ささやかな備忘録

いつか死ぬ日の僕のために

特撮・夏映画イベントマラソン(舞台挨拶)備忘録 ~仮面ライダーギーツ編 後編~

昨日丁度冬映画の舞台挨拶を見てきた所だけど、仮面ライダーギーツの夏映画「4人のエースと黒狐」のイベントを回った時の備忘録の続き。

前編はこちら↓

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後編は主に関西周りのイベントに参加してた時の備忘を書いていきたいと思う。夏映画情報が解禁されてから、例年どんなイベントがあるのか調べていたら大分や和歌山でトークイベントがあるというのを知り、本当に色んな場所でイベントやるんだな!?と驚いた。

程なくしてギーツでも大分や和歌山、京都でのイベントが発表された。日程的に関西周りが朝から夜まで一日マラソン状態だったので、お盆の時期の前乗り+かなり忙しない移動が必要だったのでどうしようと思ったけど、こんなに丸々一日好きなメンバーをいろんな場所で見られる機会ってそんなにないし、折角だから行こうと決めた。ただ、九州まで行くのはしんどいなと思ったので*1、関西周りのイベントを見て、そのまま東京に帰るプランを立てた。

しかし、和歌山と京都のイベントの発売が同日同時刻一斉によーいドン!だったので、そんな無慈悲な…と思いつつ、和歌山分の協力を友達に依頼して、自分はキャパ的に厳しそうな京都をばんぎゃる時代になれていた方法で取ることにした。結果、京都の片方は10番台が取れたので今まで色んな所でチケ発やってて良かった♪と思った。

チケットが取れたので今度は交通手段を考えたんだけど、ここで和歌山マリーナシティから京都・太秦映画村の移動に3時間位かかるのに、和歌山のイベントと京都のイベントの間が丁度3時間位しかないことに気が付く。タイト過ぎるがどうにかするしかないので、殆ど出ない参考情報を集めて、タクシー→特急→新幹線→在来線を乗り継ぎ行くルートで計画を立てた。正直どこかで電車が止まったらもうアウトだったけど、他に手段がなかったので、どうにかなれ…!と思いながら予約をした。

 

しかし、イベントの日が近づいてきた所で、なんと台風も近づいてきてしまった。

初めはイベントの日に関西に直撃する予報だったので、無理か…と思ったんだけど、日に日に上陸日が遅くなって際どくなってきた所で、前々日の夜までに開催可否が発表されることになった。発表があったのが丁度、杢代くんが出演しているエビライを見ている時だったので、終演後真っ先にお知らせを開いた。

関西はギーツのイベントは今のところ開催予定、キングオージャーのイベントは中止と発表されたので、本当に開催出来るかはまだ危うかったけど、次の日関西へ前乗りすることとなった。結果的には全部無事に開催できたので本当に良かった…!けど、移動がかなり危うかった所もあったので、その時のことも含めて書き残しておこうと思う。

 

和歌山マリーナシティ トークショー (1部) (8/14)

和歌山の良さげな宿が全部埋まっていたので、前日に大阪の南部に宿泊して、次の日早起きして和歌山に向かった。(イベントの開演は10時半。やっぱり早い。) 実は、3日前くらいに予約していたマリーナシティまで手配していたタクシー会社が営業出来るかわからないからとキャンセルされてしまって、困っていたんだけど、当日ダメ元で別の会社に電話したら、まだ手配出来ると言われてすぐに予約してくれたので本当に助かった…。

マリーナシティまでは30分くらいバスに乗るルートで向かったんだけど、これが中々遅れていて到着がギリギリだったので、海南とか近くまで電車で来た方が良いかも…と思った。アドベンチャーホールのあるポルトヨーロッパは、ヨーロッパの街並みが再現されてるお洒落なテーマパークなので、ぬい撮りをしている人もいた。(あいにくの雨だったけど)

何とか時間までにホールに到着して、初めはキングオージャーVSアバレンジャーのステージだったんだけど、客席演出やワイヤーアクションも大迫力で、見応えがあった。敵の怪人の女の子がセクシーで良かった(?) (アバレンジャー、従弟が見てたな…というのを思い出していた。)

ステージの後がトークショーだったんだけど、キャストみんな自分のキャラのTシャツを着てて可愛かったな。

簡くんが京都人なので、和歌山も試合で来たことがあるらしいという話をしていた。

お気に入りのシーンか何かの話の流れから、簡くんと杢代くんが闘牛ゲームの時の再現してくれて嬉しかった。(血の気が多いな、赤い服着てるからか?→だまれ!のシーン)まだ道長くんが血気盛んだった頃だ~と懐かしい気持ちになった(?)

あと抽選でチケットの違う所を読む瑠雅くんのツッコみが大変そうだった。笑

 

和歌山マリーナシティ トークショー (2部) (8/14)

時間的にトークショー聞いたらすぐ出ないと太秦に間に合わないスケジュールだったので、通路側のお兄さんに申し訳ないけど前を通って抜けることを先にお伝えしたら、もしかして京都行くんですか!?スゲー!と盛り上がってお話ししてくれて嬉しかった。地元の方だったんだけど、私のパネルを見てテンション上がるー!と言って下さったり、帰り際にはご武運を~!と声を掛けてくれたりと本当に良い方だった…。その節はありがとうございました。

2部では変身ポーズ披露で、杢代くんの番に簡くんが前に体育座りして見始めて、杢代くんが見ててくれるの超安心する!って言ってて可愛かったんだけど、夢奈ちゃんの番に全員前で見始めて恥ずかしい~やめて!?って言うものの、証明落とされてやらざるを得なくても~!!てなってて可愛かった。瑠雅くんは真面目に変身、簡くんは俺は世界の王になるー!って言い始めて客席もポカンとしてて笑った。(簡くん「あかん、和歌山嫌いになりそう」)

あと、作品も終盤になって他の役なら誰をやってみたいですか?という質問があって、杢代くんが英寿(スマートでカッコいいから)、他3人が道長を選んで、杢代くんの「モテモテじゃ~ん!じゃあ選手権やりましょう!」の声で道長選手権が開催されることに。

夢奈ちゃんは7話の缶がぶつかるシーン 杢「話数覚えているのポイント高い」、瑠雅くんは俺はギーツを信じる! 杢「倒れてくれててすごい」、簡くんは俺は仮面ライダーをぶっ潰す!…って言ってたよね? 杢「覚えてないんか~い」でツッコミが的確でめちゃくちゃ笑った。流石すぎる。あと、杢代くんが和人の和と和歌山の和が同じだから和歌山大好きです!って話しててこじつけ力高すぎて可愛かった笑

トークショー終わり次第タクシー乗って、駅から特急に乗ったんだけど、台風の影響で次の特急から運休だったので本当に危なかった…。

 

太秦映画村 トークショー (1部) (8/14)

太秦に時間通り着いて、ホールがあるのが映画村の駅から一番遠い場所だったんだけど、歩くの早いからいけるのでは!?と思って歩いてみたら何とか間に合った。(何故そんなチャレンジを…) 何とかギーツとハイタッチも出来た。

簡くんが京都出身だからただいま~~!おかえり~~!レスポンス出来て嬉しかった!自己紹介で杢代くんが「僕が金閣って言うのでみんなは寺~!!って言ってください!」って言ってて、初めて\寺~~!/ってレスポンスした。笑 斬新すぎるだろww

あなたが叶えたい世界は?という質問で、夢奈ちゃんはハイキューキャラが舞い降りてきてくれる世界をご所望だった。(オタクだ…) 簡くんは一生モテモテな世界!俺のこと好きー!?って聞いて瑠雅くんと杢代くんがうわぁ…って顔してて笑っちゃった。杢代くんは美味しいご飯が毎日食べられる世界らしく、可愛いが過ぎる。

 

映画村は2部までの間に少し時間があったので、初めて映画村を散策出来た~!ここ最近だと『死神遣いの事件帖』が好きで良く見ているので、同じ街並みだ~と楽しく散歩出来た。写真撮影用の人力車があったので、ぬいを乗せて撮影したりした。

 

太秦映画村 トークショー (2部) (8/14)

やってみたい他のキャストの役は?という質問で、全員この日いないキャストだったんだけど、簡くんがジット(佐藤流司)を挙げて、大好きで、ジットを見てる時に目がハートになるし、カッコ良すぎるし50m先にいるのにいい匂いがするからって大真面目に語ってて大笑いしてしまった。流司くんが後輩に良く慕われている理由が少しわかった気がする(?)

夢奈ちゃんは沙羅さんを選んで、もしかして景和に助けてもらいたいんですか?って聞かれて、それは嫌です!!って断固拒否してて笑った。いつもイジられるからか瑠雅くんに厳しい夢奈ちゃんめっちゃ好き。笑

杢代くんが「もっちゃん、一緒に京都行こうな」って簡きちに言われて、いや、今来てる!!!てツッコんでて笑った。ツッコミ本当に大事…。笑 4人の絆をプラベで焼肉を焼く案配がちょうど良いのに例えてたのも面白かったな。

 

⑪T・ジョイ京都 舞台挨拶 (8/14)

関西イベントマラソン最後のイベント~!調布でもやってた力の英寿がぶん投げたバックルを回収しに行く杢代くんが横を駆け抜けていって面白かった!笑

割と色んな所で話していた杢代くんが瑠雅くんに言われて砂浜で一緒に転んだのに映ってなかった話を実際に再現してくれるのを見られて嬉しかったww映画館のスクリーンの前で転ぶのは前代未聞すぎるww*2

簡くんが地元だからメンバーのみなさんを連れていくならどこが良いですか?って聞かれて、「……うち!」「うち!?」でメンバーざわざわしててめちゃくちゃ笑った。BBQがしたいそうです。杢代くんが「BBQが出来るような大きな家にお住まいで…」ってツッコんだら、簡「全然!一畳です」って返してて本当に笑った。嘘過ぎるww

 

これにて関西のイベント終了~!舞台遠征でもしたことのない大移動だったのでかなり緊張はしたけど、普段行かない場所に行けて新鮮だったしすごく楽しかったので、行って良かった~!

