある。勿論その友人がたまたま知らない作品が多かったのもあるかもしれないが、他の…

表拍に馴染めない

ここ数年推しが度々レビューやライブパートのある舞台作品に出たり、アイドル出身のグループを好きになってライブに行ったりと キンブレなどのペンライトを振る機会が格段に増えた。 昔から好きな歌手の方はライブでは物販で買い物するとサイリウムがもらえ…

2次元のヴィジュアル系の「リアル」とはーマシュマロの返信ほか

またまたご無沙汰しています。 ちょっと忙しいなと思ってたら急に人事異動があって、そのまま繁忙期に突入して春になってた。推しの舞台も何作かあったんだけど、最近は丁度昨今のアレで最前が何回分も吹き飛んだので正直暫く何もやる気が起きなかった。 そ…

マシュマロのお返事

寒くなってきましたがいかがお過ごしでしょうか。 私は推しの舞台期間が終わったあと オンラインでトークしてヤッホーと言われたり WITHの舞台を観に行くなどしていました。 (アサヒのあろまちゃん真似に大爆笑するなどした) さて、だいぶ前に連携してるツ…

「量産型」研究本『「量産型」のゆくえー「量産型女子」から「量産型ヲタク」へ』制作のお知らせ

★編集時に上に上がってしまったようなのですが、 こちらの本は2022年11月20日に文学フリマ東京35にて頒布いたしました。 詳細は下記のURLよりご覧ください。(通販もあります) appleringo.hatenablog.com appleringo.hatenablog.com appleringo.hatenablog.…

続・界隈によるチケット譲渡の「様式」の違いを感じた話

以前、こんな記事を書いた。 appleringo.hatenablog.com詳しくは元記事を参照して頂きたいが、簡単にまとめると、ある舞台(2.5)のチケットを探していたとき、SNSで普段見かけない書き方の譲渡募集を見掛けることがあった。(原作と主役の子が好きだったので)…

「いま、ここ」なコンテンツの力の強さを感じる話

最近特に、世の中において「いま、ここ」感が強いコンテンツがものすごく強い力を持っているな~と感じる。 ここで言ってる「いま、ここ」というのは 特に哲学的な意味とかではなく、 今、この時にタイムリーに展開されていくものとか、すでに出来上がったも…

紙の本の物質性と半永久性にどうしようもなく惹かれる話―デジタル情報の儚さと脆さ

院生の頃、就活をしていた時にそこそこ出版社を受けていたので、 「他でも散々聞いていると思いますが、出版は、紙の本は、斜陽です。」という話を何度も聞いた。面接でも「この時代に何故紙の本に携わりたいと思ったのですか?」というよう質問を何度も投げ…

マシュマロ

最近、記事を見たり読んだりしてくださる方が結構いらっしゃるようなので、 ご意見とか、ここはこうでは?みたいなのがもしあったとして、投げられる場所があった方が良いのかもと思っていたのですが、 マシュマロを埋めこみで置くことが出来るということを…

2次元とヴィジュアル系 後編ー2次元のヴィジュアル系バンドは「リアル」か?

前回の記事の続きです。 appleringo.hatenablog.com 引き続き、元ばんぎゃるが漫画、アニメ、ゲームなどに登場する「2次元」ヴィジュアル系バンドに時たま感じる「違和感」の正体とは何であるのか、そして2次元のヴィジュアル系がどこまで「リアル」であるの…

2次元とヴィジュアル系 前編ー2次元のヴィジュアル系バンドは「リアル」か?

元ばんぎゃる的に、オタク的に、結構ずっと気になっていることがある。 アニメ、ゲーム、漫画などの――つまり、「2次元」の作品におけるヴィジュアル系バンドの存在についてである。 2次元の作品には「ヴィジュアル系バンド」とはっきり冠したバンドのキャラ…

それぞれが対峙する群像-舞台『刀剣乱舞』維伝 朧の志士たちの話 その1

先に別の感想をアップしてしまったけれども、 この前の記事の宣言通り、いい加減に舞台の感想を書きます!!! (推しの舞台も千秋楽を迎え、バイトも無くなってしまってゆっくり書けるので丁度いい) 書きたいものは沢山あるのだけれど、 今回はこれも宣言…

「プリパラ」と「しゅごキャラ!」の間に感じた〈自己肯定感のスタートライン〉の差異について

以前、「アイドルタイムプリパラ」の登場アイドルであるWITHが気になり、ライブに足を運んだ記事を書いた。 appleringo.hatenablog.com 記事にもある通り、私は卒論で女児向けアニメーションを題材にしていたのでプリパラのこともある程度は知っていたのだけ…