帰りの新幹線を待ちながらアナウンスを聞いていたら、次の日の新幹線が運休となることが発表されており、運が良かった…と思いながら帰った。キングオージャーの方のイベントが出来なかったのは本当に残念だったと思う…。

 

⑫『仮面ライダーガッチャード』バトンタッチ付き上映会

ギーツの本編が終了して寂しすぎて、予定空いてたので行ったイベント。本島くん、めちゃくちゃピュアで可愛い。本島くんに大人の顔で先輩アドバイスをする簡くんが見られて嬉しかったけどその直後にめっちゃ考えてきたので、、って話しながら寛也さんにiPhoneに下書きしてるの暴露されててニッコリしてしまった。笑 本島くんが簡くんと初めて会った時本当にカッコいい、役もカリスマだから、か、カリスマ~~!ってなったって言われて照れてるのは可愛かった。

クランクアップどうだった?って聞かれて、めっっちゃ泣いちゃいました、、クランクアップのスチール写真があるんですけど佐藤くんも杢代くんも星乃さんも本当に泣き顔も美しいのに僕の写真だけ全部事故画でした~~って泣いてて笑った。そんなことないよ!!!

あと最終回迎えてからもう一回映画見られて良かったな~と思った。映画に繋がっている設定とか話を確認できたので…。

 

以上が私の参加したギーツの夏映画のイベントの備忘録である。

1つの作品にまつわるイベントでこんなに色々な場所に出掛けられたのは初めてだし、作品についても、キャストさん達についても色んな話を聞けてすごく楽しかった。移動については結構大変だったけど、これを乗り越えたら今後どんなヤバいスケジュールの移動があってもどうにかなりそうな気がしてきたので、いい経験になった(?)(※そんなことはない) 

FSの感想とかも書きたいけど、本当に書きたいことを溜めすぎているので、順番に書いていきます…。

*1:多分推しだったら何も考えず行っちゃうけど…

*2:このシーン、夏映画の円盤のメイキングに入ってて、実際の映像も見られて嬉しかった。笑

特撮・夏映画イベントマラソン(舞台挨拶)備忘録 ~仮面ライダーギーツ編 前編~

大きいイベントやライブが終わって、推しの久しぶりの出演舞台に通ったり、気になるライブやイベントに行きつつ仕事がなんか忙しい!?と思っていたら、気づいたら師走だった。皆さん如何お過ごしでしょうか。

今年中に書き終えたい感想や備忘を溜め(すぎ)ているので、気合を入れて書くぞ~!と意気込んでいる。頑張ります。

 

さて、ギーツFSで大号泣してから2ヵ月ほど経ち、今は目前の冬映画も詳細が出たVシネもすごく楽しみなんだけど、Vシネまで終わったら本当にギーツが終わってしまうんだな…という思いで、早く見たいけど見たくないというジレンマを抱えて生きている(?)

FSも結局福岡以外行って、結構良い所で観られたり*1して、初めての参加ですごく新鮮だったしすごく楽しかったのでその感想も書き残しておきたいんだけど、

その前にこちらも初めて体験した、沢山の夏映画のイベントの備忘録を書いておきたい。(本当はこの記事で書く予定だったけど、作品の話をしていたら長くなってしまったので…笑)

 

appleringo.hatenablog.com

特撮を追うのは初めてだから、思ったよりもキャスト出演のイベントが多いことに驚いた。(友達に連れられてスーパー戦隊のショーには行ったことはあるんだけど) 私は舞台のオタクなので、生で見たり話を聞いたり出来る現場があることを知った時はとても嬉しかった。

仮面ライダーギーツ関連で初めて行ったのは2月の超英雄祭で、その後が所謂"飛天"のGOLDEN DESIRE NIGHTだったと思う。どちらもショーからトークまで楽しめたのが嬉しかった。

その後は実は家の近所の撮影のエキストラに当たって、たまたま好きなキャストの撮影回で変身シーンを見学出来たり、その後ろでガンダッシュする自分が本編某話で映っていたり笑、本当に今まで経験したことないことを色々体験出来てすごく楽しい一年だったな~と思う。中でも印象深いことの1つが夏映画のイベントだった。

 

特撮現場は毎年サイクルがある程度決まっており、ありがたいことに調べればいつどんなイベントがあるのか分かるので、スケジュールが立てやすく、助かった。

その中で夏映画「4人のエースと黒狐」の公開が決まり、舞台挨拶について調べると、例年思ったよりも全国津々浦々、様々な場所でイベントが行われていることを知った。これは大変、行くのか?と思いながらも、かなり好きになった作品なので、出来る限りキャストの姿も見たいし、裏話も聞きたい~と思い、行ける限り行くぞ!と計画を立てた。(幸いにも推しの現場が被らなかった)

どのイベントも沢山思い出があるけど、猛暑や台風でかなり大変だった日もあり笑、折角だからいつか見返した時に(頑張ったな~…)と思えるように全部書き残しておきたいと思う。

イベントによっては調べても参考情報が掴めなくて苦労したものもあったので、来年以降参加する誰かの参考になればいいな~という気持ちも込めて置いておく。(自分も次いつ行くことになるかわからないし(?) )

※舞台挨拶の時は基本的には映画も全部見て帰っているけど、移動時間の関係でどうしても見られないこともあったので、許せないタイプの方はブラウザバックしてくださると幸いです。

 

➀サマステ スペシャルステージ (7/22)

去年ドンブラが好きで、夏映画の頃に公式チャンネルに上がっていた動画を見て(暑そうだけど皆頑張ってるな…)と思っていたので、夏映画発表後にもしかして私も炎天下に…!?と気が付いた所で開催が発表された。去年は観覧無料&大人も椅子OKだったのに、今年は優先チケットが有料&前方は子供スペースで、大人だけの客は立ち見や!という変更があり、界隈がザワついていたけど、覚悟決めてクーラーリング*2買いに行った。

元より杢代くんがいる日に行くつもりだったので、22日と27日に申し込んで両方取れたので参加した。

この時に初めて気が付いたけど、特撮現場って子供に照準を合わせているので、本当に開演時間が早い!サマステは11時開演。この後のイベントでもっと早い時間のものも沢山あり、朝が弱いのでかなり頑張って起きていた。ギリギリに行くと待機場所が分かりづらいので注意。(迷って走った人)

 

22日はショーなし公開記念イベントだったので大人も椅子に座れたようだけど、入場時に特にアナウンスが無くて普通に立ち見コーナーに向かってしまったので、ちょっと不親切だな、と思った。私は400番台で立ち見の2列目で、正直座るより見やすかったかもとは思う。

内容については細かくは書かないけど、キングオージャーチームに褒められて急に簡くんがせーの!って言い出して、ちゃんと揃って╲ありがとうございます!╱って言えるギーツチームのチームワークが可愛すぎてたのが印象に残っている。キングオチームも せーの!╲どういたしまして!╱って返していたのが可愛かった。

あと渡辺くんが、あるシーンで簡くんが綺麗な目をしていて好きだったと話していて、視界の宮島さんにご自身でわかりますか?と聞かれて「全然…わからないです…」と答えるもんだから、杢代くんが「この人そういうのわかんなくて…すみません…」って謝ってて笑った。杢代くんは終始簡くんの保護者みたいだった。ギーツを信じる~!で簡くんに抱きつく杢代くんも可愛かった。あとキングオチーム、衣装が暑そうでお疲れ様です…!と思った記憶がある。

 

②サマステ スペシャルステージ (7/27)

27日はキングオヒーローショー→ギーツメンバートークショー。丁度最終日だった。

この日は大人のみの客は完全立ち見だったんだけど、二桁前半番号だったので、立ち見の最前柵を取ることが出来てすごく快適だった。~100番くらいまでなら場所を選ばなければ柵を取れていたかな~という印象。

キングオショー楽しかったんだけど、バグナラクのおいちゃんが今日なんか人多いな~!?昨日はジェラミーだったけど、今日はバッファか!?って大人いじりをしてて、何も言えん!(図星)になって笑った。

この日のギーツチームのトークがかなり盛りだくさんで本当に楽しかった。

簡くん瑠雅くん杢代くんが肩組んで出てきたの可愛かった。質問コーナーで瑠雅くんから会場を盛り上げろという無茶振り支持を受けて、仮面ライダーを~って言うからぶっ潰~す!って言ってくださいって杢代くんが煽るから、観客皆でぶっ潰~す!コールが起きて瑠雅くんに怒られてて笑った。(これ以降、ぶっ潰すコールはお決まりに…) その流れで一発ギャグを求められてじゃんけんパーを披露した故に変身ポーズの前にちびっこにじゃんけんパーの人だ~!って言われる杢代くんも笑った。

あと簡くんが写真の掛け声をミスり過ぎて横からツッコミ入れられてて、この日は杢代くんだけでなく瑠雅くんも簡くんの保護者だった。

あと古川さんの主題歌歌唱の時にキャストの客降りがあり、子供スペースと立ち見席の間が通路になっていたので間近をキャストが通っていくのでとっても嬉しかった~!青島心ちゃんが立ち見客と手でハート作りながら通って行ったので、美女とハートを作ってしまった。最高。あとこの日は福くんもいて、この距離で福くんを見られることがあるとは思わなかったな…としみじみ思ったりもした。

また、収録日ではないはずの27日の映像も何故か後日YouTubeで公開され、自分のボードも顔もばっちり映っているのを見つけてしまったので、仕事をこっそり休んで行く人は注意(?)

そしてこの日、あり得ない猛暑日で36℃とかで、倒れちゃった人とかもいたので、絶対に暑さ対策はしていった方が良い!開演までも結構待つことになるし…。子供も多いので宮島さんと寛也さんがしきりに水飲んでね!って言ってくれていた。特に立ち見の後ろの方は屋根がなかったりするので、直射日光避けられるものも持っていくと良いかも。私は待ち時間クーラーリングとミニ扇風機が手放せなかった。

 

➂初日舞台挨拶 豊洲 夜(TTFC回) (7/28)

サマステと近い日の推しのイベントで有休を取ったので昼の舞台挨拶は行けず、夜の部だけ参加した。TTFC回は倍率が高いので私も自分では取れなくて、後ろの方だけど譲ってもらえて無事に見ることが出来た。豊洲は後ろでも端でも見やすくて助かる。

上映前挨拶だったので、ネタバレ抜きのおススメポイントを聞けるのが面白かった。道長くんがかなりサラウンドツッコミをしていると杢代くんが話していて、見たら本当にそうだったので笑った。

夢奈ちゃんが上堀内監督にキャストの中でも特に大人になって色気も出て化けたね、って褒められてちょっと泣きそうになってるのを見て、彼女の芯の真面目さが伝わって来てすごく素敵だし、年相応で可愛いな~と思った。それを茶化して怒られるのが瑠雅くん。笑 クドハルちゃんに対してもそういう感じらしいことをバラされてて笑った。

死の国に行ってみたい!と言う簡くんに対してのあやねるの返事が「本当に、、良いんですか?」なのが内情知ってる人感が出ててすごく良かった。笑 2000年分のエースに会えるかもしれないから、という理由も面白かったな。

この挨拶の後の上映で初めて映画を見たんだけど、思いのほかキングオの映画のお話の生の活力(?)がすごく良くて、ちょっと泣きそうだった。笑 ギーツの映画は英寿に(文字通り)振り回される道長くんがとにかく印象に残った初回鑑賞だった。笑

 

➃公開記念舞台挨拶 池袋 (7/29)

公開記念は丸一日都内各所で舞台挨拶が開催されて、オタクがそれについて回る感じになるので、マラソン感があった(?)私は普段舞台のオタクなので、映画のイベントにはあまり明るくないのだけど、前に別作品に行った時と同じプレガだから大体どの先行にどこの席が割り振られているのか予想できたので、応募協力や交換いただいたらありがたいことに最前が揃ってしまった。(A列は潰しなので大抵はB列から、マスコミが入るともっと後ろから始まることも)

池袋回、上演時間が本当に早くて…!(8時半過ぎ) 強い意志で起き上がった。

個々の挨拶が段々大喜利になってきて、杢代くんが「王鎧武装!!」って叫んでて笑った。瑠雅くんは話振られると「いやー死の国に行った時は…」と話し出して杢代くんにツッコまれるのもめちゃくちゃ笑った(しかも2回あった)

一番印象に残っているのは、ツムリちゃんのキックが台本ではツムリキック!だけト書きがあって、っしゃ~!はもっとどす黒いアドリブもあったけど、ツムリちゃんだから2割可愛くしよう…って結論に達した話。どす黒いしゃ~!も聞きた~い!と観客からも声が上がったけど、マネージャーストップがかかったという笑 あの綺麗なお顔でどす黒いのめちゃくちゃ気になる…笑

そのまましゃ~!選手権があり、夢奈ちゃんはマネージャーから食い気味にOK出てたり笑、杢代くんは可愛いしゃ~!を披露して、瑠雅くんにそうやって可愛いに逃げるじゃん!って言われる中「こっちのが得意なんで!」って言ってて可愛かった。この二人はいい塩梅でボケツッコミが保たれている…。

 

⑤公開記念舞台挨拶 新宿(1回目) (7/29)

池袋から新宿に移動。スクリーン大きめだけど、前方で映画見てもすごく疲れる!ってことはなかった。バルト9はB~C列の間に中通路があるので、キャストがそこを歩いて登場していたのでかなりゼロ距離だった。

すっかり大喜利と化した自己紹介で、簡くんがレベチイケメンの杢代和人です♪って大嘘吐いてて笑ったし、心ちゃんもバッファポーズの後にツムリ役の杢代和人です♪って大嘘吐いてて、杢代くんがやってねえ~!って言ってて笑った。毎回ネタが変わって本当に面白かった笑

印象に残ってるのは、杢代くんと夢奈ちゃんが藏内さんに謝りたいこととして、ノリで僕たち中学からずっと同級生なんです!って小さな嘘をついちゃって盛り上がっちゃって映画の撮影終わった今も打ち明けられずにいるって話 笑 そこから簡くんがおや?ということをうっかり暴露してしまって結構びっくりした。笑 そうなんだ…。

あと調布回か新宿回か忘れたけど、砂の上に転がされるシーンで、カメラ回ってないのに熱い砂の上が気持ちよくなっちゃって岩盤浴みたいに7、8時間ずっと砂の上で寝てた瑠雅くんと杢代くんが可愛かったけど、火傷には気を付けて!?と思った。笑

 

⑥公開記念舞台挨拶 調布 (7/29)

友達にチケットを渡す約束があったので新宿の2回目は行かず、そのまま調布に向かったんだけど、調布は自分に縁がある場所だったのでこんな所に来てくれるとは!と思ってすごく嬉しかった! 劇場キャパは一番小さかったと思う。

簡くんが力の英寿の衣装で来てくれて、あのブーストバックルぶん投げるふりしてくれて、杢代くんがあ~~!って言いながら客席まで取りに来てめちゃくちゃ笑った。しかも特別に力の道長としてバッファがぶん投げたバックルを瑠雅くんが取りに行くというバージョンも見られて嬉しかった。

印象に残っているのは、隣の人の映画での見所を褒めてそこが好きです!って言う夢奈ちゃんに対して、え、ちょっとさー褒められててズルくない!?って杢代くんと瑠雅くんが話してるのがすごいギャルで良かったのと、その時にワカメみたいな動きをする瑠雅くん。笑 一緒に来てくれた友達はこのワカメが頭から離れなくなってて心バッチリ掴んでて笑った。私も未だに思い出せる。笑

全部の回通して、キャストさん達は客席通路を通って登場・退場していったので、観客が静かに色めき立っていたのが現場の空気を感じられてすごく良かったし、どの回も子供の元気なお返事が沢山聞けたのも嬉しかった!子供と触れ合うキャストさん達、癒しだった。コロナで色んなものが中止になっていた頃は見られない光景だったからね…。杢代くんは涼しい顔してファンサの鬼なので、ハート返してくれたりして嬉しかった。

 

…とここまで書いてまだ半分(まだ半分!?)なので、このまま続けるとあり得ない長さになる可能性が高いので、一旦切って後半に続けたいと思う。すぐ書き上げるつもりですが、後編はほぼ関西編です。

*1:譲ってもらったチケットが最前列だったことなんかもあって、嬉しかった。

*2:首冷やすやつ

推しの姿、横から見るか?画面で見るか?

今年の夏、推しが大きめのイベントに出ているのを見に行ったり(こっちは刀ステ感謝祭)、推しではないけど大きめのライブイベントを見に行ったり(こっちはエビライ)ということが立て続けにあったのだけど、

普段は比較的小さな劇場や箱にしかいないので、今まで気が付かなかったことが気になる切っ掛けとなった。

 

特にアリーナの大きな箱でのイベントやライブには、ステージやステージの左右に大きなモニターが設置されていることがほとんどである。アリーナの後方ともなれば肉眼で見る演者は豆粒サイズなので、ステージから遠い席の観客が表情なんかを見られるようにという配慮だ。所謂天井席*1の場合は最早"救済"と言うべきかもしれない。感謝祭にもエビライにも勿論こうした大きなモニターが設置されていた。

感謝祭はアリーナの中前方くらいにセンステがあって、センステで物語が展開したり、パフォーマンスが行われる時間がそれなりにあった。アリーナ前方やセンステの横辺りのスタンド席に入った時、センステを見るとなると、どうしても後ろを振り向いたり、横の角度から見たりすることになった。そうなると推しの向いている角度によっては真っ直ぐ正面から見られない場合もあるのだけど、それは一般的な舞台でもままあることで、私は推しの細かい表情とか動きを見るのが好きなので、横顔であっても後ろ姿であっても、基本的には直接推しの姿を眺めていた。

しかし、ふと周りの観客が目に入った時、センステで何かが行われていても、そちらを見ずに正面のモニターを見ている人が思ったより多いことに気が付いた。アリーナの時も、スタンドの時も同様に。前に述べた通り、私は折角生の演技やパフォーマンスがその場で行われているのであれば、なるべく自分の目で(あるいは双眼鏡越しに)見たいと思うタイプなので、表情が見える位の距離で推しが演技をしているのに、わざわざモニターばかり見るという行為があまり理解できなくて、そういうものなんだ!?と思った。

ちなみに私の推しは某人の日替わりネタに巻き込まれて1人でセンステに立つ回があって*2、その時に丁度自分がアリーナだったからキメ顔させられているのが角度的に見えなくて、その時はスクリーンを見た。ステージ近くの席に入れた時のモニターって、なんとなくそういう自分の目の補完に使うものなのかな、という印象で捉えていた。なので、ずっとスクリーンを見ている人がそれなりにいたのは結構衝撃的だった。

 

その感謝祭の1週間ほど後にエビライを見に行った。好きなメンバーの子が久しぶりに出演するというので、初めて行ってみた。こちらの公演も会場の真ん中にセンステがあって、そこから十字に四本花道が伸びているようなステージ構成だった。私は譲ってもらったチケットで、ステージ寄りのスタンド1階に入って見ていた。1階真ん中くらいだったので、ステージもセンステも場所によっては肉眼で表情が見えるかな、という場所だった。

EBiDAN全般にめちゃくちゃ詳しいわけではないので分からない曲もあったけど、所属グループが間髪入れずに色んな曲を披露するのは見ていてとても楽しかった*3。私の好きなメンバーの子も楽しそうに踊っているのを見られて嬉しかった。グループでのパフォーマンスはセンステだったので私の位置からは後ろから見るような形になった。私は例のごとくセンステで踊っているのを眺めていたのだけど、隣の子がずっと前のモニターを見ていることに気が付き、感謝祭の時のことを思い出した。

アイドル現場でも同じくモニターの力強し……と思ったが、良く考えると、アイドルは曲中の見せ場でキメ顔をするのをカメラに抜かれることが多いと思うので、その瞬間を見たくてずっと見てるのかもしれないな、と思った。推しメンの良い顔、見たいもんな……。そう考えると、顔が見たい!というファンの子が多いであろうアイドル現場で、後ろ向きのダンスよりモニターで顔を見たいというのは何となく理解できるかもしれない。

その後メインステージで企画があった時にも周りの子たちが画面に注目しているようだったので、この状況なら本人見たくない!?!と思ったのだけど(私は微妙に遠いなと思ったので双眼鏡で見ていた)、そういうものでもないのかな……。ただ、好きなメンバーの顔を大きな画面でじっくり良く見たいという気持ちはすごく理解出来るので、"自分の目で直に見ること"と"大きくハッキリと見ること"のどちらを重視するかという個人の好みの差だけの話なのだろうな~と思った。

 

モニターはその時にメインで行われている演技なりパフォーマンスなりを追いかけて映しているものだと思うので、そこには映らない推しがしたちょっとした仕草とか他のキャストとのコンタクトとかを見逃したくない自分は、やっぱり自分の目で推しを追いかけたいな~と思う。だからといってモニターを見ることを否定するつもりはない。どちらにもそれぞれの良し悪しがあるし、好みなので。

あとアイドルだと、前に述べたように見せ場でメンバーがカメラに抜かれる~というのがテレビや映像なんかでも良くあると思うので、その延長でモニターを見ている人も多いのかも、と推測している。

感謝祭の時は私と同じタイプの人も結構多く見受けられて、舞台メインで通っているオタクはモニターが普段設置されていないことが多いし、目で追いかける癖が染みついている人も多いのかな、と思ったりした。たまに、双眼鏡で推しをロックオンしてずっと追いかけてる子とかをふと見かけると何だかすごく安心する。

 

私もやっぱり自分の目で直に見る推しが一番好きだ~!と思っている。

 

追記

昨日げんじぶのアリーナでのライブを見に行って、少し後ろ向くとセンステ~な席だったんだけど、周りは後ろ姿でも圧倒的にセンステを見てる人が多かったのでやっぱり場所にも現場にもよるな…と思った。同行者の子も「表情も見たいけど本人たちがそこにいるならそっち見たいし…」と話していた。とても良くわかる。

*1:主にドームクラスのデカい会場の一番遠い席

*2:推しが久しぶりに大きいステージに1人で立つのを見るのが、投げキッスしたのに反応をもらえずに帰ってこいというお題だとは思いませんでした(?) 項垂れてて可愛かったです。

*3:かなり余談なんだけど、私何故かさくらしめじのことはずっと知っていて、この時初めて生で見たんだけどす~ごい良かった。若いのに歌にも演奏にも深みがあって……。(私はまたギターを持っている男の話を………)

仮面ライダーギーツの話をさせてください

仮面ライダーギーツの放送が終わってしまった。

 

特撮のオタクでも出ているキャストのオタクでもなかった私が、

ただ「前に観た高橋悠也さんの舞台すごく面白かったし、狐のデザインカッコいいから」という理由で何となく見始めたのがギーツだった。仮面ライダーを真面目に通して見たことはなかった。

だから、終わるのがこんなにも、こんなにも寂しいほど大好きな作品になるなんて、思ってもみないことだった。最終回、来るな~!と何度思ったことか。終了後のウェブの更新とインスタのキャスト写真を見て泣いてしまうなんて思わなかった。

 

悠也さんの舞台(『ID』*1 )の観劇時に特に印象的だったのが、話の構成の上手さと複雑な設定を自然に話に落とし込んで回収していた所だったのだけど、

ギーツも同じ部分がとても巧みに作られていて、毎回計算外の展開の連続で、次回すら予想できないのに、いざ見てみたらピースが上手くハマって進んでいく物語が本当に面白くて、これをリアルタイムで見られたこと、幸せだったな~と思っている。特にすごく面白いな、と惹かれるようになったのが丁度年末の放送で、実はDGPがオーディエンスに見られているリアリティーショーだった…ということが判明した時だったのを覚えている。今まで見てきた物語が180°違う見え方になるのを一番体感した瞬間だったかなと思う。映画の物語もキャラクターのセリフを1つ1つよく聞いてると細かな設定が繋がっている部分が沢山あって、面白いな…と思う。

 

同時に、"仮面ライダーとオーディエンス"という関係を主軸に据えることで、現代の私達の"リアル"にも重なるテーマを描き出していたのも面白くて、物語の描き方やイベントの見せ方もそれを活かしたある意味"メタ"なものになっているのも面白かった。それが現代社会への賛歌でもあり、警鐘でもあり…という感じになっているのもすごく印象的。それこそ「誰かを応援するという行為はポジティブなパワーがありながら、同時にグロテスクさが付きまとう行為である」という部分において。良く出来ているな~と思う。

悠也さんがラジレンジャーで「僕、わかりやすい正義とか悪が好きじゃなくて」と話されていて、ギーツの正義と悪も、「誰かを応援するという行為はポジティブなパワーがありながら、同時にグロテスクさが付きまとう行為である」「1人の人間には様々な面があり、それを見え隠れさせながら生きているものである」という描き方だったなと思って、それがキャラクターの人間臭さを描き出していたのも魅力だったなと思った。私は何より、例えば感動を呼ぶような綺麗ごとだけではなく、人間が人間らしく生き生きと描かれている、見ていると人の感情がひしひしと伝わってくるような描き方をされている作品が大好きなので、この部分もかなり好みにヒットした部分だったのかもしれない、と思っている。その脚本を受けた、監督さんたちの演出や描き方も素晴らしい。

しかもそういう人間らしい描写で最終的に描きたい軸が「幸福論」だと話されていて、哲学的な命題を、実感を持って描くというやり方めちゃくちゃ好きだな~と思った…。以前『ID』を観た時もこの方、哲学が好きなんだろうな~と思っていたのでやっぱりそうなのかな?という気持ち。人とは何なのか?どうあるべきなのか?みたいな部分にすごく興味があるのかな?と思う。最早悠也さんのオタクになりそうなので、取り敢えずエグゼイドを見るところから始めます(?)

 

そしてそのキャラクターと、それを演じるキャストの方々もすごく魅力的で、それもこんなにも好きな作品になった大きなポイントだった。こんなにメインキャラクターも悪役も、好きだ!って思う事あるんだな…自分の好みに合ったんだろうな~と思う。

(しかも私は舞台のオタクなので、気づいたらゲストキャストが知ってる人だらけになっていて何故!?になった。DGPがある種舞台的な装置だから敢えてのキャスティングなのかな…とは思ってるけど。笑)
前に書いたけど、私が一番好きなキャラクターは吾妻道長だ。令和にこんなに好きなツンデレに出会えると思ってなくてかなり動揺した。しかも頑固で曲がらない信念、滲み出る悪役になり切れない感、黒っぽい服装…好きでしかないよ。私が。

道長くんって、序盤で透くんの幻覚に何で親方の元で働き続けてるんだ?と聞かれて、理由なんて必要か?と返すシーンが私にとってすごく印象的だったんだけど、それは何となく夢とかなくぼんやり生きてる若者だったのかな~と思う節があったからで、それがジャマ神になった後の対チラミで夢を聞かれた時に、(俺に)叶えたい世界なんてない!と叫ぶシーンが重なって見えてしまって。なるほど、失うものも欲しいものもないから自己犠牲でも構わないという考え方になってしまうのかなぁ、運命と進む道が悲しい形で合致してしまった結果なのかな、と思ったのをすごく覚えている。そう考えると実は一番ヒーロー気質なのって彼なのかもなぁと思ったりもした。だからこそ最終話でうまい肉を食う!でやっと自分の幸せのために願ってくれたのが嬉しかったな。ベロバとの何とも言えない関係性も好きだった。 「誰かを応援するという行為はポジティブなパワーがありながら、同時にグロテスクさが付きまとう行為である」の1つの体現でもあったように見えたし。…これ以上道長くんの話をすると、それだけで1万字超えてしまうので、それは別の機会に。

あと、ここで書くのもあれなんだけど、私好きな顔範囲がすごく狭く、推しの俳優ですら顔が好きというわけではないんだけど、杢代和人くんの顔が好きすぎる。何で…今まで誰も教えてくれなかったんですか!?

しかも彼の役との向き合い方もすごく好きだと思った。ヒールに一歩足を突っ込んでいる、けど実際はただ真っ直ぐなだけ…ってすごく立ち位置の難しい役だと思うんだけど、何を考えてこの人はこのように行動したのか、とか、こういう考えだからこの人はこういう態度なんだ、という部分をすごくストイックに考えて役作りしているのが演じている所からもすごく伝わってくるので、とても好きだな…と思った。和人くんに出会わせてくれたという意味でもこの作品には感謝だな~。その辺りの成り行きの詳しいことは以前げんじぶのイベントに行った時に書いたのでご参照ください。

appleringo.hatenablog.com

(丁度8日もFS帰りにフォトエッセイのイベントに行って来て、本人の記憶力に驚きながら帰ってきた所)

元々ギーツのスーツのデザインがカッコいい!と思って見始めた部分があったので、ギーツのスタイリッシュさはすごく好きなんだけど、バッファの重厚感のあるデザインもすごく好き。私はギミックにはあまり詳しくはないんだけど、パワー系のアクションは見ててすごくスカッとする。肩とか足でポイズンチャージする無骨さがとてもカッコいい。最近だと映画のⅩギーツとの戦闘でバーサークローで咄嗟にタイクーンを守って、ブジンソードでの反撃を待つシーンがあるけど、あの共闘がすごく好きだった。あんなにボッコボコにし合ってたのに仲直りして、咄嗟に守れるようになるなんて…という2人の変化が見えたのが嬉しかった。新フォームも楽しみだな~。

 

イベントに行くとキャスト陣の仲良しさが伝わってくるのもすごく好きだな。和人くんが簡くんの天然さの保護者をしながら、横で暴れまわる瑠雅くんにツッコみを入れるというのがお決まりになっているけど、これが本当に見ていて楽しい。かと思うと本人もとんでもないボケをかますのも良い。横で女性陣2人が苦笑いしたりツッコミを入れているのもとても好き。

そう、星乃夢奈ちゃんが番組ブログで書いていたけど、仮面ライダーにそんなに詳しくない私でも女性ライダーって割とカッコいい系だったりスポーティーな女性が変身して戦うイメージがあったので、小柄で可愛らしいお嬢様が変身するのって確かにすごく新鮮だな!と思った。夢奈ちゃんが「小柄でふわふわしてても強くなれるし、戦えるんだ!ということを伝えられて良かった」という話をしていたけど、それってすごく勇気づけられることだな、と思ったりした。どうやっても今の世の中で、可愛い女の子だって強くて良い、自分の力で闘える、みたいなムーヴはすごく大切なものだと思うので、そういう部分も入れ込んでくれているのはすごく嬉しいな、と思った。(スカート殺陣はすごく大変だったのだろうと思うけど…!笑) ツムリちゃんが対照的に"見守る存在"なのも良いなと思う。どちらのヒロインの在り方もすごく大切な存在なんだ~という描かれ方がすごく良いなと思った。

 

そして、私は元々現場通いのオタクなので、どこかに行って何かを見るというのではなく、映像作品を追うというのがすごく苦手なタイプなのだけど、

そんな私に毎週末決まった時間に起きて、決まった時間に何かを見るというとても健康的な生活を一年間続けさせてくれたギーツには感謝である(?)

 

…本編が終わってしまい、FSももうすぐ終わってしまうのが寂しいから、気を紛らわせるために夏映画のイベントを東から西まで色々見に行ったことを備忘として書こうと思ってエントリを立ち上げたんだけど、前置きで作品の話をしていたらそれだけで随分長くなってしまったので、それは次の記事に回そうと思う。

この記事は1つの雑感として置いておこうと思う。

*1:感想はこちらに書いているのでご参考まで。観劇総括【2021年編】 - ささやかな備忘録

ヘッドドレスのゆくえー"ロリィタ"と"令和のネオ・ヘッドドレス"

友達の推しが出ている舞台作品で、ゴシック・ロリィタブランドとのコラボ服が発売された。以前ロリィタを着ていた友達は大変喜んでいて、コラボ服を購入して久しぶりにロリィタを着ると言っていた。(作りが凝っていて素敵なコラボ服だと思う) シリーズものの作品で私も毎回観に行っているのだが、友達が一緒に観劇する際にも着ていくと言っていたので、私も久しぶりに黒ロリィタを着ていくことにした。

バンギャル時代はライブでよく着ていたが、観劇ではあまり着ていく機会がなかったし、一緒に着てくれる友達もあまりいなかったのでとても嬉しかった。

 

しかし、前日に準備をしながら1つ困ったことに気が付いた。丁度良い頭もの*1がない。

普段黒系のロリィタを着る時はベレーやハットを合わせることが多いのだが、観劇では邪魔になるので付けられない。かといってリボンカチューシャやヘアクリップは白とか赤しかなく、合いそうなものがなかった。(もしかして:実家に置いてきた)

今はヘッドドレスが付けたいな~という気分だったので観劇の前にどこかの店に買いに行こうと決めたが、マチネ公演なのでブランドの店を回っている時間の余裕が無さそうだった。クローゼットチャイルド*2は近くにあったっけ…と考えていた時にふと、あることを思い出した。それは、以前渋谷の109に行った際、上の方のフロアで何だか懐かしいファッションを取り扱っている店舗を見かけたことだった。

トゲトゲが付いた合皮のチョーカー、クロスの付いた黒いレースのチョーカー、黒+赤や青のボーダー柄のニット、赤×黒のチェックのプリーツスカートやジャンパースカート、ボンデージパンツ…今の若者向けであろうその店に見慣れた様相の服が沢山並んでいて、バンギャの友達と令和に?と驚いたものであったが、その中に確かヘッドドレスもあった。それがロリィタに合わせられるようなものかは覚えていなかったが、店は確かスピンズだったと思い出し、劇場の近くにあったので、観劇前に寄ってみることにした。

(ひとまず黒いグログランリボンはあったので、念のためヘアゴムは作っておいた。)

 

店舗に到着すると、記憶よりも随分豊富なバリエーションのヘッドドレスが並べられていた。白・黒・ピンク・水色など色とりどりで可愛い。少しレースがちゃちなものもあったが、しっかりとした作りのものも並んでいた。黒のトーションレースにリボンとレースアップがあしらわれたものがシンプルで可愛かったので合わせてみたが、着ていたBABYのブラウスにもイノワのスカートにもしっくり来たので、購入した。隣を見ると気付けば友達も色違いを購入していて、お揃いになった。友達の赤と黒を基調とした豪華なコーディネートにも良く合うヘドレだった。

良い頭ものが見つかり、舞台も面白かったので、大変満足した一日を過ごせた。スピンズには感謝であるが、同時に、恐らくスピンズがあんなにも豊富な種類のヘドレを取り揃えているのは、ロリィタに合わせるためではないのだろうと考えていた。

 

特に20代後半以上の人々のストリートファッションにおける"ヘッドドレス"の存在は、ロリィタ服に結び付いていることが多いように思う。私の周りの同年代~やや上の世代の人に聞いてもそういうイメージがあると言われることが殆どである。ロリィタという言葉を知らなくても、"フリフリの豪華な洋服のアクセサリー"、といった具合に。世代的に、漫画ローゼンメイデンなどの影響もあるのかもしれない。(学生の頃に萌えとかメイドが流行った世代でもあるので、あのホワイトブリムのカチューシャを想像する人も一定数いるかもしれないが、ファッションではないのでここでは一旦除外すべきだろう)

しかし、スピンズのヘッドドレスが置いてあるコーナーに掲げられていたのは「地雷系」や「天使界隈」といった言葉であった。

 

「地雷系」はもうすっかり世間でもお馴染みの言葉になった節があるが、フリルやリボンで彩られながらも、黒やピンクを基調としており、十字架やベルト・バックルなどの束縛・依存を連想させるような「病み・闇」要素が取り入れられたファッションである。*3

「天使界隈」という言葉はこの時初めて聞いたのだが、調べてみると登場はファッションとしての「地雷系」とそう変わらない時期(2016~2017年くらい)であるようだが、広く認知されるようになったのはここ1~2年のようである。

このファッションスタイルは、天使を彷彿とさせる白や水色などの儚げな印象を持つ色を基調としており、天使の羽のモチーフやフリル・レース等の可愛らしい装飾が施されながらも、ロリィタや量産型・地雷系などと決定的に違うのは、メインがジャージやジャージ素材のパーカー・スカートなどのカジュアルな服装だということである。このファッションを知った時、確かに最近淡い色のオーバーサイズのジャージや厚底靴が販売されていたり、優しい色味のカジュアルな服装の人を見掛けることがあるな、と腑に落ちたのであった。

「地雷系」も「天使界隈」も両方何となく「今を生きている」という刹那的な印象を持つファッションだな、と思った。特にデジタルネイティブな10代~20代前半の世代のイメージには良く合致するとも思う。これが令和スタイルというやつなのかもしれない。

しかしながら、両ファッションスタイルの特徴は良く理解できたが、「このスタイルにヘッドドレスを…!?」というのが正直な感想であった。横にいた友達に、ジャージとかにヘドレを合わせるらしい…と言ったら、彼女もジャージにヘドレを…!?と驚いていた。やはり、実際に見てみないとなかなかイメージが沸かないものであった。

その後のとある日、原宿に行く用事があり、普段使い出来そうなブラウス無いかな、と地雷系の服を取り扱うブランドの店舗に寄ってみたところ、実際に黒とピンクの地雷系ファッションに黒いヘッドドレスを着けている高校生くらいの子を見掛けたのである!また、そのブランドは所謂「天使界隈」向けのジャージも取り扱っていたようで、ダボっとしたジャージ生地のパーカーに、同じくヘッドドレスを着けた女性が歩いているのも同時に見掛けたのである。実際に着けているのを見ると、地雷系は元々装飾の多いファッションであるし、天使界隈も"ジャージにヘドレ"とは言っても綺麗な色の装飾のあるジャージのアイテムに合わせているためか、頭だけ浮いてしまうようなことはなく、可愛いなと思った。私はヘッドドレスをとても可愛いアイテムだと考えているので、ロリィタが減少してしまった今、ヘッドドレスが受け継がれていくのは嬉しいことだと考えている。なので、原宿という地で、ヘッドドレスが"令和のネオ・ヘッドドレス"として新しいファッションに取り入れられているのを見られたのは、とても嬉しかった。

そういえば、雑誌「KERA!」があった頃は、フェアリー系やパンク系のMIXコーデとしてロリィタのヘッドドレスが取り入れられているのを見掛けたことを思い出した。これは、このファッションのアイテムだけど、こっちのファッションにMIXしてもカワイイよね!という発想であった。しかし、上記のファッションにおいては、ロリィタがMIXされたコーデというわけではなく、型として既にヘッドドレスが組み込まれているような印象を持った。MIXとかではなく可愛いものを単純に取り入れて成立している辺りも"ネオ"だなと個人的に思った。

ちなみに、令和のネオ・ヘッドドレスは大体がクリップ式になっており、横についているあご紐は結ばずに垂らすのがトレンドらしい。結ばないんだ!? なんて斬新なんだろうと思う。でもクリップ色は、ロリィタブランドで良くあるコーム式よりも格段に着けやすいと思った。

 

余談だが、「地雷系」「天使界隈」で用いられているヘッドドレスは、どちらも型を見ると元はロリィタ・ファッションで使用されているものを流用していることは明らかである。しかし、フリルやレースをあしらったブラウスやスカート等が着用されるスタイルからロリィタの影響が強く感じられ、ヘッドドレスの流用が自然に感じられる「地雷系」と比べ、「天使界隈」は少し違ったルーツが混在しているのではないかと考えられる。

というのも、「天使界隈」を身に纏う女性たちの写真を拝見していると、度々ジャージ素材の洋服に真っ白なエプロンを着用している人が見られる。また、淡い色のレッグカバーを着用している人も度々見られ、サイバー・ファッションからも影響を受けているものと考えられる。*4この"真っ白なエプロン"はロリィタ・ファッションで用いられている"エプロンドレス"のタブリエやエプロンとは様相が異なっており、見た時に想像されるのは明らかに「メイド服」であろうと思う。また、サイバー・ファッションは"近未来"をイメージさせるものであり、そこにはアンドロイドとか、ロボット的なイメージも含まれていると考えられる。*5 このアンドロイドやロボットにも、特にサブカルチャー方面では一定の「メイド」イメージがそれなりに定着しているように思う。

先程少し、ヘッドドレスに「メイド」のイメージを抱く人も一定数いるだろうということを述べたが、以上の点から、「天使界隈」で用いられるヘッドドレスにはもしかするとこうした「メイド」のイメージも包含されているのではないかと考えられる。(あくまで憶測ではあるが)

実際に「天使界隈」と検索してみると、「サブカルジャージメイド」という検索候補が表示され、「天使界隈のメイド」ファッションを着用している人も見られるので、あながち間違ってはいないのかもしれない。「メイド」もファッションになる時代なのかと思わされる。

 

ヘッドドレスにせよ、レッグカバーにせよ時代とともに着用する人が少なくなっていったアイテムである。また、「メイド」的なイメージにしても、流行していたのは平成であり、少し前の時代であろう。こうした少し前に流行したものがまた時代とともに注目されるのは世の常なのだろう。今は平成ギャルもリバイバルしているようで、文化祭とかでこういう格好をしたりするの、可愛いよねーと話している女の子たちを見掛けた。

こうしたファッションアイテムやファッションスタイルは、当時流行した形とは様相を変えながら、"ネオ"なファッションスタイルに受け継がれている。しかし、どの時代においてもその根底には"カワイイ"の魂があるように思う。

"カワイイ"は少しずつ姿を変えながらも、繰り返していくものなのだろう。

 

*1:ロリィタに合わせるヘアアクセサリーのこと

*2:ゴシック・ロリィタ・ヴィヴィアン等の専門古着販売店

*3:こうして言葉に書き記してみると、趣向としてはロリィタよりはパンク・ファッションに近いな、と今改めて思った。

*4:サイバー・ファッションも現在のものと90年代後半に流行していたもので少し様相が異なるようだが、ここではどちらかと言えば90年代後半のものをイメージしている。

*5:「天使界隈」で着用されているレッグカバーを見ていると、正しくアンドロイドのキャラクターである、ボーカロイドシリーズの鏡音リン・レンを思い出す。

旅の続きへ―舞台「キノの旅Ⅱ-the Beautiful World-」キノステ 感想など

※6/25 千秋楽までの感想などを最後に追記しました。最後まで本当にお疲れ様でした!

 

昨年「ここ数年で一番終わるのが惜しかった舞台作品だった、早く第二弾やってほしい」と感想を書いた推しが主演を務める作品が、まさかのたった1年後に第二弾が決定し、現在絶賛公演中である。

発表された時は本当に嬉しくて、初日を心待ちにしていたけど、始まると早いものでもう半分終わってしまったという…。今回も私は全通予定なので、明日以降も観劇予定があるのだけど、第二弾もすごく良かったので、もし観に行くのを迷っている方がいたら是非!配信もあるから是非!という気持ちで早めに感想を書いて置いておきたいと思う。

というわけで"キノステ"こと舞台「キノの旅Ⅱ-the Beautiful World-」の感想ほか。

 

※ネタバレしかないので、観劇予定の方はご注意ください。

 

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初演が発表された時は、推しが主演でキノの旅!?とすごく驚きつつすご~く嬉しかったのを鮮明に覚えている。何故かというと、過去に原作を読んでいた作品であり、何より私は原作の挿絵を描かれている黒星紅白さんの絵が長年大好きだからであった。だからビジュアルが発表された時に原作絵に寄せてくれたのがすごく嬉しかった。

ただ推しがキノを演じる=男性が演じるということだし、エルメスを人が演じるということもあり、どのような見せ方になるのか若干不安ではあったのだけど、"エルメスに乗って旅をするキノ"を「舞台作品として上演する意味」をしっかり考えて作品として考えて作り込んでくださっていたので、キャストさんの演技一つひとつにしても、演出一つ取ってもすごく満足度の高い作品だった。推しがキノを演じている所は他の作品を見てきた中である程度想像は出来たのだけど、想像以上に説得力のある役作りをしてくれていて嬉しかった。

詳しい感想は下の記事を参照してほしい。

appleringo.hatenablog.com

この初演を経ての第二弾だったので、発表された時は本当に嬉しかった!また、キャストやスタッフの方々がインタビューなどで口々に「前回とは全然違う見せ方になっている」と話されていたので、今度はどういう切り口で見せてくれるのかすごく楽しみだった。

初日を迎えて観劇してみて、確かに特に構成面で前回とは全く違った見せ方になっていて、一方で、初演ですごく良かったな、と思った演出等は残してさらに進化させてくれていて、今回も期待以上のものを見せてくれて、すごく面白かった!

 

初演は、初めだからというのもあって、キノが誰かと出会う/回想するという要素が大きくて、キノの旅らしい単発のお話+今後活躍するキャラクターとの出会いや関係性の提示がメインだったと思う。第二弾ではその流れを踏まえてシズや師匠がメインで活躍する回も散りばめられていて、かわるがわる様々なキャラクターが登場してテンポ良く話が流れていくので、より原作の短編集的な読了感に近いように思った。

また、初演でもそれぞれの国の在り方や物事をあるままに俯瞰として書くよりかは、登場人物の視線を通した描き方を踏襲してくれていたと感じているのだけど、今回はシズや師匠(そして彼らの相棒たち)がその視線に入ってくれているので、一層"世界の見え方や感じ方は人それぞれ違う"ということを強く感じられるな、と思った。これは、今回の話のセレクトの中に「仮面の国」が入っていたのも大きいかもしれない。

「仮面の国」は、キノ、シズ、師匠たちの3組が同じ国を訪れた時の様子が描かれているので、それぞれの旅の在り方、旅先の国との関わり方が視覚的に示される。キノはこの国はこういう文化なんだなということをあくまで傍観する立場、シズは国の人達の気持ちを想像して介入してみる立場、師匠はとにかくどうしたら自分の利益になるのかを考える…と本当に三者三様な旅姿を見られるので、同じ国でもこうも人によって世界の見え方が違うんだ~というのが舞台という自分と地続きの場所で繰り広げられることで、身を持って実感できるのが面白いな~と思った。高いものなので物々交換で~と澄ました顔でさらりと言ってのける師匠の横でぶるぶる震えながらそれを回想するキノのギャップがすごく良かった。笑

「仮面の国」はキノたちが訪れた後にそこら中が仮面だらけなのを表現するために、仮面をつけた国民がぬっと表れて踊るんだけど、あれはすごくインパクトがある。陸が「仮面のような顔」を指摘した時に後ろのスクリーンが"顔"という文字でいっぱいになるのなんかも面白い表現だと思った。舞台映えする話だと思う。仮面の人を警戒してふんふんする陸可愛いな。笑 あと毎回エルメスが様々な日替わりに対応してて本当に面白い。本当に知らん人が乱入して来てイケてるモトラドくん、イケてる俺と旅をしないかい!?って声を掛けた時はどうしようかと思った。ギモンを持った少年・ギモンくんの登場も好きすぎる。笑 (三好さん毎回お疲れ様です。笑)

 

あと、初演と比べると話のセレクト的に、直接キノに「実は女の子」感を感じる場面が少ないかと思うんだけど、今回の櫻井さんは、隠れてるのが見つかった時のひゃ!っていう反応とか、自分の提案が却下された時に頬を膨らませる仕草とか、ふとした時の立っている佇まいとか、本筋とは重ならない本当に細かな点でそういう可愛らしさを表現されていて、一層自然ですごいな~と感心してしまった。

「女の子」感とはまた違うけど、今回セレクトされている「砂漠の真ん中にてb・a」でのキノは、無邪気に笑う所も含めて話し方や声の作り方を他の話より若干まだ幼さや可愛さが全面に出る感じで演じ分けられているのかな~と感じていて、それも上手いなーと思った。エルメスも若干振り回されているヤレヤレ感が強めで良いなって思う。笑 砂漠の~でばったり倒れたキノが雨が降りそうなのを砂から察知してわからないくらいの表情の変化で表現してるのもすごく好き!今回は主題歌の流れる部分がダンスになっていて、それがこの話と繋がっているのもすごく自然で素敵な演出だな~と思う。雨の中のダンス、コートをはためかせるように動いているのがすごく画として綺麗で好きだし、私は推しのターンが大好きなので、くるくる回って楽しそうにしている所が綺麗でずっと見てたいな~と思っている。(初演の時、主題歌大好きになったので、同じ曲を使ってくれたの本当に嬉しい!) あの話って改めて見ると、すごくキノの在り方の礎みたいな話だなって思った。

 

そして、初演から変わらなくて嬉しい!と思っているのは、まずはあの光を当てると裏が透けるようになっている舞台セット!あれ本当に天才だと思う…。旅人3組は乗り物に乗って旅をしているから、あのセット+映像の表現の担う部分は凄く大きいと改めて思った。特に"エルメスに乗っているキノ"を視覚的に提示してくれるから、それ以外の時の辻さんという"人"がエルメスを演じるという舞台らしい表現が一層際立つというか。師匠の車、シズのバギーもあのセットがあるからリアリティが増していてやっぱりすごく好きです。初演の時も書いたかもだけど、私は取り敢えず映像で画面を派手にしようみたいな演出が好きじゃないから、山本さんみたいに「人が見立てて出来る表現は舞台らしく人がやって、それを補うように映像を使用する」というハイブリッドな演出方法が演劇らしくてすごく好き。今回だと「魔法使いの国」の飛行機が飛んでいくシーンの映像、順番に遠ざかっていくのを映し出す場所で表現してて面白いなって思った。

 

次に、前項でも少し触れたけど、辻さんのエルメスとしての佇まいと、それに対するキノの身振りや動作が健在で嬉しかった。初演でモトラドを人が演じるということがしっくり来ていたのがすごいな~と思ったのだけど、飄々と良く喋るけどキノが止める身振りをしたらその場から絶対動かない(これ、今回初めて観に来てくれた友達がすごい!って言ってた)、とか、キノが跨って出発する時には一旦エンジンを掛ける間があって、反動を感じるように動く、とかそういったちょっとした動きで本当にモトラドに見えるという瞬間が今回も沢山あって、見立てる表現大好きな私は相変わらず歓喜だった。

それに加えて、今回は泥濘を進むために重そうに押していったり、銃撃戦で2人が連携してキノが素早く避ける演出で弾除けしてるのを表したり、エルメスに布の端を持たせて布を引っ掛けて張っている様子を表したり、2人の表現の幅が広がっていて、初演であれだけ色々見せてくれたのに、まだこんなに表現があるのか~と可能性を感じた。

あと私はキノとエルメスの感じ方の違いの描写が好きなんだけど、今回は特に「魔法使いの国」でそれが見られて、嬉しかった。例えば国長に歓迎されている時にエルメスがスラスラ~っと不満を言い述べた時にキノが慌ててそれを止めて暫くむっとした顔しているのとか、ニーミャがフィアンセにキスした時に口笛を吹くエルメスをキノがこらっ!て思い切り叩いて逆に硬さにやられていって~!って顔をする、当のエルメスは何?って涼しい顔をしている…というような、細かい"人間と、機械"の描写が舞台上での見え方をより深いものにしてるなって思うので。

「魔法使いの国」はニーミャと2人のアイディアの出し合いのテンポが良くて観ていてすごく楽しい。小口さんの芯が強くて、でも可愛らしさもあるニーミャ、すごく好き。前でも少し触れたけど飛行機が飛ぶシーンは圧巻だなと思う。細かいんだけど、キノがニーミャの話を聞きながら微妙に苦笑いしてる所があるなと思っていて、(あ、実は飛ぶのをあまり信じていないんだなぁ)を感じられるのがニクいポイント。あとこの話のエピローグの2人の会話が日に日に素朴で何気なさを感じる雰囲気になっててすごく良いな~と思う。(これがカテコで三好さんが言っていた"さり気なさ"の1つなのかもしれない) 2人の会話のテンポ感は初演から息ピッタリだったけど、第二弾になって一層、呼吸の間まで息ピッタリで好き。

 

他にも、「英雄達の国」もきっちりNo Hero→Seven Herosの順番で描かれていて、原作同様に後から明かされる事実を噛み締めて味わえる構成になっていて嬉しかった。このお話は今回の中で一番裏側とか7人やキノの心情を考え直しちゃう話だな~と思った。見ていると調査員たちは生き残ることより、心のどこかにある自分が一番華々しい成果を上げて死にたいという気持ちが会話の節々から滲みだしているのが言葉に出来ない気持ちになった…。何も知らされる術がなかった彼らにはもうそれしか残ってないんだなぁと思って…。最後の調査員とキノの対話シーンが毎回少しずつ雰囲気が違うのが良いなと思うんだけど、どんよりと思い空気が流れている中で、調査員の言葉を聞いた後にキノが僅かに動揺して空気が動くのが好きだな、と思う。対比して戦っている時のキノが楽しそうなのも良いよね。

銃撃戦のアクションもカッコよかった!初めのキノがエルメス弾除けにするシーンもカッコよかったし、その後も惜しみなく色んなところが爆発する!笑 フルートで狙撃しようとしている時の鋭い視線がすごく好きだな~と思って見てた。(自分たちが守りたかった国でもらった最新式のライフルを使う人間と撃ち合って敗北して散っていくの、すごい皮肉だよね…。)

あと衣裳の帽子!!私はやっぱりキノと言えばこの帽子のイメージがすごく強いので…衣装チェンジがあってすごく嬉しかった!!!帽子とブルーのジャケットの衣裳の時のビジュアルが体型含めてあまりにも完璧すぎて…本当に…。

 

「保護の国」は保護動物のビジュアルが強烈ですごくインパクトがあった。笑 初演から引き続き師匠は歩き方から銃の抜き方まで本当に滑らかで美しくて、隙のない感じをしっかり表現されていて素敵。交差するように歩く歩き方、美しすぎる…と今回気がついた。ずっとポーカーフェイスを保っているのだけど、保護動物におちょくられている時に段々イライラしてきているのをそういう空気を醸し出すことで表現されていて、加藤さんすごいな…と思った。今回の師匠で一番好きポイントは、実は仮面の国で机に座る時の動き。そんなに滑らかに座れることある!?と思っている。相棒も基本的には尻に敷かれているけどやる時はやるっていうギャップをしっかり感じられて良かった。2人が銃を構える瞬間の画が本当に強いのだ。(そして流れる不穏な音楽も大好き。笑) 「守られているということは、力があるということではないのですよ」、肝に銘じたい言葉だと思う。

 

「賭けの話」も箸休め的に挟まれることで、小説のテンポ感の表現に一躍勝っている感じで、良いなと思った。音楽も相まってなんだか可愛い雰囲気なのに、一人だけ全然かわいくない賭けっていうギャップも、色んな人がいるんだなと思えて良い。笑 どの話もそうなんだけど、初演に引き続きそれぞれの国での国民を演じる皆さんの演じ分けが素晴らしくて、最初から最後まで全く違う国を回っていることを肌で感じられるのがすごく好き。本当にただのモブ、背景ではなくて、ひとり一人のバックグラウンドが見える形で役作り・演出をしてくださっているのが嬉しいなと思う。休演日のツイッターでスタッフさんが衣裳の数がすごい!というのを載せてくれていたけど、きっちり気候や文化で分けてくれているの本当にすごいな~と思う。これだけメインキャラクターと関わる人がくるくると動いてく作品ってあまりないし、解像度が高ければ高いほど"旅"を感じられるので。

 

「祝福のつもり」もラストを知っていたので、ラファ役の鈴木さんがシズに自分を売り込むラファをわざと無邪気に明るく演じているのに初めから切なさを感じてウッとなってしまった。私は今回センターの席が多いんだけど、センターから見るラストの雪景色のシズとラファのシーン、本当に美しくてかなり心に刺さるのでみんな見てください!(?)

シズと陸は今回からキャストが変わったけど、三好さんのシズは今まで戦ってきた貫禄と覚悟故の言葉の節々の重みがあって、これからコロシアムに向かうシズにぴったりだった。そして、仮面の国と祝福のつもりのシズが纏う空気感が全く違うのもすごいなと思った。ちょっとスレてて重い荷物を背負い続けてるみたいな表情がこの話とコロシアムを経て、穏やかになっている変化をしっかり演じ分けられていてすごく良い。ただ、ちょっとスレてる感はあるけどそもそもの根が優しいのもラファとの関わりの中で見えてくるのが良いなと思う。最後にラファの外の世界って本当に綺麗ですね!に対して、そうか?って言いながら振り向いたシズが少しハッとした顔してそうかもな、って告げるのが世界の見え方が人との関わりで変わった瞬間みたいを垣間見たようで。

陸は前回のもっふもふ衣装も好きだったけど、シズとの会話が増えた今回は確かに"紳士"である方を強調するのは正解かもしれない。でも関さんがふとした時ちゃんと"犬"の瞬間を演じてくれているのが良かった。日によって警備員に足でお手するシーンや、シズに締め出されて部屋に入れてもらえた時に唸るシーンが好きすぎる。笑 しっぽを手で支えてるのもポーズ的に紳士っぽくなって良いなと思うんだけど、たまに手動でブンブンさせてるのが可愛い。笑

 

というわけで、非常に細かくて長い文章となってしまったが、総括すると、初演の良さはそのまま引き継ぎつつ、新しい見せ方も提示してくれたことで一層深みがあって小説の持つ雰囲気を舞台らしく落とし込んでいて期待以上だった!という所である。

カテコで推しが挨拶していた時に、1人ひとりの中にそれぞれのキノの旅があって、1人ひとりがキノの旅だから、1人ひとりが素晴らしいのでみなさん自信を持って生きてください!という話をしていた。観た人/読んだ人によって感じ方がかなり違う作品だから、それぞれの感じ方を大切にしてそれに自信を持ってほしいということなのかな~と思いながら聞いていた。確かに個々人の在り方みたいなものを今一度考えるきっかけになる作品だよなぁと改めて思った。

毎回同じ国なのに表情とか、セリフのニュアンスとか、色々なものが重なって少しずつ違った景色に見えるから、国民のみなさんが生き生きして見えて、それを旅人たちの目を通して体験できるのが本当に旅みたいな舞台だな~と思っていて、舞台の醍醐味が活きてる作品だな~と思う。それは原作が良いからであり、スタッフさんの腕が良いからでもある。今回1、2列目の観劇だけど後ろから全体も見てみたいかもと思った(円盤を見よう!)

全く時間がなくて結局原作を読み返せてないので、早く読み返して読めてない部分も読みたい気持ちでいっぱいになった。

 

今のところ明日以降の公演がどうなるかわからない所ではあるが、再開したら興味のある方は是非観に行ってほしいし、配信もあるので是非見てほしいです!

最後に今回カテコ撮影会があって動画を撮っていたので、折角だから写真にして置いておく。キャストの皆さんが言っていたけど、確かに劇団っぽさがある。

 

※6/25追記

この記事を書いた丁度次の日に公演が中止となって、その後再開のお知らせがあり、残りの24日と25日千秋楽も観劇してきた。

辻さんが体調不良で出演見合わせのため、エルメスは山本タカさんの影マイクと映像で表現ということで、どんな風になるのかドキドキしていたんだけど、たったの2日間で映像を追加して表現プランも調整して、スタッフさんもキャストさんも今出来る最善を尽くして違和感のないように仕上げて、旅を続けてくれて、本当に感謝しかないな~と思った……。特に櫻井さんは、映像と影マイクに合わせて間の取り方も演技も変えてて、本当にすごいな……と思った。タカさんの影マイクも違和感なく聞けて、本当にこんな短期間で…プロ魂…と思った。

24日のマチネの「どうしようか、悩み続けようか」を噛み締めるように言っていたのがすごく胸に刺さったし、終盤、雨の中でエルメスの機体をそっと笑顔で撫でるのも辻さんのエルメスを思う気持ちを感じて、すごく良かった。カテコの挨拶で加藤さんや櫻井さんが「旅が途中で止まってしまうことが辻くんにとって一番悔しいことだと思うから、いつか第3弾に笑顔で戻ってこられるように」「りょうくんの居場所を守るために旅を最後まで続けることにしました」という話をしていて、素敵なカンパニーだな…と思った。

映像のエルメスとのシーンだと、「魔法使いの国」でエルメスがキスシーンを見てひゅ~♪と言うのをキノが思い切り叩いて倒れ込んで痛さに悶絶したり、もう一回叩こうとしてた所が印象的だった。笑 ニーミャの家で物陰にこそこそ潜んだり、最後国から逃げようとして捌けたのに、国長に引っ張り出される演出になってたのもなんだかユーモアがあった。笑 あとは英雄達の国の初めの銃撃戦、すごくダイナミックにアレンジされててカッコよかった。(櫻井さんと三好さんで考えたというのはここのことかな)

日替わりで二日連続でオ・ネダリ―くんが暴れまわってたのは笑った。その近くの席だったからよく見えたんだけど、本当にオ・ネダリーくんのブロマイド(ネットプリント)だったので笑った。「オ・ネダリーさんの写真なのにボクがサインするんですね…」と戸惑うキノがすごく面白かったです。三好さん、毎回お疲れ様でした。笑

 

千秋楽はみなさんの挨拶が聞けて嬉しかったし、タカさんのお言葉も直接聞けて嬉しかった!!我々は千秋楽の国(関さんが言ってた。上手い!) の住民!!櫻井さんが、前に辻さんと"なんで舞台に立つのか、演劇をやるのか"という話を真面目にしたことがあるという話をしていて、その時にみんなに笑顔になってほしい、みんなの笑顔を見たいから、愛を返したいからなんだって思ったんだという話をしていて、すごく良かった。愛を持って演じて下さっているのがすごく伝わるので、言葉でもそれを伝えてくれるのがすごく嬉しいなと思った。捌け際に言っていた皆さんの人生の旅の途中でまたお会い出来たら嬉しいです(※ニュアンス)という言葉がすごくすごく好きだった。

改めて推しがキノをやってくれて本当に良かったな~と思った。好みの作品を、好みの演出と信頼のおけるキャスト陣で観られるのって本当に贅沢だな~と思う。

まだまだお話は沢山あるので、本当に是非第3弾も観たいな!と思っています。いつでも待ってます!!

 

最後にすごく余談なんだけど、パンフレットを買った時、黒星紅白先生のキノステバージョンの2人の描きおろしイラストが載っているって知らなくて、家で開いて本気でギャって声が出た。ずっと好きなイラストレーターさんが推しの絵を描いてくれる世界……生きててよかったな~ととても思った……。ありがとうございます。

お寄せいただいた舞台の謎特典情報(続・舞台の特典について考える会)

appleringo.hatenablog.com

 

先日書いた上の記事を読んでくれた方から

マシュマロに面白い舞台の特典情報をお寄せいただいたので紹介したいと思う。

それは…余韻に…浸らせてほしい…。

何らかのイベントでスポンサー企業の商品が配られるということはあるあるなので、

それがたまたま舞台で行われたということなのかもしれないけど、察するに割と重めな作品だったと窺えるのに噛み締めている途中で全然関係のないドレッシング渡されたら、一気に現実に引き戻されて悲しすぎますね。韓国に関係のあるものであったら、今韓国のミュージカル見てきたからな…とか自分を納得させられるかもしれないけど、全く関係なかったらもうどうしようもない…。

せめて入る時とかにスポンサー商品お配りしてま~すとか言いながら配ってほしいものである。

 

このマシュマロをいただいてから、私も昔、戦国もののそれなりに重めの内容の舞台を観終わったあと、音楽番組のコラボ企画で帰り道に観客がCandy Boy*1にキャンディを配られるという謎のイベントが発生したことがあったのを思い出した。

一応そのキャストたちはアンサンブルで出演してはいたものの、作品とCandy Boy自体は全く無関係なので、(何故今ここでキャンディを…)とは思った。もしかしたらマシュマロをくれた方も同じような気持ちだったのかもしれない…(?)

若手俳優メイン舞台では食べ物が特典で付属することってあまりないけど、ある程度作品に沿っていれば、嵩張って使わないものを渡されるよりは食べたら無くなるから良いのかも、と考えた。(そういえば今度ドーナツが付いてくる舞台あるよね) 衛生管理が難しそうだからあまり広まらないのかもだけど…。

 

あと、美容師がテーマの舞台を観劇した時に物販でシャンプーとトリートメントの試供品を配られたのを思い出した。これこそ多分スポンサー企業の商品だったんだと思うけど、作品にも沿ってるし、遠征の時とかに持っていって使えるしまあアリかなと思った。作品自体はそんなに面白くなかったけど…。

そういえば入浴剤が付いてきた舞台があったのも思い出した!(これはお風呂のシーンがあったからだと思う) 消耗品系、意外とアリかもしれない。

 

まあでもやっぱり前の記事の通り、一番良い特典はブロマイドかトレカだと思う。

送ってくださった方、貴重な情報をありがとうございました。

*1:その音楽番組発の俳優もやってるボーイズグループ。今久しぶりに検索して、まだ元気に活動してて(知らなかった…)になっている